第28話 擬似デート大作戦 前編
長くなりそうなので前後編に分割しました。
なので更新予定日が少しズレて、後編が15日更新予定という事になりました。
有言実行出来ない作者で本当に申し訳ございません。
では、始まります!
「うーん……掃除当番の割り振りって、理不尽だよね」
お昼。
すっかり人気の無くなった教室で、晴香が箒を片手にぼやいていた。
「言ってる暇があるなら手を動かして。
早く終わらせてしまいましょう」
「今日は土曜日だしな。
飯どうするか……」
同じく箒を持つ悠一と駿。彼らも掃除当番のようだ。
悠一はぼやく彼女を宥めつつ床を掃いて、駿は窓をタオルで拭きながらぼんやりと澄んだ青空を眺めている。
そんな時、ゆっくりと教室の扉が開く音が聞こえた。そしてやや遠慮がちに中に入って来た制服姿の女の子……
「あれ?しずちゃん?」
「あ、こんにちは。晴香先輩、相良先輩、兄さん」
それは静だった。
彼女は少しだけ困惑したような表情を一瞬したがすぐに笑みを作りペコリとお辞儀をしてみせた。
しかし、駿がそんな彼女の様子に気付かない筈がない。
「静、何かあったのか?」
「え、あ……えっと」
その言葉に静はやはり困惑したような表情に戻ってしまう。何か言いにくい事がある様子は明らかで、察した悠一が穏やかに口を開く。
「静さん、取り敢えず教室の中にお入り下さい。
駿だけに話があるなら僕達は席を外しますよ?」
「あ、いえ……そういう訳では……ですが、少しだけ困っているというか……」
駿だけに話がある訳では無さそうだが、何か困り事があるらしく、チラっと廊下の方に目を向けた。
「私達で良かったら話を聞くよ?」
「ああ、とにかく入って来いよ」
晴香と駿の言葉にペコリと再び頭を下げると、静は三人の元に歩いていった。
第28話 擬似デート大作戦 前編
「「告白されたぁ!?」」
駿と晴香のすっとんきょうな叫びが教室内に木霊した。対して二人に向かい合うように座っていた静はコクリと頷いてみせる。
「誰に!?」
「えっと、高等部の二年生の方です……」
「いつ告白されたの?」
「お昼休みに……」
思わず身を乗り出して誰かと尋ねる駿と同じく驚いた様子で何時かと尋ねる晴香。答える静はやはり僅かにだが困惑している様子。
なんと、彼女の相談とは上級生に告白されたという話だったのだ。
「よしっ、取り敢えずその野郎とじっくり話して(殺って)くるか。
静、名前とクラス教えてくれ」
「ちょっ!!
ストップストップ!」
ガタッと席から立ち上がって拳を握りしめる駿を慌てて晴香が止める。
「相手は先輩だよ!
冗談言ってる場合じゃないでしょ!」
「馬鹿にするな、俺は真剣だ!!」
「尚悪いわっ!!」
晴香はツッコみながら離せ離せと喚く彼を半ば無理矢理席に座らせる。
とにかくちゃんと話を聞いてみなくては始まらないと。
「静さんが困っている様子である以上、ただの告白で無く何かしらの理由がありそうですね。
良かったら詳しく話して頂けますか?」
「はい……」
悠一は今にも暴れだしそうなシスコンを宥めている晴香に代わり、詳細を聞く事にした。
静はおずおずと切り出し始める。
「今朝お手紙を頂いて、お昼休みに……その、」
「告白をされた、と」
「はい」
やや言いにくそうだったので悠一が引き継いであげると躊躇いがちにも彼女は頷いた。
「どんな風に告白を?」
「その先輩は五月で転校なさってしまうそうで、『自分と付き合って欲しい。そして転校する時に自分と一緒に来てくれ』と……」
「なるほど……」
静の話を聞いて悠一は軽く首を振った。
ただの告白では無く転校してしまう自分と共に一緒に来て欲しいという話らしく、それは確かに性急過ぎる話だ。
「うわっ、いきなり一緒に来いって……それ結構危ない人だよ」
晴香も嫌そうに表情をしかめる。同じ女性としての彼女の反応からも、その告白はかなりおかしいものだという事が明白だ。
「許せん。断じて許せん。やっぱり話つけとく(殺る)べきだな……」
「だから、短絡的過ぎ!」
駿は再び席を立って行動を起こそうとするも、再度晴香がストップをかけた。
「それで、ご返事は?」
「はい。お断りさせて頂きました。
ですが、その……」
悠一の問いに彼女はまた言いにくそうに口をつぐむ。
そして一瞬だけ窓の外に目を向けた。
「もしかして、そいつまだ諦めてないの?」
その様子にピンとくるものがあったのか、今度は晴香が尋ねた。
「はい……
私のお返事が悪かったのかもしれません。ですが納得はされていないようで、今も正門の所に……」
