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ランページコンプレックス~君のいた世界~  作者: アキノタソガレ
awakening
16/37

オールド・ロリポップ輸送車両護衛

「今回のミッションを説明します」

 コックピットに高坂の声が響く。


「依頼主はオールド・ロリポップ。目的は輸送車両の護衛です。現在、輸送車両の進路上に魔法生物の集団が確認されています。今回フリージアは輸送車両が魔法生物と遭遇する前に先遣して魔法生物を全滅させ、輸送車両の安全を確保するという流れになります。なお、今回のミッションでは、依頼主からの強い希望で他組織から同様にオリジナルが派遣されます。これと協同し、ミッションにあたってください」


「何人だ?」


「ベイビーキャレッジよりタカシ・レオリオ。オールド・ロリポップよりメリダ。それぞれ1人ずつです」


「また面倒くさい事を」


「それだけ今回のミッションを重要視しているという事でしょう。文句を言ってもしょうがないです。また、輸送経路の都合上、輸送車両はレフトアウト、ピースシティを通過します。ピースシティ側には既に打診が入っているとの事ですが何が起こるかわかりません。注意してください」


 高坂がフェイスウィンドから姿を消し、入れ替わりでラナが現れた


「今回の装備は君の要望通り機動性を優先したよ。永続的に空中戦闘を行う事は出来ないけれどある程度であればこなせる仕様になってるからね。コードネームはメレアゲル」


「メレアゲル……ホロホロ鳥か?」


「その通りだよ」


「こっちの世界にもいるのな」


「いるよお。焼いて食べたら美味しいんだよねえ」

 ラナは一度よだれをすすってから続けた。


「それはそうと武装はショットガンと散布ミサイル、レーザーブレード。後は、作戦の概要上武装を一部変更させてもらった。連射性の高いライフルをということだったけど、私の判断でパルスガンにさせてもらった」


「パルスガンか。一発の威力は?」


「そう高いものではないね。連射力で火力の底上げを行っているから。ライフルの方が良かったかい?」


「いや、パルスガンで問題ない」


「そう言ってもらえると助かるよ。腰のハードポイントに沢山予備弾倉を載せておいたから好きなだけ使ってね」


「わかった」


「それから、試験的にレーザーブレードにバリア機構を付けてみた。もし使えそうなら実践データを取ってきて。あくまでも試験的なものだから過信はしないでね?」


「バリアか。あるだけましだな」

 そこで高坂が割って入ってきた


「ベイビーキャレッジオリジナル、タカシ・レオリオより通信が入っています。そちらに繋ぎます」


「あんたがラケナリアの傭兵か。随分と若いんだな。ま、今回の任務は俺に任しとけよ。あんたは何もしなくてもいい」


「頼りにしてるぜ。尻ぬぐいだけはさせないでくれよ?」

 そこで再び高坂が割って入ってきた。


「降下シークエンス開始します」


〈メレアゲル〉が片膝をついた姿勢から立ち上がり、ハッチに向かう。


「ハッチ開放。3,2,1。降下!」


〈メレアゲル〉がヘリから降り立ち、戦地に立った。僚機であるレオリオが駆る〈ナルキス〉も同様にヘリから降り立ったようだ。


「戦闘、既に開始されています」


 オールド・ロリポップのオリジナル、メリダが駆る〈エウラリア〉が大量の魔法生物と渡り合っている最中だった。


「ラケナリアの傭兵か。優秀だと聞いている。期待させてもらう」

 メリダが魔法生物をなぎ払いながら言った。


「あんたがメリダか」


「女が戦場に()るのは意外だったか?」


「いや、そうでもないさ」


「オ、オレもいるんだけど……?」

 レオリオがおずおずと言った。


「ふん」

 メリダは鼻で笑った。


「ち、ちきしょう! やってやる!」


「お前随分と舐められてるのな」


「う、うるせえ」


〈ナルキス〉が左背部のチェーンガンと右腕部のライフルを撃ちながら肥満型魔法生物に近づく。前回の戦闘でコツをを掴んだのか、レオリオはあっという間に肥満型魔法生物を左手のレーザーブレードで真っ二つに切り裂いた。


 次にレオリオは群れで行動している斥候(せっこう)型魔法生物に目標を定めた。斥候型は単体の戦闘力はそれ程高く無いが、数が圧倒してくるタイプだった。そのため、面倒になる前に先に倒しておくというレオリオの判断は正しかった。


