閑話休題 取り敢えずここまでお疲れ様でしたの会
今回は閑話休題で、本編ではありません。
なので以下の点にご注意下さい
・台本形式
・地の文がほとんど無い
・キャラ崩壊(若干)
・グダグダ
では、閑話休題始まります!
駿
「えー、ここらでちょっと一休みって事で」
晴香
「取り敢えず皆、ここまでお疲れ様でした!」
駿・晴香
「閑話休題、始まります!!」
閑話休題 取り敢えずここまでお疲れ様でしたの会
晴香
「さてさて、今回は閑話休題と称して“取り敢えずここまでお疲れ様でしたの会”略して“お疲れ様会”をやりたいと思います」
駿
「具体的に何をするんだよ?」
晴香
「うーん、特に段取りが決まってる訳じゃないけど。
これまでの話を振り返って話したり、皆の気持ちとかを話したり、後は……」
相也
「ま、何か色々楽しく話そーって事だな」
晴香
「せっかく説明してるのに簡単にまとめるなー!」
紫
「しかし、まだ私達四人しか来ていないな」
今回の閑話休題は汐咲市にある某スイーツ食べ放題のあるファミレスを丸ごとお借りしてお送りしております。
現在ファミレス内には駿、晴香、紫、相也の四人。
相也
「悠一達ならもうすぐ来ると思うぜ」
晴香
「もみっち先輩と姐さんも一緒なんだよね」
紫
「……姐さん?」
晴香
「ん、八雲先輩の事。
何か八雲先輩は皆のお姉さんって感じ」
相也
「あ、確かにな
七瀬先輩に癒されたいよな〜」
駿
「話噛み合ってないからな」
晴香
「あっ、噂をすれば来たみたいだよ」
ファミレスの扉が開いて姿を現したのは……
もみじ
「はわわわ!
悠君悠君、大変だよっ」
悠一
「どうかしましたか会長?」
もみじ
「登場するのが久しぶりだから、緊張しちゃうよ。上手く喋れないかも……」
八雲
「あらあら、それは大変ね〜」
悠一
「それは好都合です。是非そのまま緊張していて下さい、静かになりますから」
もみじ
「もーっ!!どーゆう意味よっ!!」
八雲
「もみじちゃん元気ね〜
私も張り切っちゃおうかしら?」
生徒会メンバーの会長のもみじ、副会長の八雲と悠一だ。
駿
「こんにちは、もみじ先輩、八雲先輩、悠一」
もみじ
「あ、駿君だ!」
八雲
「あらあら、駿君。こんにちは〜」
悠一
「遅れてすみません、会長が来る途中に野良猫を見つけて遊び始めてしまい……」
もみじ
「わ、私も早くしなきゃとは思ったんだよ?
でもでも、とっても可愛かったから……」
八雲
「楽しかったわね〜
猫ちゃんと一緒に」
駿
「あはは……それは何よりです。
あ、取り敢えず席にどうぞ」
もみじ
「そだね!
私お腹空いちゃった」
生徒会メンバー三人も駿達と同じくファミレスの席に。
八雲
「でもその前に……」
駿
「?」
トコトコと駿の前に歩いてくるのほほんお姉さん。
八雲
「ぎゅ〜っ」
駿
「!!?」
と思ったら、いきなり彼を抱き締めてきた。
駿
「な!?せ、先輩!?
い、いきなり何を!?
(つーか当たってる!!思い切り胸が!!)」
八雲
「さっきね、猫ちゃんにぎゅってしてあげたら喜んてくれたのよ〜」
駿
「お、俺は猫じゃ無いですよ?」
八雲
「あら、そうだったわね〜。でもこれは猫ちゃんが大好きな挨拶なの」
駿
「???」
もみじ
「あ、ズルい!
私も私も!!私も猫さん大好きだよ!」
駿
「ええ!?ちょっ……!?
猫関係無いんじゃ……」
もみじ
「ぎゅ〜♪」
八雲
「ぎゅ〜♪」
どういう流れかさっぱりだが、ひしっと二人抱き着かれる駿。
晴香
「うわ〜、ミヤミヤモテモテだね〜」
紫
「まったく、でれでれと……」
相也
「お、俺も俺も!!
先輩方、俺は猫派なんで是非……」
紫・晴香
「馬鹿は黙ってろ(黙ってて)」
相也
「ちょっ、酷くない!?
