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裏設定など、こっそり最後にとってつけろ!(ネタバレ含むオマケネタ)


 完読した読者さん向けに、解説や考察や小ネタを延々とたれ流すオマケ集です。

 気が向いた時にコソコソ更新します。


 重大なネタバレがあります。

 盛大なイメージ崩壊があるかもしれません。

 本編にない、あるいは本編と違う記述があるかもしれません。


 感想や活動報告で好きなキャラや知りたい設定などを挙げていただければ、厚めに記述するかもしれません。




・人物一覧と一行概要

 固有名詞が出た人物はとりあえず。網羅しすぎでかえって不便かもしれません。


『異世界庶民』ユキタン(なにごとも平均やや下。最弱選手。特技は正気崩壊)

『異世界勇者』平石清之助(『変態のエリート』『クソメガネ』万能天才)

『風の聖騎士』アレッサ(蒼髪の美少女貧乳ボケ勇者。『風鳴りの腕輪』で射撃)

『闇の魔女』ザンナ(小柄な銀髪の妖精人。『闇つなぎの首輪』で針)

『陽光の神官』リフィヌ(小柄な金髪の妖精人。『陽光の足輪』でバリアー)

『犬獣人』ダイカ(義理堅いベテラン賞金稼ぎ。男前な爆乳少女。時おりキス魔)

『猫獣人』キラティカ(ダイカを過剰に慕う相棒。小悪魔的)

『魔法人形』メセムス(無骨メイド。『大地の小手』で巨大化)

『樹人』ラウネラトラ(変態触手女医。『癒しの包帯』で治療)


『妖鬼魔王』シュタルガ(腹黒どエス。小柄な紅髪。最弱覇者)

『魔竜将軍』ドルドナ(魔王配下筆頭。ダントツ最強の戦闘力と非常識)

『巨人将軍』ゴルダシス(魔王配下次席の双璧。のほほんマイペース童顔)

『吸血将軍』パミラ(三魔将のはしくれ。公認で裏切り役の側近)


『鳥人』セリハム(『でもどりの矢』に適性がある弓使い。口調と発想と仕草が珍奇)

『蛇人』ルクミラ(『透過の隠れ蓑』を使う。孤児院を経営する未亡人。清之助信者)

『蜥蜴人』デューコ(『黙示録の貞操帯』を清之助に奪われた女暗殺者)

『悪徳傭兵』ロックルフ(選手村の商店会長。少年好きのマッチョ紳士)

『ヒグマ獣人』グリズワルド(同盟の気のいい協力者でスキャンダル被害者)

『魚人姫』ミュウリーム(入浴サービス場面を担当。『ひきにげの風呂桶』使い)

『清掃員』クリンパ(モジャ髪にしっぽつきのザンナ舎弟。ドライな毒舌)

『給仕』ナルテア(アレッサ狂信者。おさげソバカス凶暴少女)


『侍従長』ダダルバ(魔王側近の老小鬼。魔法道具に詳しい。セリフがない)

『大魔獣』ティマコラ(放送席を搭載する十本足の巨体ブサイク)

『武闘仙』ピパイパ(ウサミミ能天気リポーター。大戦の名指揮官)

『豪傑鬼』シャンジャンガ(競技祭警備主任。魔王軍最古参の腹心で主力軍司令官)

『独り百鬼』ブヨウザ(『影絵の革帯』を使いこなす女装マッチョ)

『邪鬼王子』ブラビス(先代覇者『邪鬼魔王』の孫で『無双の三輪車』の使い手)

『狸獣人』コカリモ(爆乳でひょうひょうとひどい性格のピパイパ高弟)

『狐獣人』コカッツォ(巨乳でサディスティックに冷酷なピパイパ高弟)

『鼠獣人』ヤラブカ(性格の悪すぎるリポーター。ネズミ娘たちの年長格)

『変幻の魔女』アハマハ(若返りと突風を使う老婆。衰退した西部魔術団の総帥)

『人形師』マキャラ(西部魔術団の人形フェチおじさん。甲殻類の獣人)

『臓腑使い』ナディジャ(マブダリアの娘で『絆の髪』使い。人なつこいが破滅志向)


『聖王』ガルフィース(反魔王連合の象徴。白髪の美形中年でおだやかな物腰)

『神官長』ファイグ(『銀河の神官』。神経質な老いた小男。魔王打倒にあせる)

『灯台の神官』ネルビコ(リフィヌの日和見の師匠で巨体小心の全力低姿勢)

『極光の神官』ショインク(リフィヌの武術の師匠で人間性の希薄な守銭奴)

『その他大勢の副神官長』ソノット(区別のつかない高位のジジババ集団)

『その他大勢の副神官長』アオーズ(区別のつかない高位のジジババ集団)

『その他大勢の副神官長』エイノー(区別のつかない高位のジジババ集団)

『その他大勢の副神官長』フクシンカンチヨ(区別のつかない高位のジジババ集団)

『朔月の神官』ミラーノ(長髪厚化粧で『分かち合いの天秤』を使う多芸な才人)

『遊星の神官』ミラコ(短髪ミニスカでけたたましい『惑いの弩弓』の天才射手)

『鬼火の神官』ウィウィリア(柱体型のパーマ髪。『哀れみの燭台』を使う殺戮神官)

『綿雪の神官』ジシコフ(角顔冷蔵庫体型。『罪悪の錨』を使う殺戮神官)

『虹橋の神官』ポルドンス(くどくウザいマッチョ男。『難儀の玉すだれ』を使う)

『雷電の神官』タミアキ(大柄ヒゲマッチョ女子。『雷獣の下敷き』を使う武術家)

『花火の神官』ジョナシー(爆発パーマの関西弁少女。『こけおどしの大砲』を使う)

『蛍火の神官』ドリシリー(オカッパ低身長の関西弁少女。『片思いのお釜』を使う)

『護衛神官』ゲギータ(第四区間まで残り、盛大に社会的生命を散らす)

『護衛神官』ゲイジ(眉太。第一区間でリフィヌ隊の副官だったが独走して全滅)


『肉玉大王』ニックドアルマー十四世(反魔王連合で最も有力な大国の王。暗愚)

『騎士団長』バウルカット(大柄な中年だが激しく狭量。『洞の聖騎士』)

『名ばかり剣聖』モルソロス(厳格な無駄口ばかりの老騎士。『波の聖騎士』)

『騎士団の看板男』クラオン(正義のアイドルを演じる非道な『花の聖騎士』)

『渦の聖騎士』シャルラ(騎士選手の総隊長。いかれたピンク頭の異世界出身作家)

『砂の聖騎士』ヒギンズ(シャルラの副官でアレッサの師匠。『第四の三巨頭』)

『泉の聖騎士』ニューノ(騎士団の頭脳で参謀役。小柄できまじめ)

『湖の聖騎士』スコナ(二番隊隊長。貫禄のある大柄。『煽りの櫂』を使う女騎士)

『滝の聖騎士』レオンタ(二番隊。筋肉質な心身で『昇竜の竹馬』を使う女騎士)

『沢の聖騎士』ジュリエル(二番隊。根性派美少女。『大物の釣竿』を使う)

『岸の聖騎士』ペキンパー(三番隊隊長。『飛竜の梯子』を使う元傭兵のたたき上げ)

『浜の聖騎士』マッサン(三番隊。絵画が趣味の中年騎士。『認識の旗』を使う)

『池の聖騎士』ノコイ(三番隊。没落貴族だが優等生。『落ちこみの独楽』を使う)

『沼の聖騎士』ドニス(四番隊隊長。正体を隠して競技参加していた。殺人鬼)

