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博徒・右近の御用聞き事情(仮)  作者: 神無 乃愛


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10/11

居留守の柔軟さと聞き込み

すみません(;'∀')

かなり短めです。

代わりに本日2話同時更新です


 此処で捜すのに銭を使うあたりで、老中連中に付け届け(ワイロ)をしないということは無い……はずだ。

 それ以前に留守居なのだ。そこまで付け届けを求められるとは思わない。

「……ふむ」


 先日賭場へ来た件の家老、実は風来坊出身の藩の家老ではなかったらしい。曰く、「同心に騙された」と言っていた。

 実際、件の家老がいる藩では、奉公構になり脱藩したという家臣がいるらしいのだ。そして、その元家臣が藩の宝を盗んでいたらしく、探し回っているのも事実らしい。

「いったん失礼するよ。調べることが増えた」


 すべてが繋がっているのが、はたまた別か。


 面白い。思わず右近は笑みを浮かべた。


「俺ぁ、下手人に同情するぞ」

 善左の呟きを無視して、右近は家を出た。



 屋形舟を出して何かをする、それが出来るのは限られている。船着場には平次郎がおり、気づいた下っ引きの一人がこちらへやってきた。

「船頭たちはそんな舟出してねぇって。屋形舟なんざその日出してねぇの一点張りで」

「……ほう、ではほかの船着場か。という事はこの近くではない?」

 ありえないと分かっていても口に出す。ここに流れる為には、出す船着場は決まっている。違うところから来る方が目立つ。

 目立ってなんぼというのは実は少ない。

「船頭たちが言うには、釣り用の舟じゃねぇかって言うんだ」

 楽しい矛盾だ。こちらの船頭よりも善左を信じる。それとも、釣り用の舟を屋形舟に見せかけたか。


 ……大きさ的に無理があるか。否、完成前の屋形舟を釣り用と偽ったら? その後、屋形部分を別につければ? ありえなくはない。平次郎を見ればこくん、と頷いた。

 互いの情報を精査する。その前に一つ向かうとするか。


……前回のに追加するかどうかを迷いましたが、とりあえずこんな感じに


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