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あとがき

 完読ありがとうございました。


『ご都合主義やファンタジーやフィクションは現実逃避ではなく、目指すべき理想だ』

 序章で示された無茶ぶりをねじこむための全三十章です。


 あくまでお色気コメディのまま、最終的にはむしろお色気コメディならではの強さを武器に、人間関係や社会問題のなるべく深い部分まで踏みこんでいます。

 そうやって作者が知る現実世界の肝心な部分とも接点を持たせないと『しょせん御都合主義ファンタジーだから』というウソくささが出てしまうと思いました。


 現実世界にあふれる最低最悪と対した時に『ご都合主義ファンタジー』を逃げに使うのではなく、逃げないために使える強さというか、邪宗ラノベ教のいかれた妄信が読者様に植えこまれていましたらさいわいです。

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