たどり着いたのは生の島?死の島?
昔から
航海記モノ
というか
旅行記
紀行
ロードムービー
的なものは人気がありますね?
ガリバー旅行記 スイフト
ロビンソン漂流記 ダニエルデフォー
15少年漂流記
スイスのロビンソン
シンドバッド
アルゴ探検隊
オデッセイア ホメロス
大唐西域記 玄奘
東方見聞録 マルコポーロ
3大陸周遊記 イヴンバトウータ
などなど
いくらでもあります。
さてほんじつのお題は?
海の冒険というか
船出の果てに
たどり着くのは
生の島か
死の島か
というお話です。
アラビアンナイトにこんなお話があります。
ある男 占い師から
お前は、、、将来、殺人者になるという
運命の宣告を恐れて
外国に行けば逃れられるのではと、、
遠くへと単独で航海へ出ます。
で、、、途中ある小島にたどり着きます、
そこで上陸すると
かなたに
身分のよさそうな男と少年の姿
物陰から覗いていると、、
彼らはやがて
とある洞窟へと消えていきます。
物陰からそっと見ていた男は
やがて男だけでてきて船で
島を離れていきます。
物陰から出て男は洞窟へ、、、
中に入ると、、
扉があり
開けるとそこは
きらめくような調度品の部屋が
そしてあの少年がいました。
少年は占い師から
いつか殺される運命と告げられて
父親がこの秘密の洞窟に隠したのだという。
男は自分の占いなどふと忘れていて、、
しばらくこの少年の引き留めで一緒に暮らします。
そんなある日のことです。
男ははリンゴのン皮をむいて少年に食べさしてくれますが、
その時急に吹いてきた突風で
扉がバタンとしまり、、
その拍子に、
扉はナイフを持っていた男の手に当たり
ナイフは何と少年の胸にぐさりと深く刺さってしまったのです。
もちろん少年は即死でした。
男は怖くなり
そしてふと自分の占いを思い出して
ぞっとしたのでした、
そして一目散にその小島を後にして小舟で逃げ出したのでした。
さて?
私の記憶だけでの引用ですから
このあらすじ、、、
原作とは微妙に違うかも?
その辺のところはご容赦くださいね?
はたして
このおとこにとってこの島は
生の島だったのか?
それとも死の島だったのか?
ところで
死の島といえば
ベックリンの
文字通り
「死の島」という絵画がありますね。
見るからに無気味な
海に浮かぶ小島、、、
陰鬱な死の島ですね。
この絵ばかりが有名で
すが
実は
ベックリンは
「生の島」という絵もかいてますね。
こちらは
ニンフが舞い
いかにも生の島と言う雰囲気です。
さて
あなたの人生行路
人生の航海において、、
たどり着くの
生の島
それとも
死の島?
そして
その成否を決めるのは
あなたのかじ取り?
それともどうしようもない宿命?
どちらでしょうか?