58/464
詩作がなかったら
今のおれに
元気も活力もあるのは
詩作を続けて
職業作家になりたい
という
夢があるからだ
これがもしも
ただ単に
喫茶店に勤めている
というだけだったら
イヤになっていた
今は何人か
親しい間柄の
女がいるが
おれがただ単に
音楽好きで
かつては
ミュージシャンを
目指していたとか
ホラを吹いても
今のような
親しい間柄には
ならなかった
彼女たちにしても
おれが夢に向かって
突っ走って
いるから
親しくもなったし
また元気にもなった
夢がある分
おれはまだ保っている
これがもしも
何にもなかったら
夢も希望も
無くしていた
おれには
まだ何にも無いが
その代わり
詩作と夢がある
だから
みんなおれに
ついてきて
くれたんだ




