表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

跳躍

作者: 黄昏
掲載日:2026/05/16

僕は地面が嫌だった

正確に言えば地面に押し付けてくるこの重力が

おかげで地を這えば血が出るし

高い場所に行けば

景色に骨折や死が張り付いてた


星たちが羨ましかった

地面から逃れて 永遠に形を変えることなく

浮かんでいるから


僕は空に飛んだ

機械で作った道具とそれを作った僕という物語を持って

思ったとおり

僕は浮かびつづけた

嫌で仕方なかった出来事たちから離れて

僕は星たちの仲間入りをした


と思ってた

周りを見ればただ静かで

どこまでも深い黒が僕をぐるりと囲んだ

感じた恐怖すら溶けてしまうような黒が

僕は星なんかでいられない


飛び出した後のことを考えてなかった僕は

ただ浮かんだ


身体が浮かぶことが当たり前になって

僕は頭のなかで

ひたすら重力があった世界を思いつづけていた


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