始まり、或いは、一つの終わり
「龍元連合のメンバーに告ぐ。降伏しろ」
そんなメッセージがとある匿名掲示板に掲載された。
その結果いくつかのメンバーが投降し
残りのメンバーが結集して反抗を始め、大きな事件になっていく………
結論から言えばそんな話にはならなかった。
当然とも言える。精々面白かった一部の4ch民が
「大人しく投降します」
だの、
「恥ずかしくないの?君ぃ」
と返答。
さらに片手で数えられる程度の動画投稿者が
龍元連合という4文字から
「龍元連合の正体はテロ組織の残党!?」
「龍元連合はハッカー集団!」
「龍元連合はとある動画投稿者の下に集まったキチガ………」
「今話題(笑)の龍元連合について」
とかといった動画を出す程度。
青い鳥から急にYに変わったものの前の名前で呼び続けられるSNS等でもトレンドに上がることすら無かった。
そんな投稿から早一ヶ月。
元々知らなかった人々はおろか
極小数の知るものも忘れていった。
しかしそれでは終わらなかった。
確保者が出たのだ。
「確保者が出た。よって、確保に協力したユーザー名【itmry.2667】に賞金10万円を与える」
これが新しく投稿された文言だった。
4chは大いに盛り上がり、件の【itmry.2667】は突如地域の有名人の様な注目を浴びた。
彼は答えた。
「面白半分で30人程のとある知り合いsnsの垢を許可を取って伝えたらその内の一つが大当たりだった」
と。4chは擬似的な懸賞金稼ぎだと決めつけ、
多くの人間がこのイベントに参加し始めた。
もちろん怪しむ者も出た。故に両手で数えられる程の数の板しか起動はしなかった。
専門家もテレビも新聞も警察も反応はしなかった。
たかがネットのアカウント探しだ。
現在のネットいじめにすら反応出来ない大人が真面目に取り組む理由は無かった。
しかし一時の小さな熱狂も一月経てば冷めていた。
【itmry.2667】ですら全く関係ないゲームに賞金を使い果たし皆再びそれを忘れていった。
2人目の確保者が出るまでは。
「2人目の確保者が出た。本人が匿名を希望したため名前は伏せるが、その者と以前に協力した【itmry.2667】に同じく賞金10万円を与える」
「ここで一つ新情報を与える。【龍元連合】のメンバー全てが確保された場合、協力した人間全てに500万円を山分けする。もちろん1人確保される度に確保者に恩賞を与える」
と。
初投稿となります。
拙い文章、遅すぎる更新頻度等不愉快に思われますかもしれませんが、読んで頂けければ幸いでございます




