第一話 異世界に飛ばされた!?
初めまして!高雄型重巡です!
第一話を読んで頂きありがとうございます!(*´ω`人)
旧作にの駄目だった所に気をつけて行きたいと思っています!
平成29年8月4日午前10時半、東京湾沖、国境無きPMC、日本支部の洋上拠点、艦艇格納庫、
「今回はコンテナ船8隻同時の航行だ、DD(駆逐艦)、暁、響、雷、電がそれぞれコンテナ船2隻を担当、CGN(ミサイル巡洋艦)阿賀野、能代は艦隊の前後を航行し、ハワイ島まで護衛する」
そう言いながら艦に乗るのは近藤 望、東京支部第三艦隊旗艦、阿賀野の艦長であり、部隊の隊長
「了解!俺は後ろを担当する、そっちは前を頼みます!」
矢島 信、第三艦隊の副長であり、近藤の友人
「じゃあ、僕達は左側のコンテナ船を担当します!」
「じゃあ、私達は左側のコンテナ船を担当します!」
息が合うのは如月兄妹、双子だからか、一つ一つの行動がとても似ているが、たまに面白いところで違う所がある
「ならば私達は右側だな」
橋本 皐月、医師の免許を持っており、隊のメディックとして艦に医療機材が積んであり(戦う病院)とも呼ばれている
「右側、やります」
立川 深雪、口数が少ないが優秀な船乗りだ、ソマリア海賊対処に従事し、奴ら(ソマリア海賊)に航空母艦を沈められた元エースパイロットらしい
「全員乗ったな、よし、第三艦隊、コンテナ船護衛に出る!」
全艦がドッグから出ると、突如レーダー、ソナーといった電子機器が狂い始めた
「何だ!?問題発生!全艦停止せよ!」
「こちら能代!レーダー機器に問題発生!」
「こちらも同じく問題発生!」
「こちらも同じく問題発生!」
矢島達も同じ問題が発生しているようだが何故か無線は通じた
「くっ、こちら第三艦隊!電子機器に問題発生!一旦戻ります!」
「了解!こちらも同じ事態が発生中!しばらく待機せよ!」
近藤達は後進し、格納庫手前のドッグに入る、と同時にレーダーの異常もピタリと収まる
「レーダー機器回復...今のは何だったんだ...」
とつぶやいた刹那
「レーダーに無数の対空目標捕捉、数100!更に対艦目標捕捉数20!IFFに応答なし!こちらを前方に展開!第三艦隊は警戒の為出撃せよ!」
「「「「「了解!」」」」」
第三艦隊がドッグから出ると所属不明艦隊をレーダーに捉え、すぐに陣形を整える
「所属不明艦、砲塔旋回を確認!後列艦が回頭中...」
阿賀野も所属不明艦に向け15cm2連装砲を向ける、第三艦隊と謎の艦隊は緊迫した空気に包まれる
「こちら、国境無きPMC東京支部第三艦隊、旗艦阿賀野、貴艦の所属と艦名を言え、答えねば敵と見なす」
近藤は所属不明艦隊に通常コードで打電する、所属不明艦隊は無言のまま回頭を続けるだけで返答は無い
「返答無し、対空、対艦銭闘用意!」
阿賀野が弾を装填するのと同時に、所属不明艦隊も砲撃を始める、そうして、近藤達第三艦隊は謎の敵艦隊の砲撃に対し、すぐさま攻撃を開始した。
「敵艦隊の発砲を確認!敵と見なし殲滅せよ!」
敵の砲弾は阿賀野の5m手前に全弾着弾し、逆に阿賀野の砲弾が敵艦隊の船体右舷に直撃し大破、炎上する、所属不明艦隊は8隻を1度の攻撃で失い一部の艦が撤退を始める
「敵艦隊の一部が撤退を開始!第三艦隊は追撃戦を実施せよ!」
「「「「「「了解」」」」」」
そうして近藤達は撤退し始めた謎の敵艦隊を追い、霧の中へと進んでいった。
用語解説!
『国境無きPMC』
国連がソマリア海賊を始めとするテロに対して設立した部門(現在は独立し先進国首都に海上拠点を構える)規模は当初の強襲用舟艇から艦隊を組める程に拡大、第二次世界大戦時の旧式艦を近代化改修し一目見れば『国境無きPMC』とわかる程。
『DD』駆逐艦の艦種記号、かつては水雷艇を駆逐する艦種であったが、現在は対艦(艦艇から艦艇への攻撃)、対空(艦艇から航空機への攻撃)、対潜(艦艇から潜水艦への攻撃)能力を備える、海上自衛隊のたかなみ型やあきづき型がその部類に入る、ほかにも『DDG』ミサイル駆逐艦や『DDH』ヘリ搭載駆逐艦などがある。
本作では対潜を担当する。
『CGN』ミサイル巡洋艦の艦種記号、ミサイルを搭載する巡洋艦で、海上自衛隊のこんごう型やあたご型がその部類に入る。
本作では旗艦として防空を担当する。
『メディック』衛生兵とも言う、戦場で負傷した兵の応急処置をして戦闘を陰から支える。
本作では艦隊の中に一人メディックがいる
『15cm2連装砲』阿賀野の主砲、駆逐艦や軽巡洋艦でよく見られる砲で15cm砲を2門装備している、大和型の副砲にも15cm3連装砲が使われている