ちくしょー!!何で駿だけー!!」
悠一
(ここに静さん達がいたらとても面白かったのですが……)
晴香
「あ、ゆっくんが何か悪い事考えてる顔してる」
悠一
「さてはて、何の事でしょう」
先に居た四人に生徒会メンバー三人を加えて、更に待つ事十数分後……
もみじ
「あ、静ちゃん達だ」
静
「遅れてすみません!」
藍
「三人で集合してきたので、少し時間が。すみません」
柊奈
「部活の整理に手間取いました」
お店に静、藍、柊奈の中等部メンバーが。
駿
「これで、今回のメンバーは一通り揃ったな」
晴香
「じゃあ、食べ物注文して皆でお疲れ様会始めよっか!」
因みに、日向やまだまだキャラクターはいますが、本編で晴香達とまだ絡んでいないので今回は残念ながら欠席という形で。
次回の閑話休題には登場する筈です。
悠一
「まぁ、色々と大人の事情があるんですよね」
紫
「誰に言ってるんだ?」
《第一回》
【取り敢えずここまで本編お疲れ様でしたの会】
駿
「いやー、ホントよくここまで続いてるよなぁ。何つーか当初は途中で詰まる感バリバリだったのにさ」
静
「そうですね。もう始まってから三ヶ月近く経ちますからね」
悠一
「何とかレールが見つかってきた感じですね」
相也
「ま、それもこれも俺のおかげだな」
晴香・紫
「それは無い」
相也
「即答……」
八雲
「きっと、皆一緒でとっても楽しかったからよ。
楽しいと時間が経つのはあっという間だもの」
藍
「そうですよね。
私も静ちゃんや皆さんと会って毎日が凄く楽しいです!」
静
「藍ちゃん……」
相也
「俺も俺も!!」
晴香
「しのっち、食べながら喋んないの」
八雲
「あらあら」
柊奈
「でも、物語内ではまだ一ヶ月弱しか経っていないんですよね……」
相也
「ま、それはなぁ……一話一話が色々とのんびりだったしな」
悠一
「もっと上手く時間運びが出来れば良かったのですけれどね」
もみじ
「あ、チョコレートケーキ美味しそう♪でもでも、苺のムースも食べたいな〜」
一同
(ホントにマイペースだな……この人)
駿
「けど、たったの一ヶ月か……
初めてこの街に来たのはずっと前だった気がするなぁ」
静
「向こうから色々と電車を乗り換えたりして、汐咲駅へは四時間くらいかかりましたね」
紫
「それは結構な長旅だったな」
静
「はい、実家は本当に山奥のほうですから。
電車もそんなに頻繁に通る場所では無いので」
駿
「初めて来た時から、いい街っていう印象があったよな」
晴香
「その街で初めての女性が私、と」
駿
「その言い方止めろ」
晴香
「え〜、良いでしょ。あんな事した仲なんだから」
静
「どういう事ですか、兄さん?」←ニコニコ
駿
「してねぇ!!
てかあんな事って何だよっ!!」
悠一
「おやおや」
相也
「あ、あんな事!?
あんな事って、アレしてアレするアレ!?」
藍
「柊奈ちゃん、アレって?」
柊奈
「篠田先輩の言う事は真に受けちゃダメだよ」
駿
「根も葉も無い事実を広めるな」
晴香
「冗談だってば。笑えた?」
駿
「笑えるかっ!!」
本当に笑えない場合があるのでそういう冗談は時と場所を選びましょう。
晴香
「で、ゆかりんとも商店街で会ったんだよね」
紫
「そうだったな。
あの時は学校からの部活が終わった所だったんだ」
駿
「だから道具を持ってたんだったな」
紫
「うん。
しかし、駿と初めて会った時は真面目そうな青年だと思っていたが」
駿
「おーい“が”って何だよ。何で過去完了なんだよ。
俺は毎日真面目に生きて……」
柊奈
「それは無いです」
駿
「本人の目の前で即答……」
藍
「で、でも先輩は優しいし一生懸命だと思います。小さな事でもちゃんと考えてくれて……」
駿
「東雲さん……何て優しいフォローを……
全く、同じ学年でも誰かさんとは大違いだな」
ガッ!!←思い切り足を踏まれる
駿
「痛っ!?」
柊奈
「すみません、ちょっと足が滑って」←棒読み
駿
「お前なぁ……」
相也
「いやいや、落ち着けって駿。九条ちゃんに踏まれるなんてお前は最高に幸せ者なんだぞ!!謂わばM心をくすぐられる境地を……」
柊奈
「…………」
晴香
「はぁ………」
紫
「やれやれ………」
悠一
「相也にはフォローのしようがありませんね」
相也
「ちょっ、そんな一斉に憐れんだ視線を送らないで!?」
駿
「お前が一番幸せ者だと思うぞ、ある意味」
まぁ変態1号は放っておいて。次いでに1号って何だよとかいうツッコミも置いといて。
もみじ
「学校で初めて会ったのは私達だよね、悠君」
悠一
「おや?あの時に会長もいらっしゃいましたか?」
もみじ
「い、いたよ!ちゃんと駿君達と会ったんだよ!
あ、会ったよね?」
駿・静
(何故疑問形……?)
悠一
「ああ、小さかったので見えなかったんですね」
もみじ
「うぅ……悠君が意地悪するよ〜」
八雲
「あらあら、よしよし♪」
駿
「先輩達に色々と学校を案内して頂きましたね」
静
「はい。とても分かり易い案内で本当に助かりました」
もみじ
「だ、だよね!
ほら悠君!どうだ、参ったか」
悠一
「では、良く出来ましたで賞を進呈しますね」
もみじ
「もー!馬鹿にしてー!!
