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6話 野外と闇夜

2回目の戦闘です。グロ注意

野外と闇夜


「くそっ!こいつら!離れろ!」


 今、俺は蝙蝠の集団に襲われている。何故かって?飯を食ったあと外に出ると真っ暗だったからです。

 

 移動に時間がかかりすぎていた。


「ちょ!うあ!」


 拳をめちゃくちゃに振り回す。 全部当たったようだ。当たった蝙蝠は瞬間に落ちていく。


『レベルが上がりました。ステータスが上昇しました』

 

LV1→2

HP20→30、MP20→22.STR10→15、VIT10→12 、DEX10→15、AGI10→12、INT10→11


ようやくレベルアップか。にしてもステータスが完全に接近戦用のステータスだな。


『スキル「ブン回し」パッシブスキル「抗アンデット」を覚えました』

 

 ブン回し:周囲に攻撃を当てることができる技、範囲は武器の射程とスキルレベルで変る。LV1。

 抗アンデット:初めて受けた攻撃がアンデット系のモンスターだった。アンデット系からの攻撃を減らす。LV1。


「あ、ドロップアイテム」


  地面に落ちた蝙蝠のアイテムを集めた。


「ぐるるる」


 一見すると犬だが犬よりも一回りほど大きい。似ているのはハスキー犬だが、牙や爪がえぐいぐらいにとがっている。


「オオカミか!」


 低く唸るそれは獲物を見る目でこちらを見ている。


「がう!」


 こちらに向かって突進してくる。半身でかわし、脇を攻撃する。


「キャン!」


 と、吹っ飛んだ。おお!これがレベルアップの効果か!


「グルグル……」


 倒れたオオカミの上に乗り


「ラッシュ!」


 オオカミの肋を横から殴りつける。オオカミは口から内臓を飛び出させ、絶命した。


「お、ドロップ武器」


 武器、酷狼の爪。ナックル系武器。攻撃+10、斬撃。


 因みに今つけている、メリケンサックは攻撃+5、打撃。

 おお!強い!さっそく装備するしかないだろ。



 しばらく歩いていると草むらから何か飛び出してきた。


 黒い体、むき出しの牙、ぼさぼさの毛皮、鋭い爪、むき出しの肋。


「ん?なんかさっきのと違うぞ?」


 一見するとさっきの狼に似ているが体が大きい。しかも先ほどの個体よりもなんかゾンビっぽい?


「わぉ―――――ん!」


 オオカミの遠吠えが響くとさらに2体のオオカミが草むらから飛び出してきた。


「ウソだろ?」


 絶対さっきのよりも強いぞ?しかもそれが3体?勝てる気がしねーよ!


 こうなったら自棄だ!飛びかかってきたオオカミにカウンターぎみに拳を立てる。

 インパクトの瞬間に拳を押し込む。


「キャン!」


 骨の折れる音とともにオオカミが数メートル飛ぶ。どうやらうまく相手の力を利用できたのでクリティカルしたようだ。


 しかし、ほかの二匹に後方を取られた。


 後ろからオオカミがこちらの頭めがけて飛びかかってきた。体を必死に折り曲げ、空中回し蹴り。

 ゲームだから解ったけどもはやワイヤーアクションだ。


 オオカミは背中から地面に落ちたがすぐさま立ち上がる。


「固いな」


「ガウ!!」


「っつ!」


 もう一匹の爪がかすった。一気に体力が2分の1になった。あわてて最初から持っていた初心者用回復薬を飲む。


「こわっ!」


 うっかりすると即死だな。


 あれ?もしかしてこれってピンチ?


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