はじまりのとき
色々あって書き変えました。
少しでも読んで下さったかたすみません。m(__)m
寒くなってきた季節の雨空のなか街中で、男が独りで雨に打たれながら…
「くそったれがっ!何で俺がこんな目にっ!」ドチャッ!と通帳を投げ捨てた。
男の名は畠中望32歳。もちろん独身である。ついでを言うならば年齢=彼女居ない歴でもある。
半年前に無職になり、遂に通帳には17円の無情な数字が刻まれて底をついた…
平凡な頭に学生時代に水泳で鍛えた無駄に高い運動能力、顔は中の上、推薦で一流大学へ行き、水泳はインカレの決勝に出れたが結果は出せずにそのまま平凡な中小企業へ入社。
the平凡ライフを送っていたのだが会社が倒産し、今に至る。
「腹が減ったなぁ。けども、どーしよーもねぇーよなぁ。」と人生を諦めて道を歩いていると…
キキーーーーッ!ドォシャッ!
「兄ちゃん!大丈夫かぁ!おい!もしもし!人を跳ねちまったから急いで来てくれ!場所は…」
( 痛ェ…。スリップしたトラックに当たられたが、どうせ死ぬなら飢えて死ぬよりはましかぁ…。)
『チリンチリーン』
(あらっ?あんまり痛くないぞ?どうせ死ぬならあの腐れ部長を殺しとけばよかったわ。思い出したらイライラしてきた)
(挙げ句の果てには童貞とはな!自分だけは無いと学生のときは思っていたのになぁ~。魔法使いにはなれなかったけどな!)
(なんだか意識が遠退いてきた…。俺もここまでか…。)
そして、気が付くと真っ白な、一面真っ白な空間にいた。
そこで俺とは釣り合わないような銀髪碧眼の超絶美女がいた。更には起伏の激しいスタイルをしている。
「あらあらっ。やっと眼が覚めたの?」微笑む彼女。
(なにこの美女!ってあれ?さっき俺死んだよな?死んだよね?死んだな!)
「貴方は確かに死んだわよ?今は貴方の世界で言う成仏の前に話しをしているの。」っと首を傾げて不思議そうにしている。
(何で俺の考えていることが分かったんだ?こっちが首傾げてぇーよ!)と心中穏やかではない畠中氏である。
「あ、なるほどね!それは不思議に思う訳ですね。私は神だもの。貴方の心を覗くくらい出来て当然ですわ。」とさらっとぶっちゃける美女!
「あんた、神様なのか。」
「そんなことは置いておきましょう(置いとくんかい!)。今回、私が貴方に会いに来たのは人生をやり直すチャンスを与えようと思ったからです。」
「人生をやり直す?」何のこっちゃ?
「そう。貴方は自分の人生に後悔していた。だから問うけどやり直したい?人生を.....別の世界だけどね。」ふふっと笑う彼女もとい女神様。
(やり直したいだと?やり直せるならやり直してやるよ!このまま死ぬよりもずっと楽しそうだし♪)
「やるよ。やり直す。ただし、条件がある!」さっきまでのトラックな引かれた男とは思えないやる気に満ちていた。
「なに?条件?」不思議そうに首を傾げる。(可愛いなぁ、思わず見とれてしまった!)それはさておき 、
「あぁ、まずは記憶はそのままにしておいてくれ。次に剣とか魔法とかある世界で頼む!」
(やっぱり剣とか魔法とか憧れるじゃん!)
「分かったわ。畠中望さん」微笑する女神様
「それと、できれば、貴女の名前を教えてくれないか?俺にチャンスをくれた人の名前を知っておきたくてね。」口実だ。美女の名前くらい聞きたくなるだろう!だって男の子だもん!
「うーん。そうねぇ、ディーテと呼んで。」頬を少し赤らめて答えた。
「ありがとう。」
「では、頑張ってね。」
そして、光に包まれて望は新たな人生をスタートさせた。
その頃ディーテはと言うと彼のあちらでのステータスを確認中だった。
「嘘!凄いわねぇ~♪流石は私の選んだ男だわ♪」ニコニコと微笑むディーテであった。
ステータス
ノエル・ロア・ヴェルサス(旧畠中望) 0歳
種族 竜人
性別 男
職業 ー
称号 美の女神のお気に入り 転生者 竜王の系譜 侯爵家の者 四天王の息子
HP:320/320 MP:370/370
STR:136
DEF:107
VIT:118
INT:114
DEX:105
AGI:131
スキル
水魔法:Lv.3
身体制御:Lv.5
空間把握:Lv.5
徒手空拳Lv.1
剣術:Lv.1
槍術:Lv.1
棒術:Lv.1
限界突破:Lv.2
パッシブスキル
竜化
竜の成長
竜王覇気
水の加護
ユニークスキル
水流操作5
気長に書いていきます。感想等参考にしますのでお願いします!
スキルレベルは最大で5の設定です!
パッシブにはレベルは設定しません!