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AM00:01  作者: 神原猫美
7/14

00;04「友人」

 「へぇー。歩って小4からバスケ始めたんだ。」

 「ああ……」

 「んで、中学の時に同級生助けて捻挫したんだよな。」

 「なんで、知ってんだよ。」

 「月刊バスケに載っていたぜ?」

 「……っーーー。」


 翌日、バスケの話で盛り上がるが、いつの間にか彼の話に変わって、彼は悶えていた。

  というのも、ほとんどが質問攻め。


 「!、身が悶えすぎて、身がもげた!」

 「アハはは。相変わらず裕也のギャグは恐ろしいな。」


 バシッとハリセンツッコム。

 その突っ込み方に彼はまた思い出す。  「宮本宮子」

 彼はその時の“彼女”に似ている。叩き方といいあのハリセンを叩く角度……いや一緒か。全部似ている。


 “キャー!やっぱり私に想像できない!”

 “えー?なんで?”

 “だって、この二人がblなんて!”

 

 「……(はっ?)」

 「また女子が言ってるな。」

 「しっょちゅういうなら焼酎くれ!」

 「阿保か!」(歩・怒り)

 

 女子のわけのわからない話に裕也のギャグに怒り付のツッコミを入れる彼。体が動かせないせいかストレスが溜まりつっある。


 「つーか、びーえるって?」

 「んー?確か[ボーイズラブ]っていう意味は聞いたことはあるぜ」

 「は?そおいうのって同性愛だろ?」

 「ああ。」

 「ゲッ、吐き気がしそう。」

 「大丈夫か?……!、歯を抜くといって歯を吐いた!」

 「「やめろ!!」」

 

 [blビーエル]を知って吐き気を起こす彼。

裕也のギャグに二人でツッコミを入れた。


 “!おーい!宮川!”

 「ん?」

 “女子が呼んでるぞー三年から”

 「「え”!」」

 「はいはい。じゃあなー」

 「あ、ああ」

 

 他の生徒から声が掛り宮川は其方へと足を向け三年生と共にどこかへ行ってしまった。

 

 「宮川って……」

 「ん?」

 「モテるのか?」

 「うん。」

 

 二人は確かめるべく体育館へ やってきた。ここにはある伝説があり両想いの恋人は未来永劫・片思いなら今の恋は報われないが新しい恋がやってくる。「変な伝説だ。」

 けど、宮川は一人でいた。頬は赤く腫れはどうやら振られたらしい。ダムっ、ダムっとボールを持ってみたり離してみたり   シュ!  きれいなフォームでボールをゴールへを打ち込む。その姿に彼は  言葉を失った。

 見たことある。というよりもあの癖は知っている。   

       なぜならーーーー



 「お前、宮子……なのか?」

 「!、歩……何言ってんだよ。俺は“宮川 雅”。男だぜ?」

「違う。そのフォームはあいつの……宮本 宮子の癖。」


 彼がいう意味とは宮川には分らなかった。

 けど、やっと心に引っかかっていた何かが取れた。

 

 “癖”“話し方”“ツッコミ方”


 それは昔の友人「宮本 宮子」の癖。



    だが、それをどうして  宮川がーーー 








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