執念!これぞヴァルキリー!
レイア達ヴァルキリーファミリーがボス戦を開始して約10分ほどが経過し、ボスのHPが残り三割を切ると、ボスモンスターに変化が起きた。今まで取っていたリザの姿が崩れ去りその中から小さな丸い物体が出てきたかと思うと、それが開き小さな狐のような姿になった。
「「「ちっさ!? 」」」
その変化にメンバーたちも唖然としたが、すかさず攻撃を加えようとしてくるボスにすぐ我に返り攻撃を回避しようとするが、放たれた攻撃は数人のメンバーを標的として追尾し始めた。
「な!? 必中攻撃かよ! 」
ウルにも追尾攻撃が迫る、すぐさま防御態勢に入りなんとかダメージを減らすことには成功し、すぐに攻撃態勢を取ろうとするが、ウルは体が硬直して動かないことに気づいた。
「くそ、麻痺の異常状態付きかよ!! 」
そんなウルの様子を見たレイアが、追尾攻撃を受けていたほかのメンバーたちのほうを見やる。そこには麻痺以外の異常状態やデバフをかけられているメンバーたちがいた。
「気を付けて! 麻痺だけじゃない! 支援職はすぐに異常状態回復を!! デバフの解除は後回しにしなさい! 」
威力も高く、防御が間に合わなかったメンバーは、最大HPの約四割を持っていかれていた。
「マスターまずいです! ボスが!! 」
そう言われてレイアはボスに向き直ると、ボスのHPが徐々に回復していることが分かった。それを見た瞬間からのレイアの反応は早かった。すぐさまボスに接近してスキルコンボでありったけのダメージを与える、しかしレイアだけの火力ではそれほどのダメージにはならずまたすぐさま回復が始まる。
「レイア!! どけーーーーー!! 」
すぐ後ろからの声にレイアは、反応し横跳びで回避、その瞬間レイアのすぐ横を巨大な光の剣が振り下ろされると同時に巨大な爆裂音とともにボスが光に包まれる。
「くそ!! まだ無理か」
そう言ってウルは剣を振り下ろしたほうを睨みつける。そこには残りHPをほんの一割残したボスが立っていた。あと一撃でもすぐに与えれば倒せる、しかし他のメンバーたちはMPが回復しきっておらず強力な一撃を放つことができない、万事休すとレイアがあきらめかけたその時だった。
「まだです!! 」
声の主、茶々はボスに向かって疾走する。
「これで、終わりです!! 」
そう叫びボスへ、怒涛の連撃攻撃を加える。それにより嵐のように戦斧が舞い、そして最後の一撃を与えたとき連撃数は21と個人では驚異的な連撃数表示された。連撃が終わり数秒ボスの姿が、割れるような音とともに砕け散る。
それとともにボス部屋で暗闇に包まれていた部分が晴れ、その中から暗闇にのまれていたリザと残りの数人のメンバーたちが姿を見せた。リザたちもどうやらモンスターを倒すことに成功し何とか抜け出すことができたようだった。
ヴァルキリー・ファミリー
クエスト クリア
CONGRATULATION!!
そんな文字がレイア達の前に表示された。




