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胸の高鳴り
おれが若い頃
今の自分よりも
もっと夢と希望に
燃えていた
何にも出来ない自分が
何か出来るような
気がした
おれはそう思っただけで
胸がワクワクしてきた
何にも出来ない
無名のおれが
世間の人たちから
注目を浴びて
何かを成し遂げる
ことが
出来るんじゃないか
そう思っただけで
胸が踊ってきた
おれは若い頃
今よりも
強く
夢と希望に
燃えていた
サイテーの
クズ人間たちを
相手にすることも無く
今にも天の
高みまで
届くんじゃないか
そう思っただけで
おれは一人で
ワクワクしてきた
若い頃とは違い
今では歳を
とってしまったが
あの頃の
胸の高鳴りを
思い出すと
おれにもかつて
そんな時代も
あったんだと
改めてそう思った




