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設定集など、読まれないのが当たり前だ!(ネタバレ含む思い出し用)

 読者さんの思い出し補助用です。

 各部終了段階の概要を人物中心にまとめています。

 あらすじもなんとなくつかめる順番にしているので、読み飛ばしにも使えるかもしれません。

 各部まで読み終わってない場合、重大なネタバレもあります。



・第一部終了段階


『異世界庶民』ユキタン

 凡庸ダメ男子。正気と品性の乏しさでアレッサに寄生し、最弱無能なりの補助を続ける。

『不死王の未亡人』に性的な手段で勝利したことになっている。

『影絵の革帯』は自信によって自分の分身を作り出せる。

『おちこぼれの茶わん』は敬意によって使用された魔法をコピーできる。

 ザンナの置き忘れたサルの手つき水晶も所持。


『風の聖騎士』アレッサ

 潔癖硬派な勇者少女。天然ボケと暴走癖がどんどん深刻化。

『風鳴りの腕輪』は斬る意志によって射撃魔法『烈風斬』を放てる。


『異世界勇者』清之助

 変態エリート男子。はた迷惑な智謀で敵味方を翻弄。

 非常識な好き勝手を続けるいっぽう、早くも異世界や競技祭の秘密を多く握っているらしい。


『妖鬼魔王』シュタルガ

 デレ絶無の小柄どエス紅髪少女。異世界と競技祭を支配する策謀家。

 どこからともなく巨大な鉄扇をふりまわす。


『魔竜将軍』ドルドナ

 魔王配下ダントツ最強の戦闘力と非常識を誇る朱色髪のドラゴン娘。

 会話のついでに超威力の破壊光線『魔竜砲』を乱射する。


『巨人将軍』ゴルダシス

 魔王配下の次席で超グラマー巨体かつ超のほほんマイペースな童顔巨人娘。

 青白い肌に藍色髪、短パン中ブラ。体高は常人の四倍で約七メートル。


『吸血将軍』パミラ

 魔王配下の大幹部『三魔将』の一角ながら裏切り役を公認されている妖艶コウモリ娘。

 紫髪に露出過多な紫ドレス。大きな羽で飛行し、のばした爪による攻撃は魔軍最速。

 第一区間でメイライの首をねらうが返り討ちにあって重傷。


『大魔獣』ティマコラ

 十本足の巨体で実況席を載せ、選手の足きりにせまる。

 搭乗している魔王や三魔将によるご無体で消耗し続ける。


『魔法人形』メセムス

 無骨なゴーレム娘なのにメイド成分を担当。

『大地の小手』で地面を吸い上げ、自らを巨大化させる。

 シュタルガの臣下だが、なぜか清之助に従って護衛を引き受けている。


『独り百鬼』ブヨウザ

 スラム街の地下道で待ちかまえていた初戦の相手。

 本人としては自信のある女装で『影絵の革帯』を使いこなす大鬼。

 ユキタンによるしょぼい補助もあり、アレッサに敗北する。


『犬獣人』ダイカ

 義理がたい賞金稼ぎで、爆乳なのに男前な銀毛少女。

 獣人部族間の仲介や就学希望者の紹介もしている名士。


『猫獣人』キラティカ

 ダイカを過剰に慕う相棒で、小悪魔的な金毛美少女。

 ユキタンに命を助けられ、区間ゴール後はダイカと共にユキタン同盟へ参加。

『虚空の外套』は金色と銀色の一対で空間転移できるが、全裸になってしまう。


『翼竜使い』プリゴンド

 列柱峡谷で多くの翼竜を操り、最後尾付近の弱小勢力を狩っていた小柄なトカゲ人。

 腐った性根を活かして『ぬかるみの木靴』を切り札にするが、足きりがせまる中でダイカに蹴り飛ばされる。


『肉弾魔神』ツカント

 邪鬼王子の配下。大柄なモヒカン豚鬼。電光石火の土下座でダイカに一蹴される。


『樹人』ラウネラトラ

 ゆるふわ幼女の外見で触手の悪用を担当するヘンタイ女医。

 ツル草の森で待ち伏せをしかけてくるが、清之助による全裸の奇襲で捕獲される。

『癒しの包帯』を併用した治療の名手。

『封印の指輪』をはめた指先は魔法の効果を打ち消せる。


『爆砕闘王』キテフビ

 邪鬼王子の配下でも最強の肉体派闘士だが、勇猛すぎてツル草の滝に散る。


『鳥人』セリハム

 ツル草の滝で襲撃してくるが、ユキタンによる全裸の奇襲で捕獲される。

 小型の弓矢を使い、口調と発想と仕草に珍奇なクセがある。

 はね返る効果の『出もどりの矢』はダイカの所有になり、区間通過のために使われた。

 棄権後、区間ゴールしたユキタン同盟に合流する。


『闇の魔女』ザンナ

 魔王配下の末端幹部。せこくて卑怯で小者感にあふれる小柄な銀髪の闇妖精人。

『闇つなぎの首輪』から針を出せるが、発動や効果は不安定。

