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AM00:01  作者: 神原猫美
13/14

00;09「想像から現実へ」

 「裕也、お前は本当にそれでいいのか?」

 「……あゆ。」

 

 自分達の将来を話し合う、歩・雅・裕也。

 だが、歩は裕也に対して何か言いたげな顔をしていた……それに対して裕也は?

 

 「ああ、それで構わない。それに俺はお前らの事をよく知っているんだ。多少の事なら口出しできる。……嫌ならそれでもかまわない。それでもな、俺は歩や雅の第一号のファンになりたいんだ!」


 裕也の迷いのない一言。どんな形でもいい、それで友人の助けになるのなら、どんなことだって……その思いに歩は何も表情を変えない。

 いや少しばかり変だ……。

 

 「すまん、少し席を外すわ。」

 「……あゆ!」

 

 ガタンと椅子から立ち上がり、雅の呼び止める声にも振り返りはしなかった……。

 


 そんなのわかっているんだ!俺が口出しできるわけがない……けど、そんなので苦労を掛けたくない!  わかってるんだ……。

雅、、宮子みたいな思いをさせたくないんだ。



 自分と同じ道を歩ませてしまう。それが歩にとってどれだけ苦しいことだろうか……。

 

 「歩が歩くだけで歩んでしまうからか?」

 「!」

 「なんてーな。ユウのダジャレがうつちまったな……。」

 「み、みや。」

 

 意味があるようでない。雅のダジャレ……宮子の時もそうだった。

 

 「みや、俺は……」

 「わかってる。別に俺らは気にしてねぇんだ。それにこれは俺らじゃなくて、俺の問題なんだ。」

 「だから、気にしなくていい。俺達で未来を切り開いていこうぜ!」

 

  「「歩」」

 

 「……っ!」



 なんだろうこの気持ちは……どう表現すればいいのだろう。なんと言えばいいのだろう。わからないという不安に駆られて……




    それで、いいの?



 聞こえてきたのは、自分の、昔の自分の声……。

 

 

 “また、巻き込んでしまったら……あの時のようにまた……。”

 「わかってる、けどそればっか引きずってたら、俺やお前だって何も出来なねぇーんだ。」

 “………いいのね。”

 「ああ、ありがとう。」 

 “!!、何を言ってるの!?私は……。”

 「いや貴女がいなかったら、俺はこの世にはいません。それに、貴女が望んだ、………いえ、変なことを言いましたね。貴女が俺を生んでくれたおかげです。本当にありがとう。」

 “…………なんか照れくさいわね……。”

 「そうですね……俺も貴女も。」

 “わかったわ。 でも私からもお礼を言わせて……。”

 「?」

 “こちらこそ、ありがとう。宮子の事も ありがとう。         

           本当に ありがとう。”





 その言葉を最後に彼女は心の 中から消えて なんとなく 晴れたような気がした。


 

    















  「それを言うなら、お互い様だろうが……。」



















  三人で帰る、いつもの道がなんとなく、輝いて見える。


 「あゆ?」

 「ん?」

 「……いや……何でもない。」 

 「……そっか。」 

 「ああ。」


 どこかすっきりした顔をする歩。雅は気にするが何かを察したのか、笑って返した。


 「先生方!急いで帰らないと怒りますよー!」


 編集者の真似事のように言う裕也。


 「!、あいつ!」

 「原稿、お願いしまーす!」

 「おう、わかってるって!裕也編集長!」

 「へへっ!」

 

 いつの日か そう遠くない 未来。

 

 「あゆ、転生できてよかったな。」

 「ああ、みや。」

 「ん?」

 「ありがとうな、ずっと友人でいてくれて。」

 「……別に……お前のためなんだからな!」

 「え!?」

 「お前のために、、あ”-、なんでもねぇ!忘れろ!」

 「お、おい!みや!」

 「おりょ、珍しな、あんな風になる雅初めて見た!」

 「え?」

 「まぁ、きっとあゆの事を信頼しているからだろうな……。」

 「……そうだな。」


 知らないことはたくさんあるだろう。

   でも、これから知っていけばいい。



       友人達と共に




















 「そういえば……」 

 「?」

 「誰と話していたの?」

 「あ……。」 

 「阿保……。」



















  『もーなんで口が緩いんや?』

 『う”-無理だよ、、そんなの。』

 『まったく、しゃーないな。あゆは』

 『う”-、すまん。』




 今も昔も  変わらない   二人です。




















          

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