ちょっとだけ領土問題
尖閣諸島と竹島の問題が騒がしいですね。
私は両島に関する歴史的経緯は全然知りません。そもそもをたどっていけば、どちらに属しているものなのかがわかるんじゃないかなとか、好き勝手なことを考えています。
北方領土の問題に関してだけは、あれはロシアのどさくさであると思います。
日本本土が空襲やら原爆を落とされもうどうにもならなくなり、ポツダム宣言受諾か、というあの間際で侵攻してきた訳ですから、いかにもロシア的な卑怯さが垣間見えます。
二島だけ返す、というなら、それでもいいではありませんか。
代わりに、二島にたくさん原発をつくって日本本土へ送電してやればいいんです。
――という、真っ黒い冗談はさておき。
確かに、中国と韓国のあの強硬さには眉をしかめてしまいます。
アジア的な尊大さで外交を推し進めてしまう低さがやりきれません。
そうした政治の拙さは、大変良くない言い方ですが、帝国主義時代のあの頃から国家的体質として何も変化していないのではないでしょうか。内政の拙さを虚栄によって取り繕おうとする、そういう非現実的な自己肥大行為をアジア的尊大さと呼べると思います。だからあの時代、列強にいいように蹂躙されてしまったんです。
ただ、苦汁をなめた両国の国民の方々に罪はない。
政治に携わる者達の意識がどうしようもなく愚劣すぎるんです。
今回も、両国のトップ(政権)が現状維持に危機感を覚えて対外的に国民の意識を向けさせようとしているという見方もあるようです。あるいは、韓国についてはそんな雰囲気もありますね。
ともあれ、島ごときで両国の国民の感情を逆立てていただきたくない。
こんにちに至っては、領土問題など子供のケンカと同等の低レベルな次元だと考えます。
いまや、環境問題しかりエネルギー問題など、地球規模で取り組まねばならない問題が山積しているというのに、地球がダメになって尖閣と竹島だけが大丈夫だという話ではありますまい。
バカなことをしているものです。
ということで、何も知らない人間の発言はここまでにしておきます。
誤解なきよう、私は中国や韓国にも道理がわかって視野の広い方々はたくさんいると思ってますし、ああいう過激な行動をするのはごく一部のおばかさん達だと考えています。そのおばかさん達の行動だけがマスコミで取りざたされるからいかにも両国がおかしいように見えますが、実際にはそういうものではなかろうと思うんですね。
まあ、大人びた態度を装って結局何もしていない日本政府もおばかさんに変わりありませんが。