 第一区間の『迷いの森』に義母ティディリーズが隠れ住んでいる。

 選手村の清掃員クリンパも義理の家族。

 ユキタンを裏切って単独ゴールするが、吸血将軍パミラの脅迫を受けていた。


『雨の聖騎士』ガイム

 アレッサのかつての同僚。いつも暗い笑顔の古風な紳士。

『雨だれの長ナタ』で乱打技『首狩り豪雨』をくりだす。

 魔法に操られてアレッサを襲い、返り討ちにあう。

 一命をとりとめ、ティディリーズの家で手当てを受けている。


『藪の聖騎士』キチュード

 ガイムを操りアレッサへけしかけた小柄な騎士。

『おこぼれの茶わん』で魔法をコピーし、『狂乱の麺棒』であせりや危機感を押しつける。

 ユキタンの補助もあってザンナに敗北し、魔法道具を奪われる。


『黒き魔女』ティディリーズ

 迷いの森に隠遁するザンナの義母。エルフに似た妖精人と呼ばれる種族の女性。

 しかし険悪きわまる表情態度で、優雅からはほど遠い。


『墓場病』

 ゾンビに似た症状だが『呪いの沼』に沈む『三途の渡し舟』の魔法。

 死にたくない意志で発動して『死を遅くする』効果が継続する。

 しかし魔法道具の劣化が進んでおり、効果は不安定で、適性の個体差も大きい。


『腐乱聖騎士』ガホーナ

 先代『風の聖騎士』。自分の頭部を手に持つ墓場病患者。

 並はずれた剣技に加え『粗製濫造の鎧』による大量分身と針射撃でアレッサと激しい接戦になるが惜敗。


『腐乱将軍』フラシュタン

 巨人の体格をほこる墓場病患者で、メセムスと激戦になるが清之助にくどき倒される。

 ガホーナともどもパミラの部下。


『不死王の未亡人』メイライ

 魔王も恐れるヤンデレ娘で『不死王の寺院』がある『呪いの沼』の支配者。

『墓場病』の高い適性に『語り部の耳飾り』による自己暗示を加え、驚異的な身体能力を発揮する。

 かつての覇者『不死魔王』より何代も後の不死王が亡夫。不死王のくせに亡夫。


『蜥蜴人』デューコ

 第一区間のゴール直前に襲ってきた長身美貌の暗殺者。

 清之助に奪われた希少品『黙示録の貞操帯』を取り返そうとつけ狙う。


『蛇人』ルクミラ

 競技中に清之助から『黙示録の貞操帯』を贈られた美貌の未亡人。下半身は蛇。

 孤児院の資金を得る目的で競技参加していたが、清之助に心酔。


『魚人姫』ミュウリーム

 第一区間のしめきり直前にゴールした明るい美乳少女。下半身が魚。

 脅威の突破力を持つ古代戦車『ひき逃げの風呂桶』の使い手。


『蜂人』アリュービー

 第一区間ゴールで魔王に対し不穏な発言をしていた細身の少女。


『邪鬼王子』ブラビス

 先代覇者『邪鬼魔王』の孫。横柄だが、シュタルガやアレッサに好意を見せる。

 第一区間ゴールで『赤烏帽子』ラカリトと共にほかの配下を待っていた。来なかった。

 所有の『気に入りの枕』は、枕への愛着が最も強い者のもとへ現れる。


『聖王』ガルフィース

 反魔王連合の代表だが、魔王にも笑顔であいさつするロマンスグレーの中年紳士。

 第一区間ゴールの浮遊船『平和の不沈艦』で通過の手続きをしている。


『商店会長』ロックルフ

 少年に過剰な好意を寄せる初老のマッチョで『魅惑のふんどし』の所有者。

 魔王配下だがユキタン同盟の準構成員として結成に参加。


『渦の聖騎士』シャルラ

 騎士団選手の代表。巨乳美人だが髪色が派手なピンクで、やたら居丈高。


『砂の聖騎士』ヒギンズ

 やせこけた年配の騎士で、アレッサの師匠。おだやかだが気配は尋常でない。


『滝の聖騎士』レオンタ

 アレッサをライバル視する大柄で筋肉質な女騎士。なまりが強い。


『女教師』野口山

 元世界における清之助の担任で、交際相手のひとり。

 ユキタンが清之助と関わるきっかけになった。





・第二部終了段階


『異世界庶民』ユキタン

 ほぼ最弱無能のまま、魔王を挑発してケンカを売りはじめる。

『怪力の首飾り』は頭部だけ怪力になるが常人は首の負担で死にやすく、使えたものではない。

『おちこぼれのはし』は謙虚な気持ちで白刃どりなどの精密動作が可能。

『夢見の腹掛け』は夢の中で他者の意識が入ってくるが、なぜか対象がかたよっている。

『鬼火のちょうちん』は熱さを意識すると発動する照明……と思われていたが、防熱効果もあることが判明。

 魔法道具だけは『おこぼれの茶わん』以外も大幅に増えたが、戦力としては悲惨なまま。


『風の聖騎士』アレッサ

 最強騎士だが、騎士団からは裏切り者の扱いを受けており、清之助の口車でユキタン同盟に参加している。

