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夏生詩集3

指で弾けばいい

作者: 夏生

指で弾くの

数字を記号を


簡単かんたん

誰にだってできるから


どうなるか、なんて

考えては何も動かないから

どんどんやればいい


周りをご覧なさい

みんなやってる

一心不乱でしょう?


余計なことは考えないで

相手がどうなるか

心はどうなるか

自分はどうなるか

考えてもお金にならない


お金にならないことは

無駄なのよ


指で弾きなさい

誰でもできるし

誰でもやっているから


考えたって腹の足しになるわけじゃない

思ったらどんどん弾きなさい

記号を数字を


嫌悪なんてお金にならない

弾き出してごらんなさい

人の心なんか


窓を開けた瞬間飛び込んできた

言葉に添付された暗闇は

ぼっかり口をあけながら

声を出さずに笑っていた

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