『淵の聖騎士』リュノウ(四番隊。ドニスの幼馴染。『自分嫌いの足かせ』を使う)

『藪の聖騎士』キチュード(四番隊。第一区間でユキタンに魔法道具を奪われる)

『川の聖騎士』ブロング(五番隊隊長。全身鎧の大男。『乱舞の銛』を使う)

『谷の聖騎士』クアメイン(五番隊。がっしり体型。『地割れの根付』を使う)

『峠の聖騎士』ワッケマッシュ(五番隊。ツインテ。『随所の扉』を使う)

『雨の聖騎士』ガイム(六番隊隊長。暗く古風な紳士。『雨だれの長ナタ』使い)

『霧の聖騎士』レイミッサ(六番隊。アレッサの妹で短髪。『酔いどれの斧』を使う)

『霜の聖騎士』ホージャック(六番隊。銀髪の美少年。『孤立の襟巻き』を使う)

『森の聖騎士』ツォフォーロ(故人。騎士団の三巨頭。前大戦で勇者候補の筆頭)

『海の聖騎士』ソトリオン(故人。三巨頭。前大戦の騎士団長。騎士団に裏切られる)

『山の聖騎士』リューリッサ(故人。三巨頭。アレッサの母。シュタルガと複雑な仲)

『林の聖騎士』フィノット(故人。リフィヌの父。冤罪をかぶせて気に病んでいた)


『教団開祖』カミゴッド(異世界で最もメジャーな宗教『カミゴッド』教の開祖)

『聖母』マイラ(カミゴッドの伴侶。ふたりは永遠に世界を見守っているという)

『聖神』ユイーツ(カミゴッド教における信仰対象。『無限の塔』に住むという)

『妖魔』グライム(透明粘液の魔物。競技祭の常連強豪)

『不死王の未亡人』メイライ(魔王も恐れる呪いの沼の主。『語り部の耳飾り』使い)

『長老竜』セハンヤ(先代竜王でダントツの巨体。孫娘のドルドナを恐れる)

『蜂人』アリュービー(『非情の鞭』で選手村の襲撃や選手間の争いを誘発させた)

『黒き魔女』ティディリーズ(迷いの森に隠遁する陰気な妖精人。ザンナの義母)

『ザンナの義弟』スリブ(幼いけど追いはぎに手慣れていて物騒)

『ザンナの下の義妹』テパンリ(かなり幼いけど物騒)

『ザンナの下の義弟』ニリリッピ(すごく幼いけど物騒)

『山小人の王』ズカパッグ(『憤怒の巾着』を使う。ダイカの友人)

『山小人の王女』ズナプラ(ズガパッグの娘。ダイカに求婚中。幼いがしっかり者)

『小人族』カノアン(ズナプラの許婚。ダイカに求婚中。幼いが勇敢)

『小人族』ドメリ(カノアンの妹。キラティカに求婚中)

『蟹人』ラハーガ(第二区間でアレッサに負け、ティマコラの腹で清之助と過ごす)

『猿人』チソソッカ(第二区間でアレッサに負け、グライムの腹でリス娘と過ごす)

『蛙人』ジュエビー(第二区間でレイミッサに追われ清之助に捕まる)

『蝸牛人』アバイチュ(第二区間でアレッサの返り討ちにあい棄権)

『蛇男』ラブテマルブ(第二区間でアレッサの返り討ちにあい棄権)

『ツキノワグマ獣人』リトライアン(第三区間でダイカの棄権ツアーに同行)

『シロクマ獣人』ミフルクツ(グリズワルドの知人。ダイカの棄権ツアーに同行)

『海驢獣人』ミミャユミ(アシカ獣人。ダイカの棄権ツアーに同行)

『海豹獣人』マヒレツメ(アザラシ獣人。ダイカの棄権ツアーに同行)

『穿孔騎』シサバ(第四区間まで残ったが巨大アリジゴクに飲まれた半馬人)

『野裂き』トミンコニュ(第三区間でダイカの棄権ツアーに同行した半馬人)

『馬の嫁』ジーザ(競技中にトミンコニュからプロポーズされた護衛神官)

『傭兵戦士』ナノック(マッチョ傭兵オッサンズ。『いたわりの鞍』を使う)

『傭兵戦士』スパイク(オッサンズ。空腹感で『飢餓の犬小屋』を使う)

『傭兵戦士』グルンペルク(オッサンズ年長。『回転の床板』を無意味に使う)

『アレッサの異母兄』(ゲストに呼ばれ人質にされ蹴落とされ、以後の消息不明)


『黄金竜』ドルネオムエル(優勝候補の直立巨竜トリオ。中でも最強の兄貴分)

『蒼刀龍』イワハルブ(優勝候補の直立巨竜トリオ。中でも二番手の弟分)

『緑碧竜』ルジオア(優勝候補の直立巨竜トリオ。中でも最弱で独走して脱落)

『赤巨人』ハウモス(西の赤巨人の老族長。強豪だがゴルダシスに一蹴される)

『腐乱将軍』フラシュタン(醜悪な巨体ゾンビ。清之助にくどき倒される)

『腐乱聖騎士』ガホーナ(先代『風の聖騎士』の戦闘狂。『粗製乱造の鎧』を使う)

『川獺獣人』ベラシミョ(コカリモとコカッツォの兄弟子。第三区間で狙撃された)

『六手巨人』コッブリギュー(第四区間に残るも塔の手前で土偶の群れに力つきる)

『双頭洞窟鬼』ルロドゥド(第四区間に残るも塔の手前で土偶の群れに力つきる)

『魔獣王』ベベンモ(第四区間に残るも砂漠の熱中症で自滅)

『妖獣妃』レキュスラ(第四区間でアレッサに敗れる。西南妖獣社会長)

『西南妖獣社社長』ウォクジャバ(屈折のあまり正義や平和を好むレキュスラの息子)

『暴竜』プルプンテ(『行き止まりの翼』で自滅したティラノサウルス獣人)

『剣竜』ドッデンバー(『踊りの丸木舟』を魔竜に殴り壊された直立ステゴサウルス)

『三角竜』バモクリク(『青二才の木馬』も意味なく魔竜に倒されたトリケラトプス)

『蝙蝠人』ドラキュラ(パミラ配下の放送ディレクター。ダンディ)

『蝙蝠人』オルロック(パミラ配下の放送ディレクター。カメラワークがおかしい)

『象人』アモロファトン(五刀流の剣豪。会話できないがなぜかザンナと知り合い)

『河馬獣人』ボンノパ(アモロファトンと組む巨体戦士)

『犀獣人』イダラ(アモロファトンと組む巨体戦士)

『長虫巨人』エペジェシカ(グロテスクな巨体に異常な再生力の強豪選手。八歳女児)

『通信会社勤務』ヒロスミ氏(エペジェシカの父親。異世界出身の触手マニア)

『苔人』ルガルバ(エペジェシカと共に第四区間まで進んだ強豪選手。担任教師)

『セイウチ獣人』ウィーポユ(巨体に燕尾服。『先延ばしの棚』で負傷を遅延させる)

『鯔獣人』スプリンビッグ(ウィーポユともども親切ぶって最悪の性格。鎖を使う)

『蜘蛛人』イジェムエ教授(虫人罠師トリオ。蜂人関連でザンナと面識あり)

『百足人』イニイェン(虫人罠師トリオ。アレッサの理不尽な勢いで撤退)

『蠍人』ウシュジョ(虫人罠師トリオ。アレッサの理不尽な勢いで撤退)

『緑巨人』トマッキルム(第三区間で騎士団の略奪に合い、巨人将軍にも一蹴される)