 正義感は強いが競技方針には迷っており、生き残りとは無関係の能天気な趣味へ走る言行も目立ってきた。

 邪鬼王子の『気に入りの枕』も無意識に発動させ続け、実質で所有を移している。

 シュタルガに資質を高く評価されて勧誘されているが、八年前の競技祭で母を惨殺された因縁があり、駐在していた村を魔王軍に滅ぼされた過去もある。


『闇の魔女』ザンナ

 第二区間で再会して同行するが、魔竜戦の前に離脱。

 その際にこっそり『鬼火のちょうちん』を預けている。

 蜂人アリュービーに因縁があったほか、両親を事故で失って孤児院に入り、その後は裏通りで家なしの子供たちをしきっていた過去などもわかる。

 新たに『ひとっとびのほうき』という跳躍補助の魔法道具を持ちこんでいる。


『陽光の神官』リフィヌ

 神官選手で『陽光』は最強の称号だが、日和見主義者を自称。

 第二区間でユキタンたちの脅迫や無節操や強引なボケに流されて同行する。

 世話をしている孤児院の子供たちのもとへ生きて帰ることが目標で、競技からは逃げ腰。

 武術の達人で、棒部分の長いヌンチャクを使う。魔法にも詳しい。

『陽光の足輪』は守る気持ちで魔法の防壁『陽光脚』を発動する。

 リフィヌの心身技量であれば加速や攻撃にも転用可能で、汎用性が高い。

 自分の親が冤罪をかぶせて死に追いやった商人がザンナの両親であることに気がついてしまうが、言い出せないでいる。


『異世界勇者』清之助

 ユキタン同盟の実質的な黒幕のはずだが、奇行に歯止めがきかない迷惑な身内。

 しかし結果としてその指示は多大な成果を上げ続けている。

 さらには特異な人格によって魔法道具を異常な適性で使いこなし、突如として魔軍大幹部級の戦力になる反則ぶり。

『へつらいの鉢巻』は感謝で万能防御の効果。

『片思いのおかま』は好意の差で威力が増す鈍器。

『孤立の襟巻き』は孤独感で生物限定の防壁を広げる。

『ぬかよろこびのしゃもじ』は小さな範囲に幻影を映す。

『生贄の手錠』は発動者を探している者に距離と方向を知らせる。


『魔法人形』メセムス

 引き続き黙々と清之助を護衛する。ユキタンたちにも親しまれるようになってきた。

 第二区間では『合体の布団』という内容物を固定するだけの魔法道具を入手。

 ゴール後に『道連れのちゃぶ台』を配分される。


『樹人』ラウネラトラ

 引き続き治療を兼ねたわいせつ行為を担当するが、年上らしい配慮も見せる。


『犬獣人』ダイカ

『猫獣人』キラティカ

 友人ズガパッグ王のために山小人と赤巨人の襲撃へ応戦。

 第二区間では魔竜戦をはじめ機動力として活躍。

 キラティカは『影絵の革帯』を譲られて使いこなしている。


『ヒグマ獣人』グリズワルド

 アリュービーといさかいを起こすが、ユキタンが間をとりもつ。

 第二区間の開始前にユキタンをかばって負傷し、競技継続は断念するが報酬を贈られる。


『蜂人』アリュービー

 行動原理が単純すぎる。ユキタンに対しては好意的だった。

 体はザンナの手下だった少女を殺して奪ったもの。

『非情の鞭』によって敵意を煽り、選手村の襲撃や選手間の争いを誘発させていた。

 魔王軍によって競技ついでに一族ごと駆除される。


『山小人の王』ズカパッグ

 国土が第二区間コースの一部になり、国宝『福招きの鈴』もボーナス指定されたが、あきらめたはずだった。

 魔法によって敵意にとりつかれ、選手村を襲撃する。

『憤怒の巾着』は怒りの大きさで威力が上がる爆裂の効果。

 どちらの魔法道具もドルドナに奪われる。


『山小人の王女』ズナプラ

 ズガパッグの娘で、ダイカに求婚している。

 ダイカへ父の襲撃を知らせ、その後も連絡役としてユキタンたちに協力する。


『妖鬼魔王』シュタルガ

 第二区間のコースどりは黄金山脈に増えた虫人の駆除も兼ねていた。

 非情な独裁者だが、ユキタンが『夢見の腹掛け』で見た過去の記憶では意外な面も見せる。

 アレッサも競技祭のルールは魔王軍にとって不利なことに気がつくが、その目的は不明で、清之助に聞いても返答はおあずけをくう。


『魔竜将軍』ドルドナ

 恐るべき単純思考に絶対的な定評がある最強爆撃魔。

 選手村襲撃を単独で瞬く間に終結させ、競技へ飛び入り参加して新たな大混乱を巻き起こす。

 味方であろうと容赦なく攻撃し、魔法道具を殴り壊し、自らの弱点をさらし、ついでに性嗜好までばらし、どこまでもやりたい放題な非常識の筆頭だが、竜たる誇りを重んじる気高い美女。

