00.それまで
初投稿なので見苦しいこともあるかと思いますが、精一杯頑張りますのでよろしくお願いします。
私の名前はひなた。漢字で書くと、日向。
最近流行りのキラキラネーム、もといDQNネーム《キラキラネーム》とは違い、至って平凡な、どこにでもあるような、男女問わず使われる名だ。
さしあたってその名を名乗る私も、特別美人、というわけではないが、それなりの顔にそれなりのスタイルで、まぁ、綺麗な方ではあったがそれでもどこにいてもおかしくはない様な容姿だった。
そんな凡人の私は、凡人らしく普通に学生をしていた。なんでもそつなくこなす祖母に似たのか、勉強もスポーツも料理も一通りこなせた。
手先が器用で少し綺麗な顔をしている程度だった。
目に飛び込んできたのは冷たい大理石で出来たいくつもの柱。そして同じく大理石で出来た何十もの階段が下へと続いている。
階段の下には教室ほどの広さのホール。
ホールは円の形をしており、円周に沿うように掲げられた松明。
そして何よりーーー
「創造神様だ!!とうとう現れたぞ!!」
わあわあと騒ぎ立てる紫色のローブをまとった人々の姿。
それを見下ろす私。
私を崇める人々。
…どうしてこうなった?
私は軽く眩暈を覚えた。生まれてから16年間で最も動揺しただろう。
その後呆然とした私は紫色のローブの集団に流されるまま、王城と呼ばれる馬鹿でかい城に連れて行かれた。
てんやわんやで、はっきりと意識を持つまで、3日。状況を把握するまで一週間。
私はどうやら、トリップしてしまったようだ。