俺たちの戦争
ついに戦いの終わりがやってきた。
今年に入ってついに終幕が降り始めたのだ。
無限とも思われる弾数のなか戦友達は散って逝った。
山さんに恵滋さん。共に先鋭部隊だったおれ達がついに白旗を上げるしかなくなったのだ。一年後、敗色は濃厚だろう。俺たちに残されたのはただの時間稼ぎだった。いずれ戦場はなくなる。
これまで俺たちが戦ってきたのはなんだったのだ。
煙草を吸い同じ飯にありつきながら夢を語ったのは何だったのだ。
戦場の爆音で耳が馬鹿に鳴っても、俺たちが弾を打ち続けたのは負けるためだったのか。すべては祖国のためにと戦ってきたのになぜこうなった。
今となっては全てが心悲しい。
吉田さんは病院送りにされて、身動きが取れなくなった。仲間たちと一緒に見舞いに行ったとき、俺たちは泣きながら戦地で成果を上げると約束したのに。もう果たせそうにない。
結局、国の判断だ。俺たちのような兵士にはなんの関係もない。勝てない勝負を挑んだ我々が間抜けだったのだ。敗因はあまりに手広く領土を広げ過ぎたのだ。手当たり次第に領土を獲得してきたことが、癪に障る人種を刺激してしまった。
まったくもって嘆かわしい。日本男児の恥だ。毎朝、きちんと起床時間に目を覚まし、戦地に赴く兵士に唾を吐きかける。
でも、それでも俺たちはその時が来るまで決してこの弾を打ち続ける。戦場が残っている限り。いや、この命がある限り。
例え、大当たりがでなくても。
来年二月からパチンコ法改正が変わります。
パチンコどうなるんだろうね。規制強くてつぶれる店多くなるんじゃない?