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ふかひれスープ

ここに書くことでもないですが。PCの調子がもの凄く悪いです。

11月の更新プログラム、うまくいかなかったのでしょうか??

ワードとネットを両方開くと、動作がとにかく遅い。とまる。

つらいものですね(笑)

『ふかひれスープの素』が市場によく出るようになった。

我が家も世間の流行りに乗って購入する。


贅沢の極み『ふかひれ』が入っているスープ。

大事に大事に戸棚にしまい、いつ食べるかワクワクしたものだった。


そして、とうとう『解禁』の日がやってきた。



*****



「今日はふかひれスープよ~。」

「「やった~~!!!!」」


食卓の上に置かれた鍋から中華料理の匂いがする。

ふわふわのタマゴがスープの中で揺れていた。


一体どこにふかひれが?!


とお玉で鍋をかき回すが特に見つからない。

父に「これだ。」と言われてちょこっとしか入っていないふかひれに、


(世の中そんなもんだよな。)


と苦く思ったのは私だけではないはずだ。


ともかく、待ちに待ったふかひれスープ。

おいしいんだろうな~。と過度に期待した。


中華なお椀にスープを分け、食欲をそそる匂いを堪能して、レンゲでスープをすする。


「……。」

「……。」

「……。」


一瞬で父・兄・私の手が止まった。

何度かスープをすすり、お椀をテーブルに置く。


それぞれから失笑が漏れ出る。

そして心が叫ぶ。


(味、薄っっ!!!!!!)


「お母さん……。」

「何?」

「今度は何をしたの。」


裏に説明書きが載っていたはず。

母はそれをよく読んで作っていたはず。

計量カップも大活躍していたはず。

なのになぜ……。


「始めは分量通りに作ったのよ?」

「ほうほう。」

「でも4人分には量が少なくて。」

「ほほぅ…。」

「水、たくさん入れたのよ。」

「……どれくらい??」

「……。」


私は『素』のパックをゴミ箱から拾い、裏を見た。

『本品に対し、水400㎖を入れ――』


(…………。)


目の前の鍋の中身の体積量。

およそ1.5ℓ


「どうして?!量を多くしたのなら、味も多くしなくては?!!??」

「C!母さんは1人分の量を多くしたかったわけでだな…」

「おいしいものは沢山食べたいもんね?!でも味は??!!味は良いのか??!」


毎度出てくる父の苦しいフォロー。

わかるけど。気持ちはわかるけど……!!


「おいしいものは体に悪いから。」

「そんなこと言ったら何も食べらんないからね!!?」


父のフォローを無下むげにする母の切り替えし。

どんどん場が混乱していく中で、兄が言った。


「塩コショウ取って。」

「あ、はい。」





食事中に騒ぐなんて骨頂こっちょう。(ご飯がおいしくなくなっちゃう!)

大人になったのだから、慌てず騒がず、クレーム処理は迅速に!!



……今日も今日とて、塩コショウは大人気なのであった。



*****



ある日。

既定の量、既定の作り方通りに『ふかひれスープの素』でスープを作った。


スープはトロトロ。

玉子はふわふわ。

味はチープでジャンクな中華そのもの。


(世界三大料理は伊達じゃない……!!)


そう思いながら少量のスープをよくよく堪能したのだった―――。






食べられればそれで良いとは言ったものの、少しでもおいしく食べたいと思ってしまうのは、日本人のさがなのか、人の性なのか……。

異世界転生・転移で食事事情改善化を見ると、「皆、おいしいものが食べたいんだなぁ…。」としみじみ感じてしまいます。


え、もしかしてうちのごはんって異世界なのか??!!

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