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通勤カバン  作者: 井伊空佑
8/10

職奪

今日リストラを受ける。自分でわかっていた。

作業効率の悪い人間は儲からないし、

同じ給料を払うならいちばんよく働くロボットが

いいだろう。浮いたお金は全て

性能のいいロボットのクローンをつくるお金になる

そして今日自分のデスクを片付けているのだ。

ダンボール1箱が広すぎるくらいだが。

人間は知恵が無く、ろくに仕事をせずと

舐められているがロボットに無い思考を持っている

それは反社会的行動欲求だ。

手に持っている通勤カバンとダンボールをガムテープで

固定し、ガムテープのオイルを取り、代わりにガソリンを

染み込ませる。

そしてそのダンボール箱を抱え、社長室に行った。


「社長。社長はこのまま人間がロボットに

支配されていてもいいと思いますか?」


社長はコーヒーを片手に言った。


「今度私の脳のデータを別のロボットに移し替え、

そのロボットに社長をやってもらおうと思っている。

だから私は晴れてロボットになれる。」


「は?」


「ん?なんだね?ロボットはいい。

死なないし誰にも迷惑をかけない」


「そんなわけないじゃないですか。

そんなわけないじゃないですか!」


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