 ズガパッグより奪った『福招きの鈴』は魔法道具を探知でき、競技中は実質で選手の位置がわかる効果にもなったが、無視された。

 同じく『憤怒の巾着』も使わないのか使用方法を知らないのか所持していることを忘れているかは不明。


『巨人将軍』ゴルダシス

 のん気に観覧していたが、魔王の恐怖を忘れはじめた観衆に真顔で不満をもらす。


『吸血将軍』パミラ

 絶対安静の重態だが、競技放送の裏表で酷使が続く。


『豪傑鬼』シャンジャンガ

 軌道変化の棍棒『燕返しの物干し竿』を使いこなす赤茶髪の女大鬼。

 魔王軍大幹部でも最古参の腹心。性格は豪快だが勘も鋭い。

 過去にアレッサと戦って互いに大きな傷を負っているが、どちらも敵対心は見せない奇妙な関係。


『武闘仙』ピパイパ

 明るく能天気に人でなし発言をするウサ耳リポーター。

 大きな鉄靴で跳びまわる体術は狭い場所ならパミラとも互角と言われる実力者。

 大戦時には魔王の侵攻も防ぎきった名指揮官。


『蜥蜴人』デューコ

 自らの体質で変装できるが、変身する体型によっては動きに制限がある。

 ドルドナの参加で競技継続は断念するが、暗殺者養成所の資金調達に悩み、清之助につけこまれる。


『蛇人』ルクミラ

 清之助の指示で競技外の活動に協力する。

『透過の隠れ蓑』は姿を透明にできるが、動くと空気のゆらぎで見つかりやすく、獣人などは音やにおいでも居場所を察知する。


『妖魔』グライム

 女性のような形の巨大スライム。競技祭では常連の強豪。

 地面に穴を開けるほど強烈な溶解液を使うが、清之助に追われてもなぜか逃げるだけ。

 清之助もなぜか第二区間の開始で見かけるなり競技そっちのけで追いかけてしまう。


『蟹人』ラハーガ

 アレッサの異名『切り裂きアレッサ』に余計なライバル心を燃やして襲撃をかける。

『道連れのちゃぶ台』は大事なものほど速く飛ばせ、大事な的ほど正確にあたる自虐的な射撃装置。


『猿人』チソソッカ

 猿から人間への進化途中にあたる種族。獣人ではないが腕力や敏捷性に優れる。

『おちこぼれのはし』でアレッサの斬撃をつまみ止めて驚かせる。

 しかしユキタンの殴打はまともにくらい、さらには烈風斬に裂かれて降参。


『蝸牛人』アバイチュ

 ラブテマルブと共に奇襲してきた『怪力の首飾り』の使い手。

 粘液だらけの体に燕尾服を着ている。天井に潜み、高い再生力を持つ。

 芝居がかった口調に独特のマイペースぶりが見られる。


『蛇男』ラブテマルブ

 両手と頭が大蛇という外観のわりに友人思いらしい。

 アレッサを『ぬかよろこびのしゃもじ』でおびきよせた。見事にひっかかりそうだった。

 アバイチュと共にアレッサに降参した後、足きり部隊へ棄権しに行くが、アバイチュの安否は不明。


『蛙人』ジュエビー

 アバイチュたちと組んでいたが、独り逃がされ、レイミッサに追われ、清之助に捕まる。

『不運のよだれかけ』は大きな不運を避けられる代わりに小さな不運を呼ぶ。

 灼熱洞の前にザンナと一緒に離脱した。


『小人族』カノアン

 避難が遅れ、コース内の煉瓦砦で追われていた。

 族長の息子で、年は幼いが勇敢。ズナプラの許婚だが、ダイカに求婚している。


『小人族』ドメリ

 カノアンの妹。キラティカに求婚している。

 身につけていた一族の宝『夢見の腹掛け』は魔王の秘密を漏らす危険な効果があったため、ユキタンに預けられる。


『虹橋の神官』ポルドンス

