概要紹介は? 最小の文字数で伝えろ!(はじめての読者さんの様子見と、ひさしぶりの読者さんの思い出し用)
*このページについて。
読まなくてもだいじょうぶです。
はじめての読者さん向けに、肝心なネタバレは避けた人物・用語・あらすじ集です。
なるべく短くまとめましたので、ひさしぶりに読む際にもどうぞ。
0・物語の概要
生々しくシビアな世界、チートなし最弱主人公、でも常時お色気コメディーの珍妙ヒーロー青春物語。
1・主な人物の簡易紹介
『異世界庶民』ユキタン
凡庸ダメ男子。正気と品性の乏しさで珍妙に活躍。
『異世界勇者』清之助
変態エリート男子。はた迷惑な智謀で敵味方を翻弄。
『風の聖騎士』アレッサ
潔癖硬派な勇者少女。天然ボケと暴走癖がどんどん深刻化。
『妖鬼魔王』シュタルガ
デレ絶無の小柄どエス少女。異世界と競技祭を支配する策謀家。
『魔竜将軍』ドルドナ
魔王配下でダントツ最強の戦闘力と非常識を誇るドラゴン娘。
『巨人将軍』ゴルダシス
魔王配下の次席で超グラマー巨体かつ超のほほんマイペースな巨人娘。
『吸血将軍』パミラ
魔王配下の大幹部「三魔将」の一角ながら裏切り役を公認されている妖艶コウモリ娘。
『犬獣人』ダイカ
義理がたい賞金稼ぎで、男前な爆乳少女。
『猫獣人』キラティカ
ダイカを過剰にしたう相棒で、小悪魔的な美少女。
『魔法人形』メセムス
巨大化が特技の無骨なゴーレム娘なのにメイド成分を担当。
『樹人』ラウネラトラ
外見はゆるふわ幼女なのに触手の悪用を担当するヘンタイ女医。
『闇の魔女』ザンナ
魔王配下の末端幹部。せこくて卑怯で小者感にあふれる小柄な銀髪エルフ娘。
『陽光の神官』リフィヌ
勇者崇拝教団の秀才。日和見主義者の小役人を自称する小柄な金髪エルフ娘。
2・主な作中用語
『迷宮地獄競技祭』
ほぼなんでもありの乱闘レース。
区間ゴールごとに国の昇格、あるいはそれに相当する報酬を得られる。
実質で世界対抗の代理戦争で、各勢力の強豪が選手として参加。
『魔法道具』
体力を消耗して魔法を使える貴重品だが、発動には特定の意志が必要。
条件や効果に残念なものが多く、使い手もツッコミどころが多い傾向。
競技祭の区間ゴールでは一個の提出が通過条件。
『筆頭・双璧・三魔将・四天王・五英雄・六烈臣……十傑衆……十八夜叉……二百五十六聖帝』
魔王軍幹部の役職だが、実際は数字部分が格づけになっている。
低身分では同格の名乗りも多く、宣伝として実力以上の自称も行われる。
十傑衆から有名幹部で、中でも三魔将は別格の大幹部。
『聖魔大戦』
百年周期で発生する世界的な覇権争い。
覇者が人間なら勇者の時代と呼ばれ、魔物なら魔王の時代と呼ばれる。
今世紀は妖鬼魔王シュタルガの覇権が認定されていた。
『騎士団』
本来は勇者の候補や、勇者を支える従者の候補たち。
反魔王連合の主力だったが、現在は魔王に媚びる派閥が主流。
魔法道具を持つ聖騎士たちはエリート部隊で、競技の有力選手団。
『神官団』
勇者を崇拝する教団と、その私兵である護衛神官たち。
反魔王連合の指導的な立場にあり、現在は実質で唯一の反魔王勢力。
魔法道具を持つ特務神官たちはエリート部隊で、競技の有力選手団。
3・結末を隠した章ごとの簡易あらすじ
第一章『疾風の黎明』編 ~萌えろロリババア! いかれろ主人公!~
ダメ凡人ユキタンは天才エリート清之助のハーレム探求に巻きこまれて異世界へ。
魔王主催の乱闘レース『迷宮地獄競技祭』に勇者名目のかませ犬として強制参加。
第一区間の開始はスラム街の地下道。
どエス少女『妖鬼魔王』シュタルガは放送席ごと大魔獣に乗り、競技解説をしながら足きり処刑に追いかけてくる。
ユキタンは少女勇者『風の聖騎士』アレッサに寄生し、正気と品性に乏しい捨て身で協力。
潔癖硬派なアレッサもだんだんと心を開き、ついでに天然ボケと暴走癖を深刻化。
変態イケメン清之助は魔王軍幹部の魔法人形メセムスをくどき落として注目されるが、はた迷惑な智謀と性嗜好で敵味方を翻弄。
競技の実態は世界対抗の代理戦争で、区間ゴールごとの報酬は国の昇格まで含まれる。
