第二話 追撃戦
第二話も読んで頂きありがとうございます!
高雄型重巡です!(๑•̀ㅁ•́ฅ✧
確か二話辺でりショコラ達と出会ったはずですが、三話で出る予定です(以外?な展開で)あとショコラの名前が変わります、(メイプルとかも
午前十一時、海上拠点(HQ)から約5マイル
「敵艦隊は俺達を見失ってるはず、阿賀野と暁、響、能代と雷、電で敵艦隊の左右に展開して、敵を壊滅状態にさせます!」
「「「「「了解!」」」」」
そう言うと阿賀野と能代は別れ、単縦陣で敵艦隊の後方から接近して行った。
敵艦隊は20隻あった艦隊も今は12隻まで減り、大海原をやみくもに航行していた、幸運にも霧が発生しており、レーダーで艦隊を捉えている近藤達が有利な戦場だった
「対艦ミサイル、目標をロック...ファイヤー!」
左右に展開した阿賀野と能代は前方の艦に対艦ミサイルの雨を浴びせ、敵艦隊は混乱し各自回避行動を取り始めた
「全弾着弾を確認、8隻を撃沈!」
そう言うと阿賀野艦隊と能代艦隊は敵艦隊との距離を縮め、残りの艦を砲撃で沈めた。
「敵艦隊全滅を確認、これより第三艦隊は帰還します」
第三艦隊は艦隊を組み直すと、HQ(東京支部)へと帰還した。
午前十一時前、タリアン連邦、海軍省
艦隊が壊滅した話は、東方の国、タリアン連邦の軍部へと渡りその情報はいち早くここに届く、
「何!?謎の数隻の艦隊が我が第三対古龍艦隊を攻撃、壊滅させたと言うのか!?」
報告に来た無線士は海軍司令、碇 智秋の威圧に震えながら送られた二枚目の電文を読み始めた、
「敵艦隊はいきなり艦隊の後方に出現し、我々の砲の届かぬ距離から一方的に攻撃されなす術なく撤退を開始...その後から通信が途絶えています」
電文を読み終わると無線士は恐る恐る顔を上げる、
「あの腰抜けがっ!!もう良い!下がれ!」
そう言うと、無線士は逃げるように部屋を出て行った。
この話はタリアン連邦の植民地や他の国で噂になり東京支部の存在が世界中に知れ渡ることになった、
午後十二時十五分、東京支部第三格納庫
「すまない、帰還してすぐてすまないが重要な話だ」
吉澤 五右衛門、東京支部の副司令で大の猫好き
「お前らが撃墜した対空目標、調べてみるそいつは零戦よりも小型の戦闘機だった、ついでで対艦目標も調べたが、艦首に菊の紋章、旭日旗、明らかに旧大日本帝国海軍軍艦だ、つまり我々は昔より少し異なる世界に来てしまったのかもしれない、まだ確信はないが、敵艦隊の事は誰にも話さないでくれ、以上だ」
「「異世界に来てしまったって戻る方法は!?」」
如月兄妹は相変わらず動揺の仕方も同じだ...
「分からない、だが今は司令達に従おう」
「そうだな、まだ異世界だとは確信出来ていない、大丈夫だ、全員解散!別命あるまで各自部屋で待機!」
そうって近藤は部屋へと戻った。
用語解説
『HQ』headquarters - 軍の司令部、企業の本社など。
『マイル』マイルは、ヤード・ポンド法等における長さの単位である。
今日では、マイルという単位は通常は、主に陸上の長さの計測に用いられる1国際マイル=1760ヤード=正確に1609.344メートルを指す、日本の計量法における定義も同じである、アメリカ合衆国には、国際マイルとわずかに異なる測量マイルが残っている。
これ以外に、主として海上(船)や空中(飛行機)で用いられる距離の単位として、海里,1海里=正確に1852メートルがある。
国際マイルと海里以外にも数種類のマイルがある。
『単縦陣』艦艇が縦1列に並ぶ陣形、日帝海軍時代の夜戦などで多く使われていた。単縦陣のほかにも『単横陣』や『複縦陣』など陣形は様々。
『タリアン連邦』史実のの大日本帝国が朝鮮を渡り小国のタリアンを攻めた時に逆にタリアンに押し返され首都東京まで一ヶ月と掛からず占領したまさに眠る獅子、日本列島をタリアンと併合してタリアン連邦が出来た。
『第三対古龍艦隊』定期的に目覚めては人を食い、野を焦がす古龍に対し戦艦4隻、航空母艦2隻、巡洋艦6隻、駆逐艦8隻の編成で迎え撃つ、龍が目覚める期間は常時警戒態勢を維持する。主人公達に出会った時はちょうど期間が終わり佐世保へ帰港する所だった。
『菊の紋章』日帝海軍の戦艦や巡洋艦の艦首に見られる紋章。
『旭日旗』大日本帝国の軍旗、日輪から十六条の陽光が放射する図案から十六条旭日旗とも言われている。初めは陸軍が採用したもので、後に海軍でも採用、軍旗として艦尾部に掲揚された為、「軍艦旗」の名でも呼ばれた。