進展!パーティーの始まり!
暗闇でリザたちが、モンスターとの戦闘をしていることに気づき、レイアは暗闇の中にどうにか入れないかとその場にいるメンバーたちで試していたのだが、暗闇に入ろうとすると黒い幕に阻まれ中に入ることがどうしてもできなかった。
「くそ! どうなってやがんだ! たいして硬いわけでもないのに攻撃しても手ごたえみたいなのがまったくねー」
その幕はどれだけ攻撃しても、まるで実態がないかのように攻撃を受け付けなかった。それでいて何者も通さないかのようにそこにあった。
「ちくしょう、どうするよ」
「なにか、特別なことをしなければ無理なようですね」
いったい何をすればいいのかと、その場で考えようとしたときレイア達のほうでも変化が起きた、今まで宝箱を包んでいた黒い靄が、揺らぎ始めモンスターのような形をとりはじめた。それに気づきメンバーが警戒を始めると同時に、それは突然レイア達に向かって襲い掛かってきた。それをよけなんとか隊列を組みなおしたレイア達は姿を変えた黒い霧が形どる姿に衝撃を受けた。
「な!? リザ!? 」
そう、霧がとった姿はリザそのものにうり二つの姿だった。
「どうなってんだ!? 」
「もしかしたら、今までのボスの情報が複数存在したのは……」
「クエストに参加したメンバーの中からランダムに選んだプレイヤーのキャラを模して、そのキャラと同等のステータスや、スキルを使ってきていたから…… なるほどね」
「確かにこれは、手強いですね。」
「だけど逆にこれは、チャンスともいえるわ」
「ああ、オレらにとっちゃあ仲間のスキルやステータスなんてのは知り尽くしてるようなもんだ」
そう言ってウルが余裕といった感じでリザ(偽)に向けて自慢の大剣を構えた。それに対してレイアは油断しないようにと声をかけ、自分も細剣を構える。
「さあみんな! 遅くはなったけど、ここからが本当のパーティーの始まりよ! 」
「「「おおー!!」」」