〈ナルキス〉右背部から斥候型に向け、誘導ミサイルが発射される。マルチロックされたミサイルは広い範囲の斥候型を葬った。


「どうだ!」


「ふっ。やれば出来るじゃないか」

 メリダが言った。


「おうよ! なんってった、オレはヒーローだからな!」


 レオリオはメリダの言葉に調子づいて肥満型を撃墜しようと移動した。


「どれ、ラナの新兵器試してみるか」


 奏は騎士型魔法生物に狙いを定めた。〈メレアゲル〉の高い機動力を活かし、騎士型を翻弄しながら接近する。


 奏は左腕部のパルスガンを撃った。連続して浴びせられるエネルギーの雨は徐々に騎士型の外殻を融かす。〈メレアゲル〉右腕部からのショットガンが放たれた。パルスガンでグズグズに爛れ、脆くなった外殻は簡単に鉛弾の侵入を許した。騎士型が膝から崩れ落ちる。

同様に近くにいた騎士型を追加で2体撃破した。


 次に奏は斥候型に周囲を守られている肥満型に目標を定めた。

 散布ミサイルを斥候型に向けて放ち、守りが薄くなった隙をついて肥満型に接近する。パルスガンで熱い皮膚を融かし、レーザーブレードで切り裂く。奏はそれらの作業を一瞬で行った。


「流石ね。私も負けられん!」


〈エウラリア〉は何者にも汚されない純白の機体色に牽制用のマシンガンと高出力レーザーブレード、オビエドのみを装備していた。前面への加速のみを目的として作られたブースターは敵との距離を一瞬で詰める。距離を詰められた敵は何も出来ぬままオビエドによって切り裂かれる。〈エウラリア〉はまさに騎士と呼ぶに相応しい機体だった。


「はあっ!」


 一閃。ただの一太刀で騎士型が3体彼女によって葬られた。


〈エウラリア〉は止まらなかった。牽制用のマシンガンをばら撒きながら近づき、オビエドで切り裂く。彼女の通った後には魔法生物の死骸しか残っていなかった。


「ひゅ~。おっかねえ」

 奏は言った。


〈メレアゲル〉が宙を舞う。斥候型に向け散布ミサイルを放ち、パルスガンで的確に騎士型及び肥満型を融かしていく。外殻の融けた騎士型の背後に着地し、レーザーブレードで一閃。同様に肥満型も仕留めていく。


「おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃああ!」


〈ナルキス〉がメリダの真似をしてか、レーザーブレードをブンブンと振り回しながら肥満型へと向かっていった。しかしその動きは肥満型を倒せるようには見えなかった。


「バカな真似を」

 メリダが呆れたように言った。


「私は奴の援護に向かう」


「わかった。背後の敵は任せろ」


「すまんな。助かる」


「おうわああ。た、助けてくれえ!」


〈ナルキス〉が倒しきれなかった斥候型に囲まれていた。個々の戦闘力は低いとはいえ、あれだけの数に囲まれていては脅威だった。


 レオリオは懸命にレーザーブレードを振った。焦っているのか、空へ逃げるという選択肢を完全に捨てていた。


「くそおお。ヒーローはこんな所で死なねえ!」


〈ナルキス〉が〈エウラリア〉がいる方向に向けてチェーンガンを乱射した。おかげで〈エウラリア〉が接近していた付近に穴ができた。メリダはその隙を逃さなかった。


 前面への加速のみを追求したブースターを吹かし、一気に〈ナルキス〉の許へとたどり着いた。


「無事か?」


「あ、ああ」


「なら前を向け」


「お、おう」


 レオリオは落ち着きを取り戻し、チェーンガンとライフルを構え直した。


「く、くそう。あいつの方がヒーローっぽいじゃないか……」

 レオリオは悔しそうに呟きながら肥満型にチェーンガンを撃った。


「ヒーローになりたかったらもっと強くなれ。そのためには生き延びなければならない。集中しろ」


「わかってる。わかってるよお。うおおおお」


〈ナルキス〉がライフルを撃ちながら肥満型に近づく。顏を撃ち、怯んだ所をレーザーブレードで切り裂いた。


「その調子だ」

 言ってメリダは付近にいた騎士型を斬殺した。


「なんだあいつは?」

 空中から散布ミサイルを放っていた奏が言った。


「どうした?」

 メリダが怪訝そうに聞いた。


「なんかよくわかんねえのがあんたらの近くに見える。まずい感じだ。離れろ!」


 奏が叫んだ瞬間〈ナルキス〉と〈エウラリア〉に向けられてレーザーが発射された。


「うわああああ!」

 レオリオが叫んだ。彼の目には光が映り込んでいた。


「っ!」

 自身よりも距離が近く回避出来ないと悟ったメリダが全力でブースターを吹かし〈レオリオ〉に〈エウラリア〉をぶつけた。


 間一髪、レオリオはレーザーに当たる事なく無事だった。しかし

「お、おい。大丈夫か?」


〈エウラリア〉はマシンガンを装備した左手を丸ごと失っていた。レオリオを庇う際にレーザーを喰らってしまったのだろう〈エウラリア〉の左半身は半ば融けていた。


「っ……。問題無い」


「嘘言え! ボロボロじゃねえか!」


「私はいい。早く彼の許へ逃げろ……」


「オ、オレは……! 女を置いては逃げない! ラケナリアの! こいつを頼む! オレはあいつを倒してくる!」


「やめろ。死ぬつもりか」


「オレは死なない!」


 レオリオはレーザーを放った魔法生物、砲台型へと向かった。

 状況を把握した奏はブースターを全力で吹かし、メリダの許へと向かった。

 群がる斥候型と騎士型を全力で退けながらレオリオにこう言った。


「やめろ! お前じゃ勝てない!」


「勝てる勝てないじゃないんだ! うおおおおお!」


 レオリオは砲台型へ向けて誘導ミサイルを放った。しかし、放たれたミサイルは当たること無く、全て撃ち落とされてしまった。


 砲台型に光が宿った。先程よりもレーザーは細かったが、その分多くの数のレーザーがレオリオに向けて放たれた。


 レオリオは間一髪の所でそれを避けた。レオリオはミサイルは無駄だと判断し、パージした。弾切れ寸前のチェーンガンを撃ち切り、ライフルを撃つ。全弾命中しているが、砲台型は一向に怯む気配が見られなかった。


「くっそなんでだ」


 砲台型から再びレーザーが放たれる。レオリオは再びそれを寸での所で避け、ライフルを撃った。その内の一発がレーザーが発射される穴に命中した。


「クシャ……」

 砲台型が僅かに怯んだ。


「効いてる? 穴が弱点か!」


 レオリオはライフルを投げ捨てた。ブースターを全力で吹かし、レーザーを左右に動く事で避けながら砲台型に接近した。


「くらえこのやろう!」

 レーザーブレードを砲台型のレーザー発射穴に突き刺した。


「グシャアアアアア」


 砲台型が吼えた。レーザーブレードが突き刺さった部位からは大量の血が流れていたが砲台型はまだ生きていた。


「まだダメなのか」


 レオリオはレーザーブレードを何度も刺した。その巨大な体躯の全ての穴を突き刺す事は出来なかったが、可能な範囲全てを刺した。しかしそれでも砲台型は死ななかった。


〈ナルキス〉が宙を舞った。砲台型の顏と思われる部位に近づこうとしたのだ。


 肩付近から発射される大量の小型レーザーを浴びながら〈ナルキス〉は砲台型の顏に接近する事に成功した。


 レオリオはレーザーブレードを全力で振りかぶった。砲台型の巨大な顏が斜めに切り裂かれた。

 砲台型が沈黙した。


「ハアハアハア、ハア。どうだ……やった……ぞ」


「見なおしたぜ。お前はそこで休んでな。後は俺がやる」


「悪い。頼んだ」


  ○


 同刻。オールド・ロリポップの輸送車両はレフトアウト、ピースシティにて足止めを食らっていた。騎士型魔法生物が4体の斥候型魔法生物を従えて出現したのだ。


「なんてタイミングなの! ツイてないとはこの事だわ!」

 輸送車両に乗ったオールド・ロリポップ職員のレミ・ミライは叫んだ。


 輸送車両に衝撃が訪れた。


「くぅ! 量産機部隊が頑張ってる内に少しでも遠くに!」

 レミが運転手に言った。


 輸送車両を護衛していた〈パロット〉5機では斥候型を撃退する事は出来ても、騎士型を撃退する事は絶望的に難しい。離れた位置に現れたはずの魔法生物は何かに導かれるように輸送車両へと徐々に近づいていた。


「クソ! なんだあいつ。俺達の事を無視してるぞ」

〈パロット〉のパイロットが言った。


 斥候型は量産機部隊に攻撃していたが、騎士型はいくら攻撃を受けても意に介さず輸送車両へと向かっていたのだ。


 精々が足止めをする事しか出来ない〈パロット〉では騎士型が輸送車両に接近する事を阻止することは出来なかった。騎士型は輸送車両へと確実に近づいていた。


「マズイ! すぐに後ろに騎士型がいるわ!」


 輸送車両に騎士型の足音が響き渡る。


「っああああああ!」


 騎士型が輸送車両を蹴った。衝撃でレミは車外にはじき出された。運転手は瓦礫が胸に突き刺さり即死だった。


「大丈夫か!」


 レミの姿を確認したアキト・ベイリーが近寄った。彼は急な避難勧告に間に合わず、シェルターを探して逃げまわっている最中だった。


「……あなた、民間人? 逃げなさい。魔法生物が見えないの?」


「見えてるさ! だからってあんたを見捨てるわけにはいかない。俺におぶされ、逃げるぞ」


 しかし、騎士型はそれを許さなかった。輸送車両の積み荷を破壊しようと近寄ってきたのだ。振動でアキトの足元はおぼつかなかった。これではレミを背負って逃げる事は出来ない。


 騎士型が輸送車両のコンテナを蹴りあげた。爆風が2人を包んだ。破片が掠ったのだろう。アキトの頬は切れて血が流れていた。


 再度騎士型が輸送車両を蹴りあげた。


「うお!」


 輸送車両の積み荷がアキトの目の前に転がった。


「これは……人型兵器?」


 騎士型が人型兵器を破壊しようと2人に近寄った。騎士型が人型兵器に向けて破壊行動を行えば2人が巻き込まれるのは明白だった。


(くそう! こんな所で終わりなのか……! いやだ、死にたくない! せめてこの人を守れる力があれば……!)


