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AM00:01  作者: 神原猫美
4/14

00;03「友達と付き合い始めました。」


 数日後、勉強と称した「ネタを考える会」に参加している……なんで?


 「月光仮面は結構なお手前!」

 「へーへー、分かったから。勉強しろって。」

 「えー!だって!」

 「……(うるさい……。)」

 

 否、訂正しよう。「勉強とネタを考える会」で彼の家「神川家」にて行っていた。

 彼は苦笑いと怒りが頂点にたしっていた。


 ああ、うるさい……、いつも静かだったのに……。 いや、忘れているのだろうか。あの時と同じように……。


 「ハイキューにハイ!キュート!」

 「………………」  (呆れ)

 「よし!勉強に集中な。」

 「………うん。」

 「!、宮川、それ違うぞ。」

 「え、あれ?」


 やっとのおもいで勉強に集中が出来た。

前回、彼の友人たちを紹介出来なかったので今、紹介しよう。


 宮川 雅 おとなしく、裕也のツッコミ役。裕也からは「みや」とよばれている。

木戸 裕也 ダジャレ大好き少年。毎度、雅にハリセンで叩かれる。


 ある程度終わった所で、外食をしに外へ出かけた。

 

 「あ”ー!頭ン中痛てぇー!」

 「うるせーよ、裕也。」

 「だってぇ~ー。」

 「……それにしてもお前らって結構、勉強出来んだな。」

 「まぁな。」

 

 歩きながら、喋る三人。

彼はなんとなく違和感が拭いきれない感覚があった。それが何なのかわからないままだが………


 「んーと………!」

 「?、木戸?」

 

 二人が話している間に裕也は、小さな子どもがいる木へと向かっていった。


 「あー、あれね。ちょっと離れててね。」

 “?”


 遠くから聞こえた、裕也の声。子どもたちを木から離れさせ。


 「よっー!」

 

 2・3歩走るように跳ぶように、木に引っかかっている風船を とった。


 「…………。」

 「おー、相変わらず、よく跳ぶなー。」


 「はい、とれたよ。君の風船。」

 “わぁー、ありがと。”


 その光景に見とれてしまうほどだった。

 裕也はとった風船を子供に渡し、こっちに戻ってきた。


 「ワリィワリィ。」

 「たくっ、それにしても相変わらずきれいなフォームで跳ぶな。裕也は。」

 「え?そうか。」

 

 他愛のない話をする宮川と木戸。彼は呆然と二人を見つめていた。


 「?、歩?」

 「……いや、お前らって、バスケ部なのか?」

 「「………ああ。」」

 「……俺さ、中学でバスケやったんだ。ポジションは……。」

 


 笑って話し合う三人。その後は、外食をし、バスケの話で盛り上がった。高校では、違うポジションをやってみたいなどといった話。

 楽しい時間はあっという間に終わりその場で別れた。


 「「またな。」」

 

 

 二人と別れた彼は、ストリートバスケコートに立っていた。誰かの忘れたボールを持ち、一人練習をしていた。



 

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