訪問者?相手はモデル体型!?
幾人が部屋でオフ会に向けての作戦を考えているそんな時、幾人のあぱーとに向かう一人の女の子がいた髪は肩にかかるぐらいのセミロング、体はほっそりしているが、出るところはしっかり出ている、いわゆるモデル体型である。
「ここ・・・だよね?フフ、突然来たら驚くかなー♪久しぶりだしねー」
女の子は、アパートの階段を上りある部屋の前で立ち止まり、深呼吸をして意を決したようにインターホンを押す。しかしなんの反応も帰ってこない。
「あれ?いないのかな?でも確か、電気ついてたよね?おかしいなー」
ところ変わって幾人の部屋
ピンポーン、ピンポーン
「だれだ! こんな時間に! 今は来客に応対してる場合じゃないんだよ!」
しかし、インターホンの音は鳴りやまない、むしろ酷くなってないかい?
ピンポーン!ピンポピンポピンポピンポーン!
「あーーーー!うるさーーーーい!」
あまりのしつこさに嫌気がさした幾人は苛立たし気に玄関へと向かい勢いよく扉をあけ放った。
「誰だ!こんなときに!」
そう怒鳴った幾人はそこに立っている女の子を見て流石に驚いたのか一瞬固まってしまった。そして女の子はこう幾人に言う。
「久しぶり!元気してた?」
「え???」
幾人は、いかにも誰だこの人みたいな間抜け顔をした。
「あ、あれ?もしもーし?きこえてるかーい??」
「あんた誰?」
「な!?ちょ、ひどーい!覚えてないのー!?」
「いや、覚えてるも何も初対面では?」
そう答える幾人に対し、女の子はうつむきプルプルふるえて・・・え、ちょこれまずいよ!?絶対やばいよ幾人君!なんか女の子の後ろから鬼見えてるよ!?うっすらだけど確実に出現してるよ!
「い、いや、ちょっと待った、え?なんで怒ってんの!?ホントに初対面だよね!?」
この、おバカーーーーー!!
「あーそーですか、覚えてませんか、フーーーーン」
ホントまずいって、幾人さん謝って、ほら早く謝って!爆発寸前だよ!!
「す、すまん!!いや、ほんとすいません!!なんで怒ってるかわかんないけど、すいませーーん!」
「はぁぁぁ、しょうがないなー、いっくんは・・・」
「ん?いっくん?その呼び方・・・もしかして加奈子!?」
「やっと、思い出したか」
「いやだって、でかくなってるから」
と、いっくんこと、幾人は女の子のある部分に視線を注ぐ
「どこみてんのよ!?変態!!」
「み、見てないし」
ガン見でしたね確実に。
「とりあえず、上げてくれない?寒いんだけど」
「あ、ああ、そうだな、どうぞ」
少し戸惑いながらも幾人は部屋へ、その女の子、加奈子ちゃんを部屋へ上げた。