 アキトは気絶し、地に伏しているレミを見つめ拳を握った。


 騎士型が人型兵器を踏みつけた。


「うああああ」


 2人を包むはずだった爆炎はしかし、2人の目の前の人型兵器によって遮られてた。騎士型に踏まれながらも右手を伸ばし、2人を爆炎から守ったのだ。


「俺達を助けた?」


「クシャアア」

 騎士型が叫んだ。同時に人型兵器がグググっと音をたてて騎士型を吹き飛ばし、立ち上がった。そしてアキトを手のひらに乗せた


「な、何をする気だ!」


 人型兵器の胸が開き、アキトをその光の中へ誘った。


「うおおおおお」


 アキトを取り込んだ人型兵器の瞳に赤が灯った。その瞬間、アキトは人型兵器〈ダーナ〉となった。


(な、なんだこれは。俺の体なのか?)


 騎士型が立ち上がり〈ダーナ〉を睨んだ。その後、騎士型は剣状の手を〈ダーナ〉に向けて振りかぶった。アキトはその攻撃を避ける事が出来なかった。避ければ、自身の背後にいるレミに当たってしまう。アキトは騎士型に背を向けた。そしてレミを自身の体で覆った。


 騎士型が振りかぶった腕が〈ダーナ〉の背を切り裂いた。〈ダーナ〉の背から血が流れだした。ポタポタと滴ったそれは地面に水たまりを作った。


「うおう! ああああああ!」


 アキトは倒れこみそうになったのを寸での所でこらえた。全ては自身の下にいるレミのために。


「っ!」


 レミは自身の体に染みた血の匂いに目を覚ました。そして自身の目の前の存在に驚愕した。


「なぜこの機体が動いてるの……?」


「無事か? 早く逃げろ。長くは持たない……!」

 アキトは苦しそうに言った。


「……っ。わかったわ! 死なないで!」


 レミは〈ダーナ〉から発せられた声にどこか聞き覚えがあるように感じたが、それを振りきってその場を離れた。


 レミが消えたのを確認したアキトは再び斬りかかろうと手を振りかざしている騎士型を全力で押さえ込んだ。その際に勢い余ってビルを破壊してしまったが、騎士型は倒す事に成功していた。


「うおおおおお!」


〈ダーナ〉は拳を振りかぶった。馬乗りになり、全力で騎士型の顏を殴った。


「クシャっ! クシャっ! クシャっ!」

 殴る度に騎士型は潰れたような悲鳴をあげた。


 しかし、アキトの拳は騎士型の頭に当たる事無く地面をくり抜いた。騎士型が避けたのだ。それによって流れを完全に外したアキトは騎士型に放り投げられてしまった。


「ぐおう!」


 騎士型が手を振った。小型の投げナイフが〈ダーナ〉に向かって放たれた。


 3本放たれたそれはすべて〈ダーナ〉に命中した。〈ダーナ〉から血が流れる。


(ダメだ。力が抜けていく……。勝てない……)


 動きが鈍った事を認識した騎士型が悠々と〈ダーナ〉に近づいていく。

 不意に、アキトの耳に子供の悲鳴が聞こえた。


「負けられ……ない!」


 アキトの想いに〈ダーナ〉が呼応した。

 振り下ろされた騎士型の腕を掴み、引き寄せ、思い切り蹴った。騎士型はビルを巻き込んで吹き飛んだ。〈ダーナ〉の右手には騎士型からもぎ取った左腕が握られていた。

 吹き飛ばされた騎士型は瀕死だった。


「うううおおおおお!」


〈ダーナ〉の右手にハンドカッターが現れた。アキトは背中に羽をイメージをした。

 直後〈ダーナ〉の背中の一部が開き〈ダーナ〉は宙に浮かび加速した。アキトはその勢いのまま騎士型に近づき、ハンドカッターを胸に突き刺した。


 騎士型から大量の血が吹き出した。〈ダーナ〉はその血を浴び、白かった体躯が赤く染まっていた。


「終わった……のか?」


 一息吐こうとした瞬間、アキトの耳は羽音を聞き取った。


「なんだ?」


 空を見上げると空を飛んでいる魔法生物がアキトに近づいていた。


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