『武者鬼』シャビ(第四区間でアレッサの返り討ちに。剛刀『冷蔵庫斬り』を使う)

『獅子獣人』ベイチャノ(第四区間でアレッサの返り討ちに。西南妖獣社と広告契約)

『蜥蜴人』ガリド(第四区間でアレッサの返り討ちに。忍者装束)

『翼竜使い』プリゴンド(第一区間で弱小勢力を狩る。『ぬかるみの木靴』が切り札)

『鮫獣人』サドン(選手村の警備隊長。『岩斬旋風破』の使い手)

『鯨獣人』アムソン(選手村の警備隊長。『烈射迅雷波』の使い手)

『真紅の祝福』リクズケイ(ミュウリームを慕う魚人選手。第三区間で八つ裂きに)

『弱いもの調教師』イーヴァック(ヤラブカ従姉妹。第三区間でグライムに飲まれた)

『赤烏帽子』ラカリト(邪鬼王子の側近を務める忠実なニワトリ鳥人)

『肉弾魔神』ツカント(邪鬼王子配下のモヒカン豚鬼。序盤でダイカに一蹴される)

『緊縛の炎獄』ウシュアチャ(邪鬼王子に敗れ配下となったダブルモヒカン豚鬼)

『爆砕闘王』キテフビ(邪鬼王子配下でも最強の肉体派闘士だが突撃で自滅。二度)

『遊撃職人』ヌオロガス(第一区間で登場と同時に烈風斬で裂かれた虫人の戦士)

『穴掘り古豪』ピグンチ(第一区間で奇襲秘技を出す前にダイカに蹴られたモグラ男)

『ザコ犬鬼』ドルボッド(第二区間で切り裂き魔と変質者から逃げた先で棄権)

『ザコ小鬼』リブリゴ(第二区間で切り裂き魔と変質者から逃げた先で棄権)

『鼠獣人』ホラホラ(青。ネズミ娘たちはみんな若い外見だが、年齢はばらばら)

『鼠獣人』スブスブ(黄。露出の多い格好で競技祭の案内や接客などを務める)

『鼠獣人』ノノナイガイ(緑。一応は巨体化もできるらしい)

『鼠獣人』ソペソペ(橙。多くはヤラブカに近い、ろくでもない性格)

『鼠獣人』スズスズ(白。ネズミ娘の年少者で、やや芸風が異なる身内の売り方)

『鼠獣人』モクモク(黒。ネズミ娘の年少者で、やや芸風が異なる身内の売り方)


『巨乳の生徒会長』青賀 麻繰(清之助親衛隊の隊長格。政治とハッキング専門)

『縦ロールのアイドル』幕路羽 銀火(清之助親衛隊の学生アイドル歌手)

『女子サッカー部のエース』市駒 加奈江(清之助親衛隊で闇柔術の達人)

『傭兵部隊の留学生』ンヌマリ(清之助が海外紛争地域から連れ帰った少年兵)

『犯罪の優等生』奉見 加墨(清之助親衛隊で学問、特に科学と心理学の悪用専門)

『女教師』野口山(清之助の担任で愛人の国語教師。ユキタンが好意を持っていた)

『ユキタンの叔母』栃留 真日流(ユキタンの義理の叔母で、長年の片思い相手)

『ユキタンの大叔父』栃留 総八(真日流の義理の叔父で、長年の片思い相手)

『ユキタンの義母』栃留 深名香(故人。ユキタンの義理の母。父の再婚相手)

『ユキタンの父』湯木田 遊路郎(故人。奔放な性格)

『ユキタンの実母』草河実 梨歩(故人。ユキタンの実母。冷めた態度)

『清之助の父』平石 清三郎(清之助の戸籍上の父親で企業グループ主)

『清之助の実父』桐之江 俊助(清三郎の秘書で親友。遺伝子上だけ清之助の父)

『清之助の母』平石 時枝(清之助の母。二人の父と同じく家族観が特殊)


『暗黒の聖母』マブダリア(前大戦でシュタルガの最大の敵。異世界に執着していた)

『妖鬼王』シュルバン(シュタルガの父で邪鬼魔王の腹心。歪みきった人格)

『二代目邪鬼王』(大魔獣ティマコラの前の飼い主。前大戦で敗北)

『邪鬼魔王』(先代覇者。闇の勇者の後継者を自称して塔の探索事業を進める)

『闇の勇者』(異世界エゾ出身で名はローニン。歴代覇者でも最悪の人格だが救世主)

『光の勇者』(創作人気は高いが学術上は災厄の元凶とされる魔法文明の破壊者)

『妖術魔王』(『魔法の道標』の普及で近世魔法文明の黄金期を築いた)

『魔道の勇者』(歴代覇者で最も影が薄いリフィヌの祖先)

『傀儡魔王』(『焦土の魔法人形』と呼ばれた魔法道具。近世魔法革命をはじめる)

『流浪の勇者』(発達した銃砲による最も凄惨な大戦を外交で治めた最も不遇な勇者)

『竜人魔王』(人間の軍師を恋人とした最も勇者的な魔王)

『覇道の勇者』(能力主義で種族を問わず登用した最も魔王的な勇者)

『獣人魔王』(人間も腹心とした最初の魔王)

『蛮人の勇者』(魔物も従者とした最初の勇者。中世戦国五期の幕開け)

『不死魔王』(呪いの沼で異常な人体実験をくりかえした引きこもりサイコパス)

『聖痕の勇者』(苛烈な差別階級社会、監視制度を徹底した別名『烙印の勇者』)

『巨人魔王』(二代目覇者。巨人回廊をはじめ大規模な整備事業の功績がある)

『王道の勇者』(堕天魔王を討った聖魔大戦の初代覇者)

『堕天魔王』(魔物ではじめて世界を支配した。名はクシルフェル)

『天の勇者』(魔物ついでに多くの国家も滅ぼした伝説の大迷惑『嵐の聖騎士』)

『神の勇者』(神に反した初代竜王と戦い、ついでに大陸を砕いた)

『神代の百年』(竜も天使も神に従っていた理想の時代とされる)

『創世の百年』(カミゴッドがユイーツに招かれた。元世界の西暦一世紀に相当)


 ほかには黒妖精人の女性選手、婦長さん、清掃人ペンギン、蜂人の女王、ザンナパパ、アルマジロ娘、ヒロスミ氏の奥さん、シュタルガの母と義母、カップリング刺青男、土偶、魔法人形、野生の魔物……など。




・魔王軍の格づけ(主な該当者。魔王軍以外は競技内格づけ)


覇者(シュタルガ)

筆頭(ドルドナ)

双璧(ゴルダシス)

三魔将(パミラ)

四天王|(*不在。シャルラ(自称)、清之助、メイライ)

五英雄|(ガホード(自称)、ドルネオムエル、ナディジャ)

六烈臣|(メセムス、レオンタ)

七妖公|(ピパイパ、グライム、リフィヌ)

八武強|(シャンガジャンガ、アレッサ、レイミッサ)

九司令|(ヒギンズ、ハウモス、イワハルブ、ミラーノ)

十傑衆|(ブヨウザ、ホージャック、ミラコ)

十一大豪|(ルジオア、プルプンテ、ガイム)

十二獄侯|(ブラビス、コカリモ、ドラキュラ)

十三怪勇|(ロックルフ、コカッツォ、ミュウリーム、アモロファトン、リュノウ)

十四覇道|(ダイカ、エペジェシカ、ドニス、ペキンパー、ウィウィリア、シジコフ)

十五猛貴|(ヤラブカ、ジュリエル、キラティカ、スコナ)

