お悩み相談
たまにはこんなネタもやってみたいと思います。
こう見えても、時々相談事を持ちかけられたりするのですね。
相談内容は実際に訊かれたものです。
(相談内容)
相談者は家庭のある男性の方です。
ある日、会社で飲み会があって参加したそうです。参考までに、この方がお勤めの職場では滅多にそういう宴会はないとのこと。
楽しくてついつい時間を忘れてしまい、帰宅したのは明け方だった。
すると、奥さんが激怒しており、口も利いてくれなくなった。
さてどうしたものでしょう?
こんな感じです。
(相談への回答)
謝り倒しましょう。
それが一番です。
…と、答えたのですが(笑)、これでは詐欺みたいなものですので、もうちょっと考えてみたい。
まず一つ目に、奥さんが浮気を疑っていないかどうか、これをきちんと確認しなければならない。
なんといっても朝帰りですからねぇ。うれしはずかし、とかではないにせよ。
家で待っている奥さんにむかって「疑うな!」と言ってみたところで疑う気持ちもわからなくはない。
嘘偽りなく上司同僚と飲んでいたのであれば、そこをきちんと釈明すべきでしょう。どうしても理解を得られないようなら、一緒にいた誰かに頼み込んで奥さんに説明してもらうなり一筆書いてもらうなりしてもよいかと思います。
気を付けなければいけないのは、こういう場合、決して開き直ったり逆ギレして怒鳴ったりしてはならないという一点です。これをやってしまうと「あ、やっぱ浮気じゃね?」と、受け止められかねない。何はともあれまず悪いのはこちら側ですから、誠心誠意謝るのが当たり前です。
ただ、女性の直感の鋭さというのは頭のいい男性が数人束になってもかなわないものがある。
本当に浮気していないのであれば、よほど猜疑心の強い女性でない限り「まあ、飲んでいたんでしょ」と、態度や言葉に出さずとも感じるものだと思いますね。態度や言葉に出してくれないのは、反省しているという具体的な姿勢が見えていないからです。そこを見せるために「謝り倒せ」というのです。
ここで二点目のポイントですが、言うまでもなく、どこぞの芸人よろしく「ごめんねごめんねー」とか「どうもすいませんでした!」とかやるのはNGです。許してくれるまで、頭を下げてしっかり謝りましょう。
三点目。
特に重要といってもいいかと思いますが、許してもらったなら、二度と繰り返さないことです。
これに尽きます。
飲み会絶対NG、とかいう奥さんは稀だと思います。会社のことでもあり、大抵は一次会に参加するくらいは許してくれるでしょう。
ところが、一次会でテンションがあがって酒を飲むより飲まれてしまい「よーし! 次いくぞー!」とかやってしまったら、ダメ男のサインが点灯します。はっきり言いましょう。ダメ男です。
同じ過ちを繰り返す。
夫婦関係が悪化する大きな要因はここにあると考えます。
誤解なきよう、これは妻の側においても同様です。
例えば、家計に響くくらい浪費の好きな妻がいたとして、夫にひどく叱られた。もうやらない、と誓っておいて、しかし後日デパートに出かけてまたやってしまったとする。生活費もなくなり借金まで始めてしまったら、これはもう立派に離婚の理由として成立します。
誰しも、好きなこと、やめられないことの一つや二つはあります。
しかし、家庭を維持するためにそういうものを我慢すればこそ、相手の信頼を得られるのではないでしょうか。
私の会社の後輩たちも続々と結婚していますが、よくまあ頑張るな、というくらい節制に努めているのを目にします。辛いか、と訊くと、今までのように好き勝手にはできなくなったのは事実だが、別に辛いとかは思わないという。そういう夫婦はあまりケンカもしないようです。
最近、私の知り合いの女性が離婚をしましたが、原因は夫の飲酒とパチンコだそうです。
特にパチンコがひどく、大きな車を数台買えるだけの貯金をこっそり使い果たしてしまったとか。
夫は泣きながら謝ってきたそうですが、その女性もともかく、子供の激怒が収まらなかったようです。そこは共働きで、子供はお母さんが苦労して働いている姿をずっと見ていたんですね。これはもう、どうにもなりません。この夫は正真正銘「ダメ男」です。隠れて貯金を持ち出し、あまつさえ博打に使うなど言語道断ですから。
ちょっとした我慢ができないとこういう悲劇を生むということを、家庭持ちはよくよく肝に銘じておくべきでしょうね。人間だから我慢だけで生きていけない、とかのたまう人に結婚する権利はありません。はっきり断言します。
と、こんな感じでもう一回くらいやってみたいと思います。
意外と書けるものだなぁと、ここまで書いてみて思いました(笑)。