(モグモグ……)」
晴香
「もみっち先輩、怒る前にまずはドーナツを置いた方が……」
藍
「一体どこからドーナツを?」
駿
「そういや、先輩と悠一に案内して貰った日に九条とも会ったんだよな」
柊奈
「ああ、覗きをしてた日ですね」
駿
「まだ言うかお前は……」
柊奈
「クスッ、半分くらいは冗談ですよ」
駿
「よし、ようやく半分か!」
晴香
「え、喜ぶ所それ?」
柊奈
「でも、静ちゃんのお兄さんって聞いて本当にビックリしました」
晴香
「二人は色々と違いが多いからね。ミヤミヤって色々とアレだもん」
紫
「確かに。駿は変な方向に全力だったりするからな、良くも悪くも」
静
「皆さんすみません、兄さんがご迷惑を」
駿
「フォローになってない……」
相也
「でも、駿は学校二日目にして後の親友である俺こと、篠田相也と知り合う訳だ!!二人の出会いは……」
晴香
「あ、その辺はどうでもいいや」
悠一
「さて、次にいきましょうか」
相也
「せめて最後まで聞こう!?」
相也の話はひとまずスルーと言う事で。
もみじ
「何やかんやで駿君と静ちゃんも生徒会に入ってくれたんだよね」
八雲
「その時に私は初めて二人と会ったのよね〜」
駿
「そうでしたね」
静
「兄さんは八雲先輩にでれでれしてましたけど……」
駿
「してな……いぞ、多分」
晴香
「思い切り目が泳いでるね」
駿
「うっ……」
相也
「そりゃ、仕方ないって。
八雲先輩程のスタイル(特に胸)だったら男はそりゃもう……」
静・紫
「…………」←胸の発育に悩みをお持ちの二人
相也
「な、駿?男子だったら仕方ないよな?」
駿
「え、ま、まぁそれは確かに……
って痛たたた!!何んで二人でつねるんだ!?」
静・紫
「兄さん(駿)が悪い!」
駿
「ええ!?」
紫
「だ、大体!!
人間の価値は発育とかそういうものだけでは無い!」
静
「そうですよね。大切なのは気持ちですよね、紫先輩!」
紫
「うん、その通りだ静!」
静・紫
「…………」←固く手を取り合う二人
悠一
「これも一つの絆の形でしょうか」
八雲
「二人とも仲良しね〜
皆が仲良しだと私も嬉しいわ、ねぇ晴香ちゃん?」
晴香
「あはは……
姐さんは相変わらずですね」
駿
「痛つつ……つねられた頬が」
藍
「あ、先輩。おしぼりです」
駿
「ああ、ありがとう」
晴香
「あれ?藍ちゃんって男子が苦手じゃ?」
藍
「あ、月ノ宮先輩は何だか大丈夫みたいで……私も不思議なんですが」
柊奈
「きっと妹の静ちゃんのおかげですね。先輩の人柄は置いといて」
駿
「置いとくなよっ」
藍
「ふふ……
でも、先輩は優しい方だと思います。お礼を言うためだけに何度も足を運んでくれて……」
相也
「駿てめー!!
色々ツッコみたいけどとにかく羨ましいぞコノヤロー!!」
駿
「うおっ!?首を掴むな!!」
悠一
「笑ったり怒ったり忙しいですね、相也は」
もみじ
「店員さーん、この苺のムースとクリームブリュレ下さい!」
一同
(流石会長……一人スイーツに夢中)
八雲
「もみじちゃん、食べ放題だからって食べ過ぎると虫歯になっちゃうわよ〜」
もみじ
「だ、大丈夫だよ。
毎日ちゃんと歯磨きしてるもん!」
駿
「でも、お菓子の食べ過ぎって太るんじゃ……」
ピシッ……!!
女性陣
「…………」
↑
スイーツ食べ放題の為、結構食べたりしていた女性の皆様
八雲
「何だか急に涼しくなったわね〜」
↑
例外約一名
駿
(あれ?何か空気が……)
相也
(地雷だったよ思い切り……)
悠一
「さて、ではそろそろ時間ですからお開きにしましょうか」
駿・相也
(こんな状態で!?)
静
「そ、そうですね……帰って夕飯の準備をしないと。
(帰ったら急いで体重計に……!!)」
晴香
「わ、私は少し走ろっかな?たまにはしっかり運動しないとね
(大丈夫、運動すれば大丈夫!!)」
紫
「き、奇遇だな晴香。
私も付き合うぞ
()」
柊奈
「私は武道場に寄って帰ります。ちょっと忘れ物が……」
藍
「私も今日はちょっと遠くまであるこうかな……?」
もみじ
「私は……えーと、えーと、どうしよう!!」
八雲
「もみじちゃん?
取り敢えず甘いものを食べて落ち着く?」
もみじ
「そ、それだけはダメー!」
悠一
「では皆さん、本日は本当にお疲れ様でした」
駿・相也
「…………」
という訳で、第一回お疲れ様会は色々あるようでこれにて閉会。
残った三人の男子はその後暫く互いに他愛ない話を交わし、男子同士の親睦を深めたとか何とか。
色々とツッコミ所が多い回だとは思いますが、それはまぁ閑話休題という事で……(笑)
次回から再び本編に戻ります。
ゴールデンウィーク編に突入していくと思うので、よろしくお願いいたします!