勝負を左右する魔法道具は珍妙な効果と発動条件が多く、使い手もツッコミどころが多い。
最弱無能のユキタンは列柱峡谷で猫獣人キラティカ(全裸)を助け、その相棒の犬獣人ダイカ(全裸)とも協力。
一行は樹人女医ラウネラトラに全裸で勝利して捕獲し、鳥人少女セリハムを全裸で撃退してツル草の滝を抜ける。
後半の迷いの森では魔王軍の末端幹部、せこくて卑怯で小者感あふれる魔女ザンナを捕えて案内に使う。
しかし騎士団の襲撃を受け、主な人類軍も魔王側へついた実態を知る。
終盤の呪いの沼では魔王も恐れる『不死王の未亡人』にアレッサが囚われ、ユキタンは救出を試みるが、あやしい誘惑を受け続けて……
第二章『灼熱の黄金』編 ~最強肉食合戦! 燃やされろ主人公!~
第二区間の開始前、選手村も兼ねた陸上空母は赤巨人と山小人の襲撃を受ける。
山小人の王と親交のあったダイカたちは無謀な戦闘の被害を減らすべく、魔王軍に協力。
魔王軍大幹部の出撃で沈静化するが、直後に魔竜将軍ドルドナは競技参加を表明。
選手たちはドルドナのダントツすぎる戦闘力と非常識に恐れをなし、区間内での休戦協定を結ぶ。
清之助はユキタンを代表に友愛同盟を結成。
悪徳商人ロックルフ、蛇人の未亡人ルクミラ、トカゲ人の女暗殺者デューコなども加え、コース外での足場も固める。
ユキタンは同盟に友好的な熊獣人グリズワルドと親交を深めようと、蜂人少女アリュービーとの交渉に挑み、朝食の交換に成功。
ついでになぜか唾液の直接交換に成功。
第二区間はコース全体が黄金山脈の地下にある超巨大洞窟。
魔女ザンナと再会し、掘り出しものの日和見主義者こと神官少女リフィヌとも強引に同行する。
しかし勇者信仰を掲げるはずの神官団とは対立が深まった。
魔法による混乱で騎士団とも交戦するが、全面衝突はかろうじて回避。
後半の地下密林では避難が遅れた小人の子供を救出するため、虫人の巣へ突入。
そこに現れた魔王シュタルガは虫人の駆除を宣言し、大鉄扇をアリュービーにふり下ろす。
逆上したユキタンは魔王に斬りかかり、宣戦布告。
灼熱洞を前に人魚姫ミュウリームや邪鬼王子ブラビスを(性的に)説得して協力をとりつけ、ゴール前の噴火口で待つ魔王配下筆頭へ(性的に)挑むが……
第三章『氷雪の暗闇』編 ~軟弱お色気ほんわか! くたばれ主人公!~
第三区間は極寒地帯の長距離コース。
名声を増すユキタン同盟は一転、政治的な理由で解散の危機に。
魔王軍は次席大幹部の巨人将軍ゴルダシスがあえて最後尾から出撃。
人変わりした非情な猛進で、本気の恐ろしさを見せつける。
最終区間を前に選手同士のつぶし合いも本格化。
新興勢力のユキタン同盟は騎士団からも神官団からも総攻撃を受ける。
知るほどに深まる魔王と競技祭の謎、歴史と抗争の絶望。
頼りの仲間たちも次々と不調、不和、脱落、離脱となる苦境。
ユキタン自身も心身の限界を迎える中、支えになったのは……
第四章『砂塵の血雨』編 ~ほえろ凡庸ダメ男子! いかれろヒロイン!~
かつてアレッサが駐在し、騎士団に裏切られた辺境の村が最終区間の開始地点だった。
競技開始の前に失踪者が続出し、勢力混成の調査隊が組まれる。
元世界や前聖魔大戦の関係者も複雑にからみ、各勢力の意図は表裏で交錯。
常に暴走状態となったユキタンは体当たりで情勢をかきまわし、競技を超えた解決の糸口を求めて異世界のすべてへケンカを売りはじめる。
競技コースは魔物だらけの赤黒い砂漠。
その先にそびえる超巨大魔法遺跡『無限の塔』では聖域の守護者たち(残念系)が待ち受けていた。
異世界を創造した神(残念系)の秘密を求め、決勝は凄絶な混戦(残念系)へ向かう。
優勝者、そして魔王に願う優勝報酬は……
第五章『星海の鉄槌』編 ~どこだよ主人公?! ハッピーエンドになるのかよ?!~
容赦のない真実がたたみかけられ、非情な惨劇は広がり続け、世界は崩壊をはじめる。
救いのない現実が無限に絶望を重ね続ける。
「俺ツエー! ハーレム展開サイコー! ラノベっていいよね!」
などと言っている場合か?
まさにそれを叫ぶ時だ!!