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異世界アラサー転移者の冒険  作者: モッチ~
第1章 異世界の母娘編
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第5話 準備そして出発

携帯食料と水で腹を満たした俺は【無限倉庫】から鉄の剣、鉄の盾、皮の鎧、旅人のブーツ、旅人のマント、旅人の鞄を取り出して装備していく。

皮の鎧、旅人のブーツ、旅人のマントは身に着ける時ブカブカだったが、自動的に丁度いいサイズに変化した。これに関しては異世界物ラノベの知識通りだ。


【ステータス】

装備

右手:鉄の剣

左手:鉄の盾

体:皮の鎧

頭:なし

腕:なし

足:旅人のブーツ

その他1:指輪(未鑑定)

その他2:旅人のマント

その他3:なし


装備がいきなり充実して、見た目もなんだか冒険者のようになった。

それと1つ分かったのが鞄の類は装備品に入らないという事だ。

旅人の鞄は【無限倉庫】の縮小版で、5種類のアイテムが50個まで入る鞄だった。

中にはHPポーション(小)30個、MPポーション(小)30個、解毒薬10個、無限水袋1つ、携帯食料10食を入れておいた。


着ていた作業着と安全靴は元々持っていた鞄と一緒に【無限倉庫】から車を取出してトランクにしまっておいた。

その際車の中を一応調べたがガソリンを買うために入れておいた空の携行缶が載っていた以外目ぼしい物は特になかった。余分な荷物は車に乗せないようにしていた自分をこれ程後悔した事はない。

車で移動する事を考えたが、周りを見渡す限り道路はない。それにこの世界に車が存在するかも分からない。目立つと厄介な事になりそうなので車は【無限倉庫】に戻しておいた。


とりあえず準備は整った。

俺は地図を取出し、広げて覗き込んだ。そういえば俺はこの世界の文字を読めるのか?見たことない形の文字だったが不思議と理解できた。理解できたというか、見た事ない文字だけど頭の中に翻訳が浮かんでくる感じだ。理由は分からないがとりあえずホッとした。しかし、会話になったらどうだろうか?この先、人と会った時、会話も問題なく出来ればいいのだが。

文字が理解できたのは良いのだが、先程から一生懸命地図を見ているがまず自分が今何処にいるのかが分からない。しばらく地図と睨めっこしていると例の音が聞こえた。


チロリ~ン♪

○下級技能【地図製作/OFF】を取得しました。


すぐさま技能の説明を見る。

【地図製作/OFF】フィールドマップや迷宮内での現在位置の確認、周辺地理の表示及び記憶。常時発動をON/OFFで切り替えることが出来る。


「これってお約束の便利なマッピングってやつかな?使ってみるか。」


ついでに常時発動もONにしておく。


チロリ~ン♪

○下級技能【地図製作/OFF】の常時発動をONにしました。


なんか毎回毎回頭の中に聞こえるログのお知らせがめんどくさいなって思ったらメニューの中に設定の項目があり、簡単に変更出来た。

お知らせは新しい技能の取得時もしくはステータスに変化があった場合のみにしておいた。ログは常に見えるように開いておけば確認できるから問題ない。


【地図製作/ON】を発動させると頭の中に地図が浮かび上がってきた。

今現在居る場所が青く点滅している。

どうやら俺は今ジェントル荒野という所の南西、端っこの方にいるようだ。

南にしばらく進んだ場所に村があるようだ。

南の方向を向くと小高い岩山が見える。その岩山の向こうに村があるのだろう。


「さて、出発するか!」


俺はようやく訪れるであろう人との出会いに期待を膨らませながら南の方向へ進み出した。

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