十六師範|(タミアキ、イジェムエ)

十七高官|(ポルドンス、ラウネラトラ)

十八夜叉(ザンナ)

十九羅刹|(キテフビ、シャビ)

二十戦騎|(プリゴンド、ベイチャノ)

二十一鬼面|(ガリド、ラハーガ)

二十二名門|(ジュエビー、アバイチュ、ラブテマルブ)

二十三宮衛|(ホラホラ、スブスブ)

二十四目連

二十五凶席

二十六歌仙

二十七委員

二十八麗花

二十九点星

三十旗手

三十一守護

三十二隊長(ヌオロガス)

六十四団士|(ピグンチ、リブリゴ、オルボッド)

百二十八柱神|(シサバ、トミンコニュ)

二百五十六聖帝|(ツカント、ウシュアチャ、ユキタン)

五百十二使徒(ラカリト)

千二十四楽坊


解説というか裏設定というか

 個人戦闘力と軍人階級と役人階級と貴族階級がごちゃまぜ。

 認定者の格づけの高さでも価値が左右される。

 格づけより弱いと思われたら名声ねらいで襲われやすくなる。

 三十二以降は数字が倍に増えていく。

 三桁以降の格づけは邪鬼魔王やシュタルガによる嫌がらせ意図。




『異世界庶民』ユキタン(『ブタヤロウ』『ヘタレカス』湯木田友幸)


 主人公なのに、本名のフルネームは第三部でようやく判明。

 序盤で清之助の呼んだ『ユキタン』が本名のごとく定着してしまう。

 漢字表記もめったに出ない。

 清之助だけは『ユキタ』と呼ぶことも多い。

 もうひとりだけ、ほぼ『ン』無しで呼ぶ人物がいる。


 元キャラの半分は未掲載作の小心で良心的な太め男子。

 親しみやすい成長元だが、そのままではわき役キャラすぎて迷宮地獄では序盤で死ぬほうが自然で、御都合主義ファンタジーの主人公としてもおとなしすぎて使いづらい。


 そこでもう半分に『人喰らい、人喰らえ』の友木貴之を混ぜこむ。

 負けずぎらいの意地っぱり、年上女性に好かれる素直、根が優しく、誰かを守る時には怒りかたが危険、という年下主人公ぽさを合成。


 二人の名を合わせ、性格や立ち回りや印象変化に合わせて整える。

 作品方針が「ベタベタのご都合主義上等」だったので古さ親しみやすさも意識。

 おひとよしの癒し要素とコメディハーレムぽさで「湯」の字。


「友」の字は変更も検討したものの、この作品における娯楽性の本質は「人脈チート」で、その関係性は「友情」が主成分だったので「友の幸」に。

 能力関係が悲惨にシビアで、恋愛関係も甘いとは言えず、寄生要素にも重大な難点がつきまとうものの、ぶつかりあった先には価値のある関係性が用意されている。


ユキタン「それもうチートじゃなくてガッツリ努力成長型の人間関係だよね?」


 ごめん。


 企画当時、このサイトにおける競争を把握しはじめ、交友の広がりを感じはじめていたことも影響してそう。

 長編は生活や人生の一部として扱わないと続けにくいので、直感でも「今の作者自身の生活と重なっている」と思えることは長編ゴーサインのひとつ。

 当初の「萌えハーレム一直線」以外の要素がどんどん増えたのも読者反応の影響……などと責任転嫁。


 第三部以降の『凡庸な特異性』はもう少し早い段階で強調していいかも。



『異世界勇者』平石清之助(『変態のエリート』『クソメガネ』)


 主人公でもないくせに作中では長い間、姓名とも判明している唯一の人物。

 ユキタンなど元世界の知り合いのみ漢字表記で呼ぶ。


 元にした自キャラはいたものの、表の芸風はほとんど別ものに。

 苗字は『人喰らい、人喰らえ』の舞台となる地名「平岩」から。

 日常的にありふれているようで、ひそかにオカルト的な祭壇や不自然な物体も示す。

 岩が石になるとより人為的。

 どこにでもいる凡人ユキタに近い異世界的な高位の存在として。


『助』はヘンタイとしての助平と、自称親友として助演や補助の役回りから確定。

『清』は元キャラの名前が水関連だったことと、純粋や素直が意外に本性ぽいので。

 あとは地方の名家らしく整え、ベタ古風上等のメインキャラらしいおぼえやすさで。


 終盤の長い説教はあれでも数分の一に削っている。

 もう少し小出しにできる部分があるかもしれない。



『風の聖騎士』アレッサ(『騎士団の狂犬』『切り裂きの魔女』『貧乳ボケ勇者』『伝説の大迷惑』『ガチガチブリッコ』)


 名前は未掲載作の女戦士ヒロインを元に、騎士や勇者らしくアレンジ。

 殺伐とした作品背景と立ち回りからして軍神ぽく。

 ベタ上等の世界観に合わせ古風なファンタジーヒロインぽく。


 とりあえず硬派でつり目で貧乳、という作者の嗜好どまんなかで安定させておく。

 あとはコメディに合わせて残念さ変人さをふくらませていたら……キワモノぶりが突き抜ける有様に。作者の嗜好のせい。

 当初はエンディングまでに少し変人芸風が移りはじめて、好意も明確に持つ、という程度でまとまる予定だったが、私のヒロイン群でも最たる非常識に変貌した展開は最大の予想外。


ユキタ「コメディだからキワモノヒロインでもいいけど、一般にも色気を認知される範囲は死守しようよ」


 ごめん。


 予想外の暴れすぎは第五部になっての結末変更をくりかえす主要原因に。

 当初はほかのレギュラーヒロインと同じ程度の出番だったし、第五部自体がもともと総当りで一気に勝敗をつけ、ユキタン自身ではないがユキタンの行動経歴を勝因に終われる構成だった。

しかしアレッサが戦闘とも勝負とも言いがたい決着へ突撃しはじめる。

 この作品らしさを深める方向なので無視もできず、なにより笑えるので好きにさせたものの、一般的なバトルファンタジーの終盤からは離れ続けて作者的には追跡と収束が大変だった。

 無難な「がんばって、ぶったおせて、すっきり丸めて」展開を許してくれない上、清之助と違って理論では追いにくいキャラ性がやっかい。

 軍隊衝突の収束は早まり、ユイーツのどうでもよさも強調されたものの、その余波でシュタルガが所蔵の魔法道具で用意していた塔への嫌がらせネタの数々がボツか駆け足になってしまう。


 余談ながら「無意識のまね」の対象は第五区間ではユキタンくささに加えて清之助くささも顕著になる。

 キラティカあたりに指摘させてアレッサと清之助の双方を悶絶させてもおもしろかったかも。



『妖鬼魔王』シュタルガ(『腹黒どエス』『解説魔王』『夢幻の勇者』『鋼鉄の鬼姫』)


 元キャラは未掲載作のヒロイン。名前にも少し影響。

 小柄だけど精神的な爆発力を持つ現実主義者で、ふやけたユキタとの対比になる地獄キャラ。

 外見は萌え系ロリ魔王を期待させながら、実は悪役論やヒーロー論にからませた「弱さ」「臆病さ」をガッツリ象徴させる鬼仕様。


 主な命名由来はイシュタルとドルガー。

 どちらも女神ながらキリスト教の大悪魔アスタロトの元だったり、ゲーム『ドルアーガの塔』の魔王ドルアーガの元だったり。

 多神教的にカオティックな母性、女性の強さも意識。


 この名前の力強さ悪役ぽさは以降の妖鬼系の命名にも共通させることに。


『無限の鉄扇』のために常に大量の鉄粉を持ち歩いている裏設定は割愛された。

 ない場合、鉄分の少ない地形ほど消耗が大きくなってしまう。

『地獄耳の眼鏡』は聴覚限定で兄や邪神の苦痛を感じる作用も伴うが、この描写も割愛された。



犬獣人ダイカ(『爆乳キス魔』)


