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30代の頃
その昔
おれが郵便配達の
仕事を
辞めた直後
次の仕事も
見つからず
おカネも無かったが
時間たけは
持て余していた
おれはその当時から
自分は作家だ
自分は詩人だと
自負していた
だから
ワープロを
使用して
毎日のように
詩を書いていた
その頃に書いた
未発表の詩が
今でも手元に
たくさんあって
おれはそれを
焼き直したり
手を加えながら
ネット投稿を
続けている
その当時
書いたモノが
今になって
こんな形で
発表出来るとは
書いていた時は
夢にも
思わなかった
実際に今
当時書いたモノを
改めて
目を通してみると
あの頃の
酷い状況だから
書けたんだなと
思うような
モノばかりで
実際に
今になってから
書こうとしても
もう書けないと
思うような
作品ばかりだ
若い頃の苦労が
こんな形で
報われるとはな




