【完結】それでもSEKAIは繋がっている　〜チートも何も持ってない俺が、口先一つで下克上を目指してみる〜

　ツキと幸せに見放され、それでも何とか生き抜いてきた少年松本賢太（ケンタ）。そんな天涯孤独な彼の元へ、突如として異世界からの使者ルカが現れる。

　疑心まるだしのケンタにルカは、異世界【アルドラック】と、【ツインソウル】（連鎖する魂）の存在を明かす。
　【ツインソウル】（連鎖する魂）とは、魂同士が繋がる二つの世界を支配するルール。
　一方の世界の人間が幸福なら、その逆の世界の人間は不幸に。そして片方の人間が死ぬと、もう一方も死んでしまう。

　幸福バランスと生死をも共有し、人生の光と影を如実に表す【ツインソウル】（連鎖する魂）。なんとケンタの繋がるその相手は、異世界【アルドラック】の王様ケンタールだった。

　それを知ったケンタは、ルカと一緒に【アルドラック】に向かうことを決心する。

　【アルドラック】に着いたケンタは、【ツインソウル】（連鎖する魂）で繋がる人の容姿がまったく同じことを知り、ある計画を考える。

　それは。

　【ツインソウル】（連鎖する魂）の立場を逆転させて、元の世界での人生を取り戻す事だった。