表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

R童話-やんわり-情景童話

この穏やかな青空を

作者: RYUITI

あなたはお元気でしょうか、


またこの日がやってきましたね。



今日は少しだけ涼しい日になりました。

前日までは、じめじめとした暑さと、

蒸しかえるような空気に包まれて居たのですが、

当日の今日はそんなこともありませんでした。


なので、

よく何かの移動のたびに、

緩急をつけて走る路面電車にさらりと乗っていて、

歩くと言う事を少しだけ疎かにしている私は。



いつもより少しだけ力を入れてアスファルトの大地を踏み、

そしてギクりとならないように、

恐る恐る足を前へ出して、

ゆっくりと地を踏んで歩きます。



目的地の公園の入り口に着いた頃には、

汗がだくだくと服に染み込み、

小さな呼吸を数回しながら入ってくる事でしょうが、

さほど問題は無いのです。


入り口を進み、橋を渡った後、

静かに、水辺の公園の中に来て、

わさわさと揺れる木々や穏やかな風と、

静かな水の音が辺りに満ちるのを感じながら、

悠々とした青空の向こうに想いを馳せるのです。




今日も、

蝉の鳴き声は濃く、

騒がしいけれど。


照りつける太陽は暑く、

眩しいけれど。


空の下にいる景色を、

あなたに伝えて行きたいから、


私は今日も、

ゆったりとした気持ちで、

眺めて行くんだと思います。



この穏やかな青空を。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