 くどい顔と口調のマッチョ伊達男。

 煉瓦砦で小人族の宝をねらってカノアンたちを追っていた。

『難儀の玉すだれ』は困るほど性能が高くなるワイヤー兼、射撃武器。

 屈折した人格で『へつらいの鉢巻』を使うが、ユキタンとリフィヌの連携に追いつめられて譲渡する。


『雷電の神官』タミアキ

 ポルドンスの相棒。いかめしい口調のヒゲマッチョ女子。

 感電しても平気な特異体質で『雷獣の下敷き』を使う。


『蛍火の神官』ドリシリー

 小柄おかっぱの関西弁少女。

 どこまで本気かわかりにくい悪辣凶暴おしゃべりをわめき続ける聖職者。

『片思いのおかま』で傭兵オッサンをぶっとばすが、捕縛される。


『花火の神官』ジョナシー

 長身で爆発パーマ髪の関西弁少女。

『こけおどしの大砲』は自信の低さで発動するスタングレネード。かさばる。

『恐怖の壷』は相手が最も怖がる幻影を見せる。かさばる。

 ザンナがドルドナを見たのに対し、ユキタンは実家の義理の叔母、アレッサは自分自身、リフィヌは銀髪の子供を見た。

 ふたつの魔法道具は傭兵オッサンたちの分け前になっている。


『傭兵』筋肉オッサンズと革鎧の男

 鎖鎧の筋肉オッサン三人と、革鎧のひょろ長やせ男の傭兵チーム。

 革鎧の男はダイカたちが警戒していた通りに腕が立ち、アレッサも不審に感じる。


『長老竜』セハンヤ

 体高十数メートルと、ゴルダシスや恐竜人と比べても倍ほどの飛びぬけた巨体。

 しかし老いのせいか食事で骨を残すようになり、孫娘ドルドナを恐れる。


『ネズミ獣人』ヤラブカ

 ピパイパよりひどい性格の赤髪リポーター娘。

 無礼であつかましく、しばしばやりすぎで放送中断が起きる。


『神官長』ファイグ

 神経質な年配の小男。

 ユキタンをスタート地点でかませ犬よばわりするが、清之助の高い能力には強い興味を見せる。


『騎士団長』バウルカット

 二メートル近い大柄だが狭量な中年男。

 アレッサは『別荘ひとつのために村ひとつ売るような男』と軽蔑している。


『名ばかり剣聖』モルソロス

 説教くさいおごそかな口調でムダ口をたたく老騎士。


『花の聖騎士』クラオン

 ムダに爽やかアイドルを気どる騎士団の看板美青年。


『霜の聖騎士』ホージャック

 ガイムやレイミッサと同じ騎士団六番隊の銀髪美少年。

 高い実力と極端なさびしがり屋であることを活かして『孤立の襟巻き』で単独行動していた。

 魔法の影響で敵意を増幅されて交戦するが、降参後に魔法道具を譲って別れる。


『霧の聖騎士』レイミッサ

 アレッサの妹。よく似た顔つきだが、背はやや低く、蒼髪は短い。

 姉に過剰でウザったい愛情を注がれている。

 寡黙で無表情だが、必要であれば突然ねじのはずれた愛嬌もふりまく危険人物。

『濃霧の頭巾』は迷いで発動して濃霧を発生させる。

『酔いどれの斧』は凶暴な気持ちで発動して驚異的な切れ味になるが、ねらいが定まらない欠陥がある。


『滝の聖騎士』レオンタ

 ガイムを慕いアレッサを妬んでいた。魔法で敵意を増幅されて襲ってくる。

 二本の長柄武器に改造された『昇竜の竹馬』を片手で正確に振り回す豪腕と技量。

 向上心によって発動する魔竜化の魔法では小型の魔竜砲を発射し、竹馬自体も実戦機動力として乗りこなしていた。

 人間としての体力限界が弱点だが、それでも驚異的な耐久力を見せる。


『湖の聖騎士』スコナ

 レオンタの所属する二番隊の隊長。大柄で貫禄のある女性。

