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異世界アラサー転移者の冒険  作者: モッチ~
第1章 異世界の母娘編
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第6話 職業

南の方向へ進み出してしばらく経った。・・・その時。


チロリ~ン♪

○下級職業【旅人Lv.1】を取得しました。

 現在職業設定がなしの為、自動的に下級職業【旅人Lv.1】となりました。


「えっ?何それ?職業って取得するのか?」


思わず驚いたが状況から察するに、旅に出発したから旅人の職業を得たという事ではないだろうか。

理由はよく分からないが職業を取得してしまった。まぁでも深く考えず職業ゲットしてラッキーって事にしようと、ポジティブに捉えた。

【平常心】を常時発動にしてから極端に驚いたり慌てなくなった。

しかも物事をできる限りポジティブに捉えようとする様になった。

正確に言えばちゃんと驚いたり慌てたりしているが、【平常心】の発動によって瞬時に落ち着くという具合だ。しかも驚いた割にはストレスや不快感は無いに等しい。恐らく周りから見ればリアクションが薄い人という感じに見えるはずだ。

正に今、俺の心はこの【平常心】で保っているといっても過言ではない。

下級技能とはいえ、都合が良すぎてすばらしい技能だと俺は思う。


ステータスを開いて【旅人Lv.1】の詳細を確認する。


【旅人Lv.1】

【職業技能】

下級技能【千里眼】遠く離れた場所の状況を確認する事が出来る。壁や地中等障害物の向こう側は確認する事は出来ない。確認可能距離と精度は職業レベルが上がる事で向上する。

【パーティー効果】なし

【パラメータ恩恵】体力+3 魅力+3

【パラメータ成長】LvUP毎にHP+5 MP+1 腕力+1 体力+1


俺は心の底から喜んだ。予想していた通り職業に就けば強くなれると分かったからだ。

技能も増えたし、【旅人】にはないが【パーティー効果】という項目がある。おそらくパーティーを組んでいればメンバーに何かしら恩恵を与える職業があるという事だろう。


そんなこんなしている内に岩山のてっぺんに到着した。

自分が登ってきた北側を見渡すと何処までもジェントル荒野が広がっている。

対して南側は目視でここから2~3キロの所に家っぽいのが見える。あれが村だろうか?その向こうには森が広がっている。


「そうだ、【千里眼】を使えばいいんじゃないか。」


先ほど取得した職業【旅人】の職業技能【千里眼】を使って村の方角を見てみた。


「う~ん、そんなに精度が良くないな。レベルが低いからかな?」


人がいることは見えたのだが、男か女か人族かそれ以外の種族か、までは分からなかった。

俺は少し疲れたのでその場に座り込んで旅人の鞄から無限水袋と携帯食料を取出し、空腹と渇きを癒した。

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