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魔野 ぬけ太  作者: 初書ミタ
6/16

初心者 1

城下町を歩いていると山健と稲川はひたすら「すげー」

を連発するだけで、歩いていても上の空だ。

僕も初めて見たときは同じだったから人のことは言えないけど。

僕は魔姫から課せられたオオカミ狩りに出かけることにした。

初心者向けではないらしいが、今は亡き、魔后の能力を受け継いでいるので

それさえコントロールできれば強いから大丈夫らしい。


「な~にをしてらっしゃるのかしら?」

ふと後ろから魔姫の声が聞こえてきた。

「うわぁ~、」山健と稲川は魔姫が来たことにも驚いたが

魔姫の姿にはもっとびっくりしていた。頭に直接、足が生えているからだ

足と言ってもすらりとした脚は全くなくて、あごの下に生えているように見える。

1頭身の魔姫を見て、山健も稲川も愕然としていた。


「山健さんと稲川さんは帰ったほうがよろしいかと思われますよ。」

案外、こちらの世界に2人が来たことを怒っていないようだ。

魔姫は俺の心の声に答えるように言った。

「まあ、原始人がこの世界に来るのは不愉快ですよ。でもわたくしも

あちらの世界で学校に行って生活している以上、来るなとは言えません。」


「こっちに来てもいいんでしょうか?」

おそるおそる稲川が言うと、

「ぬけ太の許可があれば別に構いません。もうわたくしの世界ではないのですから。」


「この3人でパーティー組んでもいいですか?」

僕がそう言うと魔姫は

「お好きにどうぞ」と言うと王城に帰ってしまった。

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