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いびつな出逢い。言葉のないふたりの運命の交錯。出逢いは…、偶然?必然?ふたりの明日は…。

ふたりのはじまりに、 言葉はなかった。

友紀はずっと

気になっていた。

はじまりなのか…、  も、正直、      分からなかった。

千尋も同じ。

でも、何かが…    動き出した。

ホテルを出た。    家まで送る。

手を繋いだ。

いつも握り返しては  こない。

それが意味するもの…、

友紀は分かっていた。

でも、笑顔に…、   優しい言葉に…、

一筋の小さな光を   見ていた。

家に着く。

辺りを気にして車を  下りる。

“すまない”

気持ちを       打ち消すかのように、 抱きしめる。

           「首が…。」

           あまりにも背の高さが 違うため、

抱きしめられる千尋は 窮屈な格好を     強いられた。

でも、クスクス    笑っている。

           「…ありがとう。    また…。」                ふたり手ふり

それぞれに帰る場所へ…。

友紀の車には

少し前に流行っていた

ふたりの好きな    ヒルクライムの    『春夏秋冬』

が流れていた。

“夢”の時間

が終わり、

今に引き戻された。


もうすぐ夏休み。

しばらくは逢えない。

友紀は毎日メールを

した。

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