ナンパ!?ゲーム内でバカ発見です!
幾人と加奈子が、ゲームにログインしてお互いの正体を知り、怒鳴りあているころ、ちょうど、クエストから帰還してくるプレイヤーがいた。
「はぁー、今回は収穫ゼロかー最近、全滅女の子に相手にされないんだよなー、何がいけないんだ??」
そう、ぼやきながら男性プレイヤーは都市内を歩いていく。
「はぁぁ、どこかにかわいい子いないかなー」
男はそう言いながらキョロキョロとあたりを見渡していると
「お!あの二人組いいかもな、うーん、一人はちょっと気が強そうだけど、もう一人はなかなか・・・」
そういって男は、女キャラの二人組に近づいていくのでした。
「大体なんで、女キャラなんて・・・・」
「ねー、君たちー今もしかして暇かな?」
レイアと茶々の前に一人の男性プレイヤーが声をかけてきた。
「なに?今取り込み中なんだけど」
ギロッと茶々に睨まれるが、男はそれをスルーし、レイアに話しかける。
「この前、いいレアアイテムがドロップするクエストみつけてさー、よかったら一緒にどう?」
うわー、ナンパしだしましたよ、ゲーム内でもこんな人いるんですねー。
「行かないわよ!てゆうか、あんた誰よ!」
茶々が、睨みながら、苛立たしそうにに聞いた。
「あー、俺?俺は、シグよろしくね~w」
ナンパをしてきた男プレイヤー、シグはチャラ男のような口調で自己紹介をした。
「何がよろしくよ!大体、こっちはあんたにかかわってる余裕ないの!わかったらどっか行って!!」
そういって、茶々は、シグを去らせようとするのだが、シグ本人は、その気がないらしく、馴れ馴れしくまだレイアに話しかけている。それに対して、レイアは完全無視を決め込んでいた。
「ねー、君聞いてる?ねーキャラネーム教えてよー、別に減るもんじゃないしさー」
「・・・・」
そこに、茶々が再び口を出す。
「あーーーーー!!!もう!そっちが、どっか行かないならこっちが、どっか行く!行くわよ!いっ・・・レイア!」
ガタッと勢いよく立ち上がりレイアの手を取り、行こうとすると。
「えー、もう行っちゃうの~、ねー待ってよー、ねー」
シグは、しつこくついてくる。
「うざい!しつこい!キモイ!だいいちゲーム内でナンパとか頭おかしいんじゃないの!?ナンパしたいならリアルに戻って勝手にしてくれない!!」
茶々は、これでもかと言わんばかりに拒絶する。
「ひどいなー、せめて名前ぐらい教えてよーそれで今日はあきらめるからさー」
今日はって、言いましたよこの人!?絶対また来るつもりですよ!本当にしつこいですねー、こいつメンタルすごいなー、そんな時初めてレイアが口を開く。
「あのー、俺は中身男なんで、マジでやめてもらっていいですか?」
と、シグに伝えるのですが、ゲーム内では、ボイスも変えられるため、レイアは女性ボイスにしていたため、シグはそのせいもあって信じなかった。
「えー?うっそだー、だって声が完全に女子じゃーん」
「ゲーム内じゃ、ボイス変更の項目から変更できんだよ、そんなことも知らねーのかよ、完全、若葉野郎だなお前」
若葉とは、いわゆる初心者、などに対して使われたりする言葉ですね。ビギナー、とも言います。
「わ、わか・・ば?何それ?免許みたいなやつ?」
「それがわかったら、名前教えてやるよ」
と、レイアがそんなことを言ったとたん。
「まじで!?じゃあ、ちょっと待ってて!すぐ調べて来るから!」
などと言って、いったんログアウトしていきました。バカですねー。
「今のうちにギルドに行くぞ。」
そう言ってレイアは、ギルドに向かって歩いていく。
「あ!ちょ、ちょっと待ってよー!」
何とか、しつこい奴を振り切りギルドへ逃げ込むことに成功する二人。しかし案外あっけない奴でしたねw




