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一章 召喚その2

俺は光輝と一緒に列の最後尾に並んでいた。

何故最後尾かというと光輝が呆然としていて再起動するまで時間がかかってしまったからだ。



だがまあ、最後尾でも何か不都合があるわけでもない。むしろ情報収集ができてラッキーだ。

俺が集めた情報をまとめるとこんな感じだ。




*いつの間にか手に持っていたダーツの矢を

使い、一度だけ投擲する。



*外すと自動で動き、ランダムな位置に飛ん

でいく。



*真ん中に行けば行くほど強力なものが得られる。



*それぞれのスキル、防具、武器には付属品がある。例えば、影薄い奴(名前?忘れたわ!)は『暗殺者のクナイ☆7』を引き当て、付属でスキル 《暗歩》☆8をもらっていた。



☆はレア度を表していて一番低くて☆1、

一番高いもので☆10らしい。ダーツが当たった場所に書いてある景品が「ぼんっ」と音を立てて手元に現れるという仕様だ。

ちなみにこのダーツは☆6以下は出ないらしい。



そんなこんなで並んでいるうちに光輝の番がやってきた。



「じゃあ、俺行ってくるよ!」



と威勢よく出て行った。

光輝がダーツを構え、しっかりと溜めて投げた。その矢は真っ直ぐに回転しているダーツの中心へと進んでいき‥‥‥あ、あいつ真ん中あてやがった。

一瞬光輝が惚けたような顔をして、数秒後に

ぼんっと言う音とともに手元に綺麗な光る

長剣が出てきた。



「やったぜ、優!スキル 《勇者》☆10と付属で『聖剣デュランダル』☆10だ!」



満面の笑みでこっちに走ってきやがった。



「アーアー、スゴイデスネー。流石は光輝サマダー。」


「ええ!なにその棒読み!聖剣だぜ!?勇者だぜ!?」



クソイケメンは放っておいて、ダーツに向かう。あいつのせいでもうスキル 《勇者》は無くなってしまった。チッ、狙ってたのに。



まあ、すぎてしまったことは仕方がない。

真ん中を狙えば少しズレていいとこ行くだろ。

‥‥‥‥‥そんな風に思っていた時期が僕にもありました。

よく狙った矢は見当違いの方向へと飛んでいく。‥‥まあ、そりゃそうだよね。俺、ダーツやったことないし。



ああ、俺の夢見たチートライフよ‥‥

そう考えていると、頭に直接アナウンスが響いた。


【システムアナウンス


スキル《神童 LV.1》☆10を獲得しました。

付属、『神具召喚石』☆10を獲得しました。】



え?なんですと?あれ?俺の投げた矢って隅っこに当たったよね?

なんで?‥‥‥あ、あれか?

神が言ってた必ずしも外側がハズレではないっていうあれか?



いよっしゃぁぁぁあああいい!!!

まあ、理由はともかく☆10ダブルゲット!


「それでは、全員終わったな。僕の力もそろそろ限界だから異世界に行ってもらうとする。」



チッ人の喜びに水を差すなよ。

まあいい、いざ、異世界へ‼︎



「それでは、健闘を祈る。」


あたりが光に包まれ、そしてつぎの瞬間‥‥‥

同じ場所に立っていた。



「は?」


















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