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親父の口ぐせ

 親父はおれの前で

 口ぐせのように

 こんなことを言う


 「何かやって

 成功するのは

 千人に一人

 万人に一人の

 世界だ」


 親父は今では

 おれに

 「おまえも

 ベストセラーを

 出してみろ」と言って

 おれのことを

 応援してくれる


 でも親父も

 お袋も

 おれがモノ書きに

 なることを

 猛反対して

 応援してくれる

 どころでは

 なかった


 おれがいくら

 反対されても

 諦めずに

 続ける

 姿を見て

 親父もお袋も

 根負けした


 親父か言う通り

 何でもそうだが

 成功出来るのは

 ごく僅かな

 人たちなんだろう


 でもおれは

 千人に一人だろうが

 万人に一人だろうが

 その中の

 一人に

 入りたい


 その気持ちは

 歳を重ねるごとに

 強くなってくる


 親父が言う通り

 おれも

 ベストセラーを

 出してみたい


 その気持ちも

 歳を追うごとに

 強く

 なっていく

 ばかりだ


 親父とお袋

 のみならず

 今では

 おれの知り合い

 みんなが

 このおれに

 夢と希望を

 託している


 こんなことは

 昔はなかった 


 だからおれも

 ますます

 やる気に

 なってくる

 

 おれだけじゃなく

 いつの日か

 必ずみんなにも

 良い夢を

 見せてやる

 

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