 命名経緯は「犬や狼の魔物……ダイアウルフ」

 性格に合わせて豪傑ぽく。

 一部の段階ではアレッサ(正気)と硬派ヒロインという基本特徴でかぶり、二部・三部とたびたび抜ける予定も決まっていたので、主人公ぽいおぼえやすさに。

 四部以降ではユキタンはじめメインキャラのほとんどがキワモノ濃度を上げまくって作品方向をまどわせるので、常識と良心を保ってそれらと読者の接点にもなる古典的な正義のヒーローぽく。

 あとひそかにウシ科の動物名だったりする。

 乳牛にはならないらしいが、意味はダイバー(隠れる者)らしいので魔法とは合う。


 元キャラは未掲載作の男前な爆乳スポーツ少女。ほぼそのまま。

 登場時点では競技祭のライバル選手たちを象徴する、歴戦の強豪らしいキャラ。

 もう少しアレッサと戦わせてよかったかも。



猫獣人キラティカ(『冷酷ネコ娘』)


 命名経緯は「猫や虎の魔物……キラータイガー」

 一部の段階ではダイカの妹分、という程度の印象の薄さになるので、わざとらしいくらいネコ・トラ獣人の美少女キャラぽく。

 ダイカとセットの印象を持たせる「a~ィカ」も意図的にくどく。

 獣人を意味するライカンスロープの音にもかけている。

 二部までは小悪魔的・獣人的で済むクールさスパイシーさ。

 三部の暗転を象徴する現実主義・個人主義な冷酷キャラらしさも含めて整え。


 元キャラも猫顔の小悪魔キャラ。しかしキラティカのほうが良心的。

 知的で度胸もあるものの、ダイカに依存するもろさがあり、それが清之助の本性を探る接点にも発展。


『次元の外套』はツッコミどころが多いチートアイテム。

 距離や障害で体力消耗する難点のみ説明されている。

「移動経路を想像できない密閉空間などは不可」という説明は改稿でこっそり追記するかも。

 実は加速装置に近いもの。

 第二部ラストにメガネ転送疑惑があるが、実は清之助の実験。

「肉体の定義とはなんだ? 義手は? 入れ歯は? 胃の内容物は?」

 さらにはもともとの目的が「全裸にして移動」だったという残念な真実が判明するはずだったが割愛された。無念。



『闇の魔女』ザンナ(『姉御』『大賢者』『闇の聖女』)


 レギュラー予定だったので、メインキャラぽく短くおぼえやすく。

 悪役、小者、魔女ぽさも出せて、単純ながら深さも出るように。


 この作品のレギュラーでは珍しく自作品の元キャラなし。

 古風ステレオタイプな小者悪役ヒロイン上等の方針で練り、自分なりに消化。

 しかしレギュラーでは有名類似キャラとの差にもっとも気をつけたキャラでもある。

 比べても『ザンナじゃないとダメ』と読者に言わせられるかが自称プロ志望としての勝負どころ。


 ヒロインとしてはひねた属性の数々が作者的には扱いやすくて安心できる。

 むしろ優遇しすぎないように警戒していた。



『陽光の神官』リフィヌ(『日和見ボウズ』『パッキン』『ムダ耳』)


 命名経緯「エルフ、ELF……エルフくさく……フィ……リ……」

 魔女の象徴動物ネコに対する秩序的な動物としてイヌも。


 この作品のレギュラーでは珍しく自作品の元キャラなし。

 古風ステレオタイプな従者ちゃん上等……で考えたが、明るく優しく素直という王道ヒロインが苦手な作者のせいで、レギュラーでは登場が最も遅れる。

 ザンナをはじめとした外堀を埋め、先の見通しもつけてからようやく放流。


 作者的には登場までがもっとも苦労したキャラだが、以降は方向性の一端を支える良いレギュラーに。

 さらに四部から『明るく優しく素直』の難点がはっきりしてきて作者的にも好みのヒロインになったが、一般的には甘さ成分のさらなる枯渇になっていそうで……もうしわけありません。


 フィノット、ツォフォーロなど、以降の正統派エルフ系の命名の元にもなっている。



『魔法人形』メセムス(『メイドさん』)

 命名経緯「ゴーレム……と言えばメスからエメス」

 出自の雰囲気から古代ぽさ遺跡ぽさ、エジプト王族風に整え。

 ぱっと見ではヒロインや生身らしくない、無骨な印象も意識。


 自作品に元キャラがいない上、いわゆる萌えメカみたいな実質人間にもなりきらず、意識が特殊という厄介なこだわりに挑戦。


 魔法道具である彼女がどんな魔法を使えるのか、どんな魔法が効くのか、不明部分が多い。



『樹人』ラウネラトラ(『変態女医』)

 命名由来は直球で「アルラウネとマンドラコラ」

 ヒロイン名が急増する時期に登場なので、わざと長く奇抜なインパクトに。

 命名由来をほとんどひねらないことで、字面だけでも植物系の印象に。

「そこまで工夫するなら、まずキャラ数をしぼれ」と言いたい。


 未掲載作のだらだらヒロインが元キャラになっているものの、差を持たせるために妙な口調のロリババアに。

 ベタな触手エロを担当させたわりに、はしばしの配慮に年上キャラらしさも。


 一般的な樹人成体を登場させそこねた。

 当初は第三区間に知り合いのはぐれ樹人を出す予定だった。


『封印の指輪』は発動の打ち消しに同等の体力消耗や集中力、意識の持続が必要な描写を追加するかも。ないと強力すぎる。



『魔竜将軍』ドルドナ(『魔竜姫』『爆撃バカ』『暴走火薬庫』)

 命名由来は「ドラゴン、エキドナ」

 直球の最強キャラらしく短く力強く。

 ケルトの太陽神ルーの別名とかぶっていたが、祖父の魔王バロールをギャグみたいに討つ無茶なエピソードから、ありかと思ってしまう。太陽と核融合の連想も。

 しかしいまだにドルドラにしようかと検討中。


 ここを書いていて元キャラがいたことを思い出したひとり。

 元も竜娘の実力者だが、ギャグ成分がないためにまるで別キャラ……今はこっちのほうがいいと思うひとり。

 というか、元がいるキャラの多くはこの作品のほうが上位機種になっているし、そうなるように挑んでいた。


 能力的に現在の異世界の限界を示す基準になっている。

 これに三魔将の「十中八九」の三段階がおおよそのトップレベルめやす。


『憤怒の巾着』を使いたかった。

『語り部の耳飾り』および加墨とンヌマリによる教育成果も駆け足。



『巨人将軍』ゴルダシス(『巨人王女』)

 命名経緯は「巨人の女……つまりジャイ子……剛田の妹……ゴウダシスター……」もうしわけありません。

 あとは巨人将軍らしく、神話的に古風な力強さいかめしさ。

 第三部の役回りに合わせ、神秘的な女性名にもなるように整え。


 元キャラは真日流や『屋根より高いおねえさん』と共通の自作グラマーたれ目ヒロイン。

 それぞれの経歴と役回りで方向性が分化。

 当初より出番が大幅に増え、よりテーマにせまる深いキャラになった。


 低い可能性でも単独でドルドナを倒しうる、という能力設定。

 おそらく『肉を切らせて骨を断つ』の究極的なむごい消耗戦になる。


『氷葬の墓石』を使わなくなった心境についてはもう少し書きたかった。



『吸血将軍』パミラ(『吸血公女』『出血将軍』『アナウンス将軍』)

