第四話 異世界に飛ばされてから2日目
第四話も読んで頂きありがとうございます!
高雄型重巡です!(๑•̀ㅁ•́ฅ✧
ペースが落ちてますが小説を考えていただけなので大丈夫です!
8月5日、早朝、東京支部中央プラットフォーム広場
「え〜、諸君に集まって貰った訳は、前日に起きた計器の異常、突如出現した謎の艦隊、一部の動物の人化の他に月が満月から三日月になっていた事などを客観的に考えた上で、我々は、現実世界とは異なる世界、異世界に来たと考えた、戻る方法は分からない、たが、この事を受け止め冷静に行動して欲しい、これより近海にはスカイホーク(偵察機)を飛ばし対艦、対空警戒、艦隊もこれより3隻ずつに別れ、第一艦隊を直衛に残し近海の探索を行え、以上!解散!」
そう言うと、近藤は第三艦隊の編成の組み直しをしながら、国境無きPMC隊員となり一式を受領しに行くティオネ達と一緒に歩いていた
「ティオネ達は国境無きPMCでは例外として、飼い主と共に活動する事が義務づけられるから、一式を受領したらすぐに探索に出る準備をして、10:00(ヒトマル:マルマル)に出られるように」
「「分かったにゃ!」」
受領式前でティオネ達を見送ると、ドッグへ行き阿賀野に積む機材を選択していた、阿賀野は元は日帝国海軍の艦艇だが、近代化改修により武装やレーダーが変更されたことによりイージス艦に匹敵する戦力を持ち、装備の換装も簡素化されている、そして近藤は今、探索をメインにしたユニットを選んでいた、
「艦載機はミニスカイ(スカイホークの艦載型偵察機)を...あとは...」
と色々あって午前十時
ティオネ達は受領式を終え、自室へ向かい探索へ準備を始める
「御主人の隣の部屋で良かったにゃ〜」
「そうにゃ〜ティオネとも同じく部屋だから良かったにゃ〜」
ティオネ達はそう言いながら、制服を着ると荷物を整え
「ティオネ達準備終わった〜?そろそろ出港するから出てきて〜」
「はいにゃ〜、今行くにゃ〜」
ドアを開けると近藤が
「あ、可愛いな」
というものだからティオネ達のテイションはMAXになりながら近藤と共に艦隊格納庫に向かった
「やっとご主人の船に入れてもらえるにゃ〜♪」
「いっもお留守番だったから新鮮にゃ〜」
あまり部屋から出した事がないティオネ達は目を輝かせて近藤に言う
「ごめんな〜、せめて基地だけでもと思ったけど時間がなくてな」
謝りながらも、近藤は航行ルートの確認、弾数の確認などをしていた。
「よし、ティオネ達は阿賀野に乗ったら艦橋か天井で見張りをしてくれ、俺は操舵とかしなくちゃ行けないからな」
「にゃ!」
ティオネ達は頷くとすぐさま艦橋ではなく天井へ向かった、器用に跳びながら天井に登る姿は、猫そのものだった
「やっぱ高いとこ好きなんだな〜」
と、独り言を呟きつつ近藤は阿賀野に乗艦し、出港準備を進めた。
『スカイホーク』グローバルホークの国境無きPMC独自の改造型、総合的な能力が向上している
『例外』ティオネ、ティアラ達の様な者の場合原則主人と共に行動する、単独で行動する時、主人の許可がないとそこで捕まる。
『ミニスカイ』スカイホークの艦載型、具体的には翼や垂直尾翼を折りたたみ、専用の発射機に収納する、射出する場合そこからカタパルトが展開し射出する。