表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/37

喧嘩殺法 その2

掲示板を見る限り俺以外にも転生者は居るらしい。それも大量に。

異世界が転生者で溢れて混乱を招きそうだ。神は何か対策を練っているのだろうか。

まあ、俺には直接関係ないが。


しかし他の転生者との情報交換は便利だ。

1chの閲覧は続ける価値がありそうだ。

基本的に2chと大差なさそうなので解りやすい。


「そろそろ午後の勉強に励みましょう」先生が欠伸交じりに言う

「解りました。」

「さて、この本を使って数学でも憶えましょう」厚い本を取り出した


暫く数学の問題を解いた。簡単な四則の計算

「まあこんなところで終わりますか。」

「はい。」

「外へ出ましょう。ここでは暴れられません」


先生に連れられて外へ出た。

「いいですか。今時普通に殴るだけでは効きません。初心者に正面から普通に殴っても受け止められたり、かわされたりします。例えばケール君に付き纏っているメイド。殴ってみてください。絶対に最低限の動き・最低限の被害で受け止めます。」

「殴りませんよ」

「冗談です。さて、人に致命傷を与えるには受けられないような攻撃をしなければなりません。ここで不意打ちや後ろからの攻撃、魔法を混ぜた攻撃、ありえないくらいに強い攻撃等が必要になります。また、こういった攻撃以外は多少慣れれば受けられます。」先生が暴力について話すと説得力がある


「今回はなにをさせる気ですか」

「最低限の攻撃を受け止める練習です。次か次の次くらいで不意打ち、首絞めの練習です。」

「どういう練習ですか」

「殴られて下さい。喧嘩師は研究業です。殴られてればその内最適な動きをつかめます。まあ、私が動きを見せますから、それを手本にしてください。さあ殴って下さい」

「わかりました」先生の腹を殴りに行った

「こういう風に受け止めましょう」手で俺の腕を掴み、殴れなくした

「これが基本です。後は動いて相手を誘導し、当たり所を調節する技や相手の攻撃でまず死なないので殴らせてから殴り返す技もあります。まあ、今回は基本だけでいいので、この動作を憶えてください。」

「はい」

「じゃ、殴ります。今回はケール君の腹だけを殴ります。安心して受け止めれますね」

先生が殴りかかった。早いすぎて対応できない。腹に軽く当たるくらいで止拳が止まった。

「先生、早いです」

「普通な速さです。慣れてください。」


暗くなるまで練習した。

「そろそろ終わりましょう。結構上達しましたね」先生の拳を安定して止めれるようになった

「有り難うございました」

「有り難うございました。」先生は帰っていった。


家の中に入ると、アリスが居た。

「お疲れ様でした。ケール様、ご飯の用意は出来ています。お持ちいたしますので、お部屋で暫くお待ちください」

「どうも」


部屋の中に入って横になった。


暫くするとノックの音がした。

「失礼します」アリスの声だ。

「どうぞ。」

「ご飯をお持ちいたしました。ここに置いておきます。」机の上に飯の乗ったお盆を置いてくれた

「風呂の支度は出来ておりますので、入りたいときにお入り下さい。こちらお着替えでございます。ごゆっくり疲れをお癒しください。」着替えを置いて、下がった。

「失礼しました。」


飯食って風呂入って寝た。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