魔法
アリスが起こしにきた。
「起きてください。朝でございます。」
「んん」
「こちら、お茶をお持ち致しました。」お盆に紅茶が乗っている
「ありがとう」
「朝食は如何なさいますか?」
「何か、軽い物を。ここで食べる。」
「はい。ではそのように致します」
「失礼します」パンを持って来た
「ありがとう」
「食べ終わったら勉強ですか?」
「まあうん」
「お体にお気を付け下さい。では、私はこれで。失礼しました」頭を下げて、食べ終わった皿を持って行った
今日も先生が来た。
「おはようございます。今日も外で午前は魔法、午後は喧嘩の練習です」
「はい」
先生と一緒に庭に出た。
「万能と召喚、どっちからがいいですか?」
「楽なのは」
「万能です」
「じゃあそれで」
「解りました。簡単なのからいきましょう。こんな感じです。」藍色の丸い玉を出した。
「これが万能魔法の基本です。ぶつけて攻撃してよし、潰して爆発させてよし、です」
「はい!」魔力を体外に出し、その魔力を丸い玉の形に整えていく。
「もっと濃厚な魔力で」
「はい!」どんどん魔力を注ぎ込んでいく。やがて藍色の玉が見え出した。
「そうです、そんな感じです」
「これをどうすればいいですか」
「危険なので自分の体内に戻しましょう」
「はい」戻した
「次、本格的なのをやりましょう。広範囲に音と火の無い衝撃だけの爆発を起こします。衝撃属性でないのは対象の守りを貫通するからです。人に使えばボロボロにできます。万能式爆発」一瞬で草が消えて地面が掘れた。
「コツは大きな万能属性魔力を潰し、爆発させることです。広範囲な上に、人間に宿る魔力の中でも少ない万能属性魔力を使うので威力が低くなりがちです」
「やってみます!」魔力を出して、目の前の地面の上に広げ、どんどん範囲を広げ、魔力の濃度を濃くする。適当なところで一気に爆発させた。先生と違ってあまり地面は掘れなかった
「そんな感じです。魔力は使っていれば増えます。常に補助魔法でも自分に掛けているといいでしょう。ケール君は補助魔法の才能がないので難しいかもしれませんが、教えておきます。攻撃上昇」先生が赤い光に包まれ、赤い光が消えた。
「何時まで効果が続くかは調節できます。コツは魔力を身に纏うことです」
「攻撃上昇」体の表面に魔力を付けた。目の前がピンクになって戻った。
「まあまあです。もっと強く」
「はい!」真っ赤になった。そして戻る。
「そうです。そんな感じです。魔力を出すのを止めたら効果が消えます」
「わかりました。」
「念話を教えます。これの応用で掲示板があります」
「(こんな感じです)」脳内に声が来た
「(こうですか)」
「(そうです)」
「掲示板の使い方を教えてください」
「これをあげるので使ってください。」青い玉の入った指輪を貰った
「この指輪に魔力を込めればできます」
「はい。」本当に掲示板が脳内に現れた。
「そろそろ昼休みです。掲示板でも見てて下さい」
「はい」
この世界の掲示板は1chと言うらしい。
2ch同様、様々な板がある。
俺はその中のニュー速vip板を閲覧していた
用語 意味
板 スレ立てをするところ
vip 時事ネタを中心としたスレが立つ板。