昨日よりも生き易く
あなたは世の中のどんなものに魅力を感じますか?
商品、サービス、エンターテイメント、芸術・・・・
世の中は様々な物や概念で溢れています。
ある人は車、ブランド品等を挙げるかもしれません。
ある人はアイドルやアニメ等を挙げるかもしれません。
私は常々考えていました。本当に魅力的なものは何かと。
そして出した一つの結論として「昨日よりも生き易く」してくれるものが魅力的なものではないかと考えました。
例えば、例を挙げるとユニクロがそれです。
ユニクロができる前は、ほとんどの服屋に入ると店員が馴れ馴れしく話しかけてきました。人柄的に尊敬できる人ならともかく、軽くて薄っぺららそうな人が多く、服を買うという行為そのものがおっくうになっていきました。チャラい服屋には行きたくない、でも最低限のお洒落はしたい。そういったニーズを汲み取ったのがユニクロなんだと思います。ユニクロが登場したことで、僕にとっての世界は少し「生き易く」なりました。
これは賛否両論あると思いますが、マッチングアプリも僕にとっては世界を変えてくれたサービスです。マッチングアプリが流行するまでは出会い系サイトはあったものの、やはり出会いの王道は合コンや職場等のリアルが主流でした。しかしリアルで出会える人の数などたかが知れています。数少ない選択肢に対してアピールするために日夜頭を悩ませていましたが、何も良い結果は得られませんでした。しかしマッチングアプリをスマホに導入して以来、比較的長くメールが続く女性の人物像が絞れていき、その成功体験の最大公約数を追うことで、自分という男のマーケティング、ブランディングを可能とし、良い結果に結びつけることができました。彼女ができた所で人格も徳も変わりはしませんが、社会に対する引け目はだいぶ軽減されたので、やはりこのサービスも世界を「生き易く」してくれました。
そして何よりも私が魅力を感じるものは「言葉」です。常日頃生きていて「息苦しいなあ」、「生き辛いなあ」と感じているものの、それが言語化されていない状況って誰にでもあると思います。そんな状況や気持ちを言語化してくれた時、どんなに救われるでしょうか。ここではそんな私を「生き易く」してくれた言葉を紹介したいと思います。
・確かなことは言えないけれど 今まで生きて解っちまった
だって答えはどこにもないよ 感じてることそれがすべてさ
こういう所で音楽の歌詞を紹介するのは少し思春期的で恥ずかしい思いもありますが、僕がすごく感銘を受けたロックバンドの歌詞です。人も世の中も移ろいゆきます。その時々で正解は違う。いや、正解そのものがないのです。それならば直感で突き進んでいこう、そういう解釈を僕はしています。
・「普通」になるためには「普通ではない」ことをしなければならない。
この言葉はある発達障害のインフルエンサーが著者に記しているフレーズです。子供の頃から「なんでこんなことができないの?みんな当たり前にできているのに。」と言われる場面に多く遭遇してきた僕にとっては目から鱗の言葉でした。彼の著書には「普通」の人として生きていくために試行錯誤した血の滲む様な努力がつづられています。「普通」ほど難しいことはない。だから「普通ではない」努力をしなければいけない。「普通にやればできるよ」と言う言葉を鵜呑みにしてはいけないのだということに気付かされました。
・人生なりゆき
・努力とは馬鹿に与えた夢である
これはある落語家さんの言葉です。明日のことなんて誰にも分からない、なりゆきに任せて生きろ。というのが上の言葉なんだと思います。下の言葉はかなり挑発的ですが、「努力教」ともいえる日本人の努力信仰に一石を投じるものであると思います。人に言われた通りがむしゃらに努力したって質が伴わなければ意味がない。それよりも自分の頭で考えて自分のやりたいことをやりなよ、それが成功への近道だよ。と言っている様に感じます。
他にもたくさん、人生の色々なシーンで「生き易くなった」「助かった」と思う言葉やサービスがあります。
だから僕は最近「生き辛いなあ」「息苦しいなあ」と感じている人の生活を少しでも楽にできないかなと思うことがあるのです。
特に若い人達が無責任な大人や社会に振り回されて人生を不意にするのはもったいないと思います。
世の中は移ろいます。いつかどこかで「あ、変わった」という時が来ると思います。その時までどうか生きることを諦めないで欲しいのです。