 命名由来は「バンパイアとカーミラ」で直球。

 見切り発車による連載開始の最大の犠牲者。

 第一部でもう少し、シュタルガとの関係性や企みに文字数を使いたかった。

 なにもキャラ性までコウモリ的にフラフラゆれなくても。

 専用の魔法道具による活躍も割愛されてしまった。


『魔竜姫』『巨人王女』『吸血公女』『鋼鉄の鬼姫』はシュタルガの覇権が確立する前、特に三魔将がまだシュタルガと敵対していたころの二つ名。

 つきあいの古い人間や年配キャラがよく使う。



『武闘仙』ピパイパ(『ウサ耳リポーター』)

 命名経緯は「ウサギといえばピーターラビット、といえば『お父さんはマグレガーの奥さんにパイにされてしまった』、ピーター・パパ・パイ」もうしわけありません。

 頭の軽い色気役ぽく、でも異名や大戦中の活躍から、エキゾチックで神秘的な印象にも見えるように整え。


 大戦中、シュタルガから某所の騎士団部隊をたたく命令を受けたが、ヒギンズのせいでたたきそこなって今の衣装を着る羽目になった過去は割愛された。

 大戦中にドルドナを防ぎきったエピソードはきわどく、ドルドナ対策に精神操作系その他の間接攻撃がどれほど効いてしまうかは不明な点が多い。



『豪傑鬼』シャンガジャンガ

 最初の命名はジャンガ。しかし人物が大量登場する時期に名前がわかるため、インパクトのある民族風のくりかえしに。

 能力的にも年功序列と腕力だけで居座れる地位には思えないので、勘の鋭さなどの秘密も名前と一緒に設定。


 大戦中、ロックルフは魔王軍を裏切るが、シャンガに察知されて裏をかかれ、反魔王を裏切るしかない状況に追いこまれた過去は割愛された。

『迷宮地獄の選手村』と制御装置『自滅のタコ足配線』は塔への盛大な嫌がらせ用途で悪用される予定だったが、アレッサ暴走の余波で予定変更。



『不死王の未亡人』メイライ

 元ネタは命名を含め未掲載作の残念系ヤンデレヒロイン二体の合成。

 アンデッドぽく、あとは別面を見せても合うように整え。

 アレッサがまだまともな頃に登場してくれたキワモノヒロインだったので、やたら使いやすかった。

 作品的には萌えから大きく遠ざかった気もする。

 おもしろさではなく色っぽさかわいさを出すのに全力で苦労した。



『蜂人』アリュービー

 第二部の内容どおり蜂しかなかったものの、虫脳ヒロインという時点でゲーム『ヴァンパイア』シリーズのキュービー(さらに元は『宇宙家族カールビンソン』のチカちゃん)との創り分けは当初からの気がかり。

 あえて類似を連想しやすいネーミングにして挑み……展開上は『意思疎通の絶望的な冷酷異種族』で終わらず『広い種族で共通する最初の一歩』を示す象徴に逆転するからキャラ性は大きく異なるものの、初期設定はすりかえ可能と思われてしまう範囲……『虫っぽい単純』だから差は難しいです(いいわけ)。

 これ以上に独自性のある消化は難しそうだが、あとは生態や能力をはじめとした細部描写の勝負?



『渦の聖騎士』シャルラ(『ピンク頭』『総隊長』『桜賀星沙羅』青賀沙羅)

 元ネタと命名由来は未掲載作品の大人びた美人の残念系。

 掲載作品でも二作で転用された。

 なぜか転用すると魅力を出すのが難しい。


 小者悪役としてのおもしろさを出すのが遅れ、初登場自体も遅かったと思う。

 第一部の競技中にもどこかで手遅れキワモノぶりをアピールしたい。



『騎士団長』バウルカット(『洞の聖騎士』)

 命名由来は「団長、断腸、カット・バウル」ひでえ。

 でもやけに騎士団長らしく見えたので採用。

 キャラの元ネタ、特に外観は某有名作品の小心わき役キャラから。

 万が一、気がついてしまって確認したくても指摘はメッセージでお願いします。

 裏切り者や諜報部署の印象をつけ、アレッサにただ懲悪されるだけの関係は避けたことで、キャラはややずらして消化している。


『愚者の勲章』のいやらしい効果や、本来の戦闘能力をどこかで見せたい。



『聖王』ガルフィース

 命名由来は「国王、キング、金魚、ゴールドフィッシュ、ゴフィス」ひでえ。

 ファイグとややこしいため、妹の名を参考にしてガルフィースに変更。

 なんとなく大ボスぽい名前を意識。


 元は未掲載作の最強キャラ。掲載中作品にも転用されている。

 最終段階のエピソードはもう少し、説明でなく描写で伝えたかった。



『神官長』ファイグ(『ハゲジジイ』『銀河の神官』)

 命名由来は「神官長、浣腸、といえばイチジク、英訳してフィグ」ひどすぎる。

 待ってください。しかしイチジクは歴史が古い果物で、豊かさや恵み、あるいは堕落の象徴として、各国の宗教で特別な意味を持ちます。

 とはいえ英語でフィグサインといえばそのままお下品ハンドサインを意味するので、読み方を意図的に変えてファイグに。

 古くさい神経質さと、その裏にある意識の高いまじめさ、しょぼい劣等感、もろもろを含めている。

 でもひどい。


『創造の笛』はネルビコも使う予定があったが割愛。

 ドルドナ救出のためにドルドナの巨像を強い『執着』で作るが、なぜかトップレスでリフィヌに非難されるはずだった。


 ファイグとロックルフのつけひげに関する裏設定。

 ファイグは若いころに低い背もあって子供っぽく見られがちだった。

 それが嫌でひげを生やそうにも、体質的にのびない。

 つけひげを試したが、ひそかに使用が知られ、まじめすぎるファイグを嫌う者たちは陰で笑いのタネに。

 ファイグは人前で恥をかかされそうになるが、騎士学校の優等生でモテモテ人気者だったロックルフが堂々とつけひげで現れファイグに「どうかな? 似合うか?」と聞いてほほえむ。

 やがて袂を分かつ二人だが、なにか約束をしたわけでもなく、つけひげだけは続けていた。


 ……などというジャンル違いエピソードは割愛された。



『悪徳傭兵』ロックルフ(『商店会長』『悪徳商人』『腹黒ジジイ』)

 命名由来は「商店会長、会長、怪鳥、といえばロック、別読みルフ」ひどい。

 悪徳おっさんくさい堅さも意識。

 元になった自作キャラもほぼ同じで、うさんくさい腹黒ショタ好き悪人幹部中年。


 第五部での暗躍をもう少し書きたかった。

 反魔王に協力するふりして各地で部下を情報操作に使い、結果としてはユキタン同盟のための操作になっていた。

 豪傑鬼はその動きから逆算してロックルフの真意に勘づき加勢に向かう。


 ロックルフが『魅惑のふんどし』を使わなかった理由は倫理面の自制だけでなく、使用条件でも戦闘状況には合わなそう、とにおわせているものの、存在を丸ごと削ってもいい気はする。



『魚人姫』ミュウリーム(『美乳さん』)

 主な命名由来は「マーメイドとミューズ」

 準レギュラーなので、有名作品とのかぶりはそれほど気にかけなかったものの、類似した他者作品二キャラの中間になった印象。

 ベタな頭の軽いネアカキャラとしてわかりやすく、思った以上に助かるキャラだった。



『鳥人』セリハム(セリハムちん)

