この穏やかな青空を
あなたはお元気でしょうか、
またこの日がやってきましたね。
今日は少しだけ涼しい日になりました。
前日までは、じめじめとした暑さと、
蒸しかえるような空気に包まれて居たのですが、
当日の今日はそんなこともありませんでした。
なので、
よく何かの移動のたびに、
緩急をつけて走る路面電車にさらりと乗っていて、
歩くと言う事を少しだけ疎かにしている私は。
いつもより少しだけ力を入れてアスファルトの大地を踏み、
そしてギクりとならないように、
恐る恐る足を前へ出して、
ゆっくりと地を踏んで歩きます。
目的地の公園の入り口に着いた頃には、
汗がだくだくと服に染み込み、
小さな呼吸を数回しながら入ってくる事でしょうが、
さほど問題は無いのです。
入り口を進み、橋を渡った後、
静かに、水辺の公園の中に来て、
わさわさと揺れる木々や穏やかな風と、
静かな水の音が辺りに満ちるのを感じながら、
悠々とした青空の向こうに想いを馳せるのです。
今日も、
蝉の鳴き声は濃く、
騒がしいけれど。
照りつける太陽は暑く、
眩しいけれど。
空の下にいる景色を、
あなたに伝えて行きたいから、
私は今日も、
ゆったりとした気持ちで、
眺めて行くんだと思います。
この穏やかな青空を。