 槍に改造した『煽りの櫂』は使用者が冷静なほど見ている相手に動揺を与える。


『沢の聖騎士』ジュリエル

 二番隊の新人美少女。態度は冷淡で目上にも物怖じしないが職務には忠実。

 細い短槍と小さく薄い盾を使う。


『渦の聖騎士』シャルラ

 騎士団選手の総隊長だが浅はかな珍命令をくり返し、人望の低さが驚異的。

 挙句に手鏡によるコピー魔法で自爆し、全裸で棄権。

 それでもなお騎士団選手の報酬を大量に費やして復帰する予定。


『砂の聖騎士』ヒギンズ

 シャルラを補佐する副官。冷静かつ現実的な判断で仕事を淡々とこなす。

『大地の脚絆』の『土砂走行』は地面を盛り上げて加速や跳躍、あるいは突撃に使える。

 元はアレッサの母親『山の聖騎士』リューリッサが使っていた装備。

 魔竜通過の協力にメセムスへ貸していた。

『生贄の手錠』は通過の見返りとして譲っている。


『泉の聖騎士』ニューノ

 小柄な参謀役。堅くまじめで、シャルラのツッコミ役。

 総隊長代理となったヒギンズはもし自分も脱落した場合の指揮官として紹介している。

 口に入れている『希望の金貨』は探知魔法を使えるが、精度は使用者の知識量に影響される。


『蜂人』女王

 五メートル近い巨体の蜂人。地下森林にある巣穴の奥で、幼い蜂人に囲まれている。

 鞭によって敵意を増幅されたアレッサの異常な攻撃性に圧されて討たれる。


『騎竜隊』

 大型の竜に乗った大鬼のエリート部隊。

 シュタルガの護衛をしていたが、ドルドナの勘違いで瞬時に壊滅。


『暴竜』プルプンテ

 常人の四倍近い体格をした恐竜人トリオのリーダー格。

 ティラノサウルス風で中等部卒。

 魔法道具『通行止めの翼』によって空を駆け、魔法道具……じゃないけど『手製の火炎放射器』によって城をも焼きつくす(本人談)らしいが、なにもできないまま凄惨に爆裂自滅。でも生きていた。


『三角竜』バモクリク

 精神が若いほど身軽になる『青二才の木馬』をトリケラトプス風巨体の頭にのせ、弱点をうまく打ち消して使っているが、魔竜に対して意味のある工夫ではなかった。

 ドルドナにふられた話題の『核兵器』という言葉を知らない様子で首をかしげたところをボディブローからそのまま片手背負いで頭から溶岩へ突っこまれる。でも生きていた。


『剣竜』ドッデンバー

 胸の踊る気持ちに合わせて軽快にはずむ『踊りの丸木舟』を巨大剣に改造してふるう直立ステゴザウルス。

 しかしその魔法剣ごと殴りつぶす魔竜の非常識な一撃に敗れる。でも生きていた。

 こいつらの生命力もわりと非常識。


『魚人姫』ミュウリーム

 強力な魔法戦車もヒギンズの『土砂走行』で走行事故を起こし、ラウネラトラの『封印の指輪』で発動を抑えられて捕獲される。

 清之助のひわいな説得で魔竜戦の強力な援軍になる。


『邪鬼王子』ブラビス

 心を圧された者へ物理的な重圧も加える『からいばりの印籠』で一網打尽をねらうが、威光の薄さで対象外だらけになる。

 切り札『無双の三輪車』は無邪気な心で強力な無敵突撃の効果を発動するが、こちらも変態エリートと変態女医のコンビで捕獲される。

 清之助の指示による色じかけで説得され、魔竜戦の捨てごまとして活躍。




・第三部終了段階


(*製作中です。不定期に更新予定です)




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