 命名由来は「セイレーンとハーピー」で、登場時期的にかぶらないことを重視に整え。

 作者にも予想外の特色と成長になったキャラ。

 口調と発想は作者にも謎で、間が開くとそれらしい役作りに苦労する。

 途中から萌え要素はあきらめ、完全なネタキャラとして楽しむようになった。

 ダイカより同盟と距離をとった中立な立ち位置という役まわりもあったものの、葛藤が微塵も感じられないキャラの軽さは良し悪し。


 ユキタン同盟では一応、結成メンバーという最古参だったりする。

 しかし出すほど活躍するキャラでもない妙な役まわり。

 私のキャラとしては新方向になったものの、転用も苦労しそう。



『蛇人』ルクミラ

 未掲載作の元キャラも色っぽい年上キャラ。

 蛇女の代表「ラミア」と合成して命名。


『透過の隠れ蓑』の発動条件は追記しないとまずそう。

 使用者はほかに清之助とデューコだけ。

 実は『澄んだ心』と設定されていたが、変態野郎と暗殺者と発情未亡人が使えるというツッコミどころ。

 とりあえず第五部でコカコカやリフィヌが使わなかった理由が欲しい。



『蜥蜴人』デューコ

 命名由来はトカゲの「リザード」「ニュート」あと「ゴルゴン」「メデューサ」などから、既存レギュラーとかぶらないように南方系の女性名ぽく。

「デューク東郷ぽい」という理由もあって最終決定。


『黙示録の貞操帯』を一度は発動させたかったが入れられず。



『給仕』ナルテア

 アレッサ熱狂ファンとしてベタキャラのはずが本尊の暴走に合わせるかのように過激化。

 バランスをとるようにかわいくおとなしくなってもいいと思う。一般的には。

 墓場で見せる本性が第一部「自分が生き残るための殺し合い」第二部「楽しい殺し合い」第三部「悲惨な殺し合い」から第四部以降の「他者を巻きこむ殺し合い」「無意味な殺し合い」の接点……というのは作者も執筆中まで意識しているわけではない。



『清掃員』クリンパ

 名前の由来は小悪魔の「インプ」とモジャ髪から「クリンプ」清掃の「クリーン」も意識しないでもない。

 序盤からシビアですさんだ世界観を象徴するすれたガキ。

 浅いチンピラ思考のようでザンナやティディリーズよりおとなびた面もある。

 血縁のある五兄弟は上から順に女女男女男でアリュービー、クリンパ、スリブ、テパンリ、ニリリッピの順。



『黒き魔女』ティディリーズ

 設定表を見たら自作の元キャラが存在していて驚く。共通特徴はあるがほぼ別物。

 命名経緯は「大イタチ、ダイイタチ、タイダイティ……」らしい。

 エルフの伝統くさい大げさでめんどうな印象に整えている。

 作者が作中で最も嫁にしたいヒロインとしてクリンパと並ぶが、読者的にはどうでもいい極地に思える。



『狸獣人』コカリモ

 単体では作者的に新方向の人でなしキャラ。

 ベースは未掲載自作キャラ由来ながら、コカッツォとの組み合わせで指摘されそうな他者作品の類似コンビがいるかも……いないかも。

 命名由来は『狐狸』と……さらに別の他者作品の狐狸キャラ名の合成。

 こちらはキャラが大きく違うものの、ドライな少女という点は共通。


『狐獣人』コカッツォ

 命名由来はコカリモと同じ。あとコンビセットとしてわかりやすく。

 単体キャラとしては特にモデルのない狐顔サディスト典型だったものの、執筆中にイメージの合う類似キャラをいくつか見つけてしまい、それらの中間になっている。


 コカコカはシビアな第三部らしい、冷酷で信用ならない実力者。

 それだけに、協力関係では同盟方針のメリットをこれまで以上に強調(ついでに、交戦するアレッサの冷酷も強調)する。

 第二区間までに遭遇していたら甘いユキタン側は惨敗した可能性も高く、個々でもチームでも成長したユキタン・リフィヌ・ザンナだからギリギリ対処できたレベル。


 コカリモとコカッツォの奇妙な仲についての裏設定。

 コカリモの親(高齢)はコカッツォの親(中年)に殺される。親はどちらも極悪人。

 コカリモはピパイパ門下として鍛え、親の仇を討つ。

 仇の娘であるコカッツォ(十代前半)が弟弟子として入門し、コカリモ(親子に近い年上)へ復讐を宣言。

 コカリモはうざいコカッツォをいびりたおすが、なぜかとどめは刺さない。

 ピパイパはその様子をニコニコながめ、いきすぎると牽制するものの、おおむね放置。

 コカリモは肝心なところではコカッツォを助けたり導いたりもするが、洒落にならない嫌がらせもやめない。

 コカッツォも「仇の娘をじわじわなぶり殺す」意図にしてはおかしいと気がついており、うっかりほだされそうになる時もあるが、すぐにそれも吹き飛ぶような悪ふざけをされ、打倒の決意を新たにするばかり。


