00;06「じゃあ、、」
「ああ、そうだな。……じゃあ、……ここから始めようぜ。」
決意の言葉だろうか。歩の顔には曇りのない、……晴れた笑顔だ。
「ああ、せやな。……あゆ!」
バチン! 歩と雅はハイタッチ。 裕也のもとに行き……。
「!」
手を出し、そして合わせ……。
「次こそは」
「幸せで」
「平和な日常を」
なんといえばいいのだろう……もしその場にいればこの思いを言葉にするのは難しいだけど、彼らは今、幸せなのかもしれない。
時間が時間になり、歩達は家へと帰った。いや、
正確には裕也・雅に送ってもらっている、歩。 それでも歩は嬉しそうな顔をしていたそうだ。
翌日、学校の授業を受けながら歩は考えていた。大人になって何をやろうか、何をしたいのか?
「そりゃあ、やっぱり、リーマン?」
「……」
「夢ねぇな、裕也。」
「え!なんで!?」
※「リーマン」とはサラリーマンの略省である。
なぜ、こうなったかというと、 昼休み、いつものように集まって話し合う三人。そこで、歩は二人に「将来はどんなことをしている?」と聞いたところ、裕也が平凡でありふれた返答をしてくれた。
というわけである。
再び考え込む三人……そこへ。
“!、神川”
「!、はい」
“すまないが、このプリントを次の授業の時に使うよう先生に言っといてくれないか?”
「はい、わかりました。(お?進路調査に生活調査?)」
「なんや?おー!調査表か。久しぶりやなー」
「え?」
「知ってんのか?みや。」
「?、なんや、昔やらんかったけ?このプリント?」
通りすがりの先生が歩にプリントをドサッと渡す。何を渡されたのだろ?と雅・裕也は興味半分に歩に近づく……だが、雅のある言葉に先生・裕也は固まるとは知らずに その言葉に一同はツッコミを入れたかった……。
「お前は年齢はいくつだーーーーー!」
と、いうことだ……。
それから、昼休みが終わり、五時限目。
「進路調査・生活調査」のプリントを黙々と生徒達はこなしていく。
だが、歩だけは違っていた。 「進路」
正直、何も考えてはいなかった。ただ、あの時の考えを少しばかり改めようと考えていた……。
何をやろう 歌手 小説家 漫画家 それとも 俳優 アイドル? やっぱり プロ選手?
せっかくのこの人生 楽しみたいのになーーー
はい!分かち合えたと思ったら更なる試練が!!!
私も小学生の頃とか中学生の頃は悩みましたねーー。やっぱり自分の好きなことをしたいですねーー。漫画家・小説家苦労はしていますが好きなことをやっている人はすごいと私は思います。