「そういう事ですか……」
静は申し訳無さそうに少しだけ顔を俯かせてそう言った。これで彼女が困っている理由がはっきりした。
「要するに、付きまとわれてるんだね」
「そのようですね」
晴香と悠一は顔を見合せてそう言った。
「い、いえ……私の言葉が足らなかったからかもしれませんし……」
「しずちゃんがそんな顔をする必要は無いよ。
断ったんだから諦められないその馬鹿が悪い」
静の申し訳無さそうな言葉にキッパリとそう返す晴香。
「お前、さっき先輩相手にとか言ってたじゃねーか……」
「ストーカーをするような人は先輩でも何でも無いから」
「まぁ、そりゃ……」
駿の言葉にも首を横に振ってみせる。女の敵だと。
「因みに、どんなご返事を?」
「えっと……『お気持ちはありがたいのですが、今はまだそういう事を考えられないのでお断りさせて頂きます』と」
「それで、相手の方は?」
「『なら今すぐ考えてくれ』と。
何度もお断りしたのですが、納得されていないらしくて……」
「それは、確かに困りましたね……」
静の話を聞いて悠一は顎に手を当てて考える姿勢を作った。
静は口にはしていないが、どう考えても彼女が付きまとわれて困っているという相談に間違いないようだ。
「でしたら、今日は皆で一緒に帰った方が良さそうですね」
「ああ、こんなんじゃ静を一人になんてさせられねーよ。取り敢えず専属のSPを10人くらい雇って……」
シスコンの馬鹿な案は置いといて、悠一の言う通りなるべく大勢で帰った方が良いだろう。
「しずちゃん、帰りの荷物は持ってきた?」
「いえ、まだ教室に……
あ、今取りに行ってきますね」
静は手ぶらだったらしく、立ち上がって教室の扉に向かっていく。
「っと、俺も付いていくよ。一人じゃ危険だ」
慌てて駿も立ち上がると、護るように彼女の隣に並んで教室を出ていった。
二人が後にした教室には悠一と晴香の二人が残る。
「しかし、その相手の行動も理解出来ない事はないかもしれません……」
「ゆっ君、まさかそいつの肩を持つの?」
天井を見上げる彼を晴香は驚いたように見つめた。
「そうではありません。
静さんの性格を考えると、その方の勘違いも大いにあり得るという意味ですよ」
「勘違い?」
「そう、特に中高生男子特有の勘違いです」
首を傾げる晴香に悠一はコクリと頷いて顔を向けた。
「彼女は誰にでも、それこそ男女分け隔て無く接する優しい性格ですね。
だから、男子の中にはその優しさが自分だけに向けられているのではないか、と思い込んでしまう人もいる」
「あ、それで勘違い……」
「恐らく、静さんに告白した先輩というのも何かちょっとした機会で少しだけ会話した事があるのかもしれません。委員会とか或いは落とし物を拾ったとか。その時に彼女と一言二言話しただけで、思い込んでしまう……とか」
飽くまで憶測ですがと付け足して悠一は話を終える。
「そっか。相手がストーカーするような性格だとちょっと話しただけなのに思い切り勘違いしそうだよね」
「晴香さん、随分と嫌悪感を露にしてますね」
「当然でしょ!
しつこく付きまとうなんて最低だよ」
「まぁ、その点に関しては僕も同意見ですが」
ムッとしたような晴香に悠一は肩を竦めながらも、しっかりと同意してみせた。
「でも、そんな相手だと今日一日で終わるとは思えないよ」
「それが問題ですね。
これからも続くとなると駿も黙っていないでしょうし……」
二人して誰も居なくなった昼下がりの教室で考え込む。
「この場合、相手が自分で諦める事が一番ですが……」
「諦めさせる、か……
うーん……、あ!!」
が、考え込んでいた晴香が急に明るい表情に戻ってポンと手を打つ。
「良いこと思い付いた!!」
「?」
「ゆっ君、ちょっと耳貸して……」
彼女はゴニョゴニョと今思い付いた事を悠一に耳打ちする。
「……なるほど。
それは確かに、一番平和的に事が済むかもしれませんね……」
「でしょでしょ!」
珍しく彼女の意見に悠一も賛同してみせる。
何か相手を上手く諦めさせる方法を思い付いたらしい。
「しかし、そう上手くいくでしょうか……」
「大丈夫だよ、ミヤミヤとしずちゃんだもん」
と、ちょうど教室の扉が開いて駿と静が帰ってきた。
「あ、すみません。
遅くなりました……」
「「?」」
しかし何故か静の顔が赤い。
「どうしたのしずちゃん?もしかして何かあった?」
「いや何、静があまりにも心配だから俺がお姫様だっこをして移動しようと思ったんだけど、却下されてしまったんだ……」
「あ、当たり前です!!」
ガックリと肩を落とす駿に赤