 本編のコッカツォは実力でコカリモに近づいているが、まだ一枚下。特に精神面。

 ライバル的な信頼関係もできているが、互いに嫌いあったまま。



『鼠獣人』ヤラブカ

 ネズミ娘たちの命名由来は古事記に出てくるネズミのエピソードから。

 ヤラブカは鏑矢の逆読み。

 シュタルガとパミラを補う形で出番が増えてしまう人でなしキャラ。

 本来は魔王と三魔将、せめてピパイパまでで埋めたい立ち位置。



『臓腑使い』ナディジャ

 命名由来は他者作品の邪神的キャラの英語つづりを逆読みしたものが元。

 設定書を読み返すまで完全に忘れていたが、不気味な外観に少しだけ影響がある。

 主な元キャラはゴルダシスと同じ自作たれ目グラマーヒロインで、その内の使わなかった要素。

 そのため最も遠いようで表裏の存在にもなっている。

「母性的で人間大好き」だけど「まじめすぎの気迫」と「ふざけすぎの狂気」の差。

 先代妖鬼王や暗黒の聖母との年齢関係はもっとわかりやすく変更したほうがいいかも。



『変幻の魔女』アハマハ

 若返りが謎のままはまずい。

「ときめきの風車」も本来はアレッサに渡って猛威をふるう予定だった。



『人形師』マキャラ

 キャラモデルは『銀魂』洞爺湖仙人。それはおぼえていた。

 ちょい役のつもりで深く考えなかったわけだが、意外に重要な位置に入ってしまい、キャラも独自性が出はじめていた。

 無機物に深く関わる点で接点がなくもない。

 命名由来「人形師、と言えば攻殻機動隊、荒巻さんいいよな。巻荒、マキアラ」

 ひでえ。シャコ怪人であることから水棲のマカラっぽさも一応は考慮していた。

 甲殻類であることもたぶん攻殻からの即決。



『侍従長』ダダルバ

 ゴブリンやコボルドなどの小鬼ぽさで整え。

 専用の魔法道具も用意されていたが割愛。



『大魔獣』ティマコラ

 命名由来は「キマイラとマンティコア」直球で魔獣合成。



『独り百鬼』ブヨウザ

 命名由来は最初の名前『舞踊鬼』から。

 ずっと削除が検討されているキャラ。

 重要な初戦の相手はシャンガジャンガ、ザンナ・ジュエビー、シャルラ、ダイカ・キラティカなどが候補。



『邪鬼王子』ブラビス

 命名由来は「邪鬼といえば……天邪鬼あまのじゃく……あまの……ブラックビスケッツ」

 略したら邪鬼王子っぽかったので採用。

 最終エピソードは削るか、もっと早くしてもよさそう。



『赤烏帽子』ラカリト

 鳥の唐揚げ、通称トリカラの逆読み。

 当初は第四区間の最終階層で優勝争いに加わる予定だった。



『肉弾魔神』ツカント

 トンカツの逆読み。

 全力でどうでもいい感じが良く出ている。

 第一区間でダイカに蹴られ、シュタルガに棄権している。大喜びで。

 第四区間前でダイカが(おそらく全読者も)見事に忘れているのは悲しいながら当然だろうが、ユキタンは態度と裏腹になぜか名前と格づけを正確に記憶してあげていた。



『爆砕闘王』キテフビ

 ビーフステーキ、通称ビフテキの逆読み。

 このひどい逆読み三人衆は未掲載の自作から。



『穿孔騎』シサバ

 馬刺しの逆読み。異名も刺すことからの連想で即決。

 列柱峡谷でメセムスに殴り飛ばされ、ツル草の森でメセムスに再会してしまい、黄金山脈でアレッサに再会してしまい、雪原で人魚戦車に追い回され、ゴルダシスの雪玉をぶち当てられて崖下へ落ち、砂漠で巨大アリジゴクにはまって見捨てられ、かろうじて倒して生き残ったのにピパイパに邪魔がられ、塔の移動装置で失敗して死にかけ、アハマハたちと組んだはいいがゾンビ土偶の群れへ突撃させられ、人形マニアはそれだけであきたらず勝手に穴へ飛びこんだので独り残され妖魔に追われ……

 競技記録を並べてみると下手なレギュラーよりエピソードが多そう。



『野裂き』トミンコニュ

 馬料理の少なさで苦しむ。野崎のニューコンミートが由来だが苦しい。

 どちらにせよ端役ではあるので、かぶりさえ避けているなら長くは悩まないで採用してしまう。

『伝説の剣』はアレッサが隠蔽しようとした音声まで聴くエピソードも考えていた。その前にはトミンコニュ氏がユキタンとリフィヌに遭遇した際の遺言、半馬人オッサンたちのどうでもいい冒険記録、不良品がはけたと喜ぶ商店主の声などが続く。



『馬の嫁』ジーザ

 完結後に命名。改稿でこっそり追加するかも。

 命名は「犬の嫁なら伏姫。馬だけに、ふせ、より体高があるチン……いや、それはあんまりだからニンジンにしよう。人参、ジンザン」

 護衛神官のいかめしい女性らしく、かつありがち端役ぽくなったので採用。



『傭兵戦士』ナノック

 傭兵オッサンズはファンタジーならマッチョバーバリアンがほしいと思い配置。

「バーバリアンといえば筆頭はコナンに決まっている、CONANの逆読み」

 なお原作の蛮勇コナン様は野蛮ながら鋭い勘と狡知にあふれたかたです。

 このキャラは端役として、魔法道具なども含めて意図的にしょぼく。


『傭兵戦士』スパイク

 持っている『飢餓の犬小屋』から連想。

「犬といえばスヌーピー……のお兄さんスパイクかっこいいよな」

 やせてて腹へってそうなイメージと、荒野ぐらしのワイルドさも合うので採用。

 性格をずらす意識はほとんどなかったものの、人化マッチョ化している時点で別ものではある。

 ただしスパイクがありふれた名前であることも加工しなかった理由。


『傭兵戦士』グルンペルク

 持っている『回転の床板』とほかのふたりの名前から。

「回転床使いか……音からするとナノック、スパイク、グルンベルク! ……って誰だ?! 検索……」

 漫画『超人ロック』が元ネタでした。好きなエピソードのキャラだったのにど忘れ。

 キャラがまるで違うので「ベ」を「ペ」にずらして配慮。大ボスぽさも薄めた。



『遊星の神官』ミラコ

『朔月の神官』ミラーノ

 過去の自作の強敵ペアを命名パターン含めほぼそのまま移植。

 しかしこの作品で大幅に芸風が進化。

 さらに元になった他者有名作品の有名強敵ペアもいるが、二重に原型をとどめていない。

 ……自分流に消化しないと気がすまないせいか、ばらしても「どこがだ」と言われてしまうネタのとりかたが多いです。



『鬼火の神官』ウィウィリア

 命名は「鬼火、ウィルオーウィスプ、ウィリアムオブウィスプ」から。

 特務をキワモノ集団とする方針から予想外の収穫となったキャラ。

 一家に一台ほしいかわいさ。


『綿雪の神官』シジコフ

 命名は「雪……といえば越路吹雪……コシジフブキ、の雪だけ抜き」

 並べかえでロシア名を発見。鈍重無表情キャラにも合う音なので採用。



『虹橋の神官』ポルドンス

 命名は「虹のフランス語アルカンシエル、といえばラルクアンシェル、といえばスノードロップ、英語表記を逆読み。よしそれらしくなった」……なんて経緯は完全に忘れていました。

 欧米のくどいキザ男ぽくなればなんでもよかったらしい。

 当初はもっと早く退場する予定だったが『器の小さい嫌な敵』だからこそ可能な成長と立ち位置を得るにいたる。


『雷電の神官』タミアキ

 裏設定フルネームは「タミアキ カキフサ」だが漢字表記は割愛。

 雷電からの連想でそのまますぎるので潔くパロディに徹する。

 しかし端役のつもりが意外に重要な位置になってしまった。

 元ネタファンのかたには土下座します。



『花火の神官』ジョナシー

 花火の有名狂歌の最後部分「じょうなし」から。

「錠なし」に「情なし」がかかっているので性格にあうのと、なんの変哲もない女子名ぽさで。


『蛍火の神官』ドリシリー

 童謡「ほたるこい」から。

「どうりで尻が」から。苦しい選択は単にジョナシーの音に合わせて。



『護衛神官』ゲギータ

 命名は「下着を食う、下着イーター、ゲギイーター」で即決。

 第五区間でも出番をねらっていたが入れられなかった。

 特務に昇進して『暴発の神官』の称号を得ていたかも。


『護衛神官』ゲイジ

 第一区間でメイライにのされた。完結後に命名。改稿でこっそり追記するかも。

 命名は「眉が太い、ゲジ眉」即決。



『灯台の神官』ネルビコ

 キャライメージとしては山のフドウやロード・ハインマイティも意識にあったが……

 設定表によると「灯台で出会うしトルネコ。聖なる種火も合わせ、タネビ・トルネコ」すっかり忘れていた……


 なお神官の称号はいずれも「空中に光るもの」からつけられている。

 ネタとしては『未確認飛行物体の神官』という称号も用意されていた。


『極光の神官』ショインク

 中国におけるオーロラの化身である燭陰しょくいんから。

 落語などでケチを表す吝嗇りんしょくの音も少し考慮。

 未掲載自作の中年キャラを元にしているが、特徴づけるための守銭奴設定で初登場からまったくの別キャラになった。


『巨人の干し首』は効果のほとんどがぼかされている。

 第一区間のフラシュタンは元が人間と言っているとおり、使用者のひとりという設定。

 使いようでは体格を小さくもできて、巨人族が生き残れる可能性になる……という設定も考えていたが割愛された。



『その他大勢の副神官長』ソノット、アオーズ、エイノー、フクシンカンチヨ

 名前のどうでもよさ感で作品中でも随一と思われる。

 実際どうでもいいままだが、それこそが怖さになる一例に発展。




(*以降は製作中です。不定期に更新予定です)


(……しかし見ての通り、まったくの自己満足なので、設定集自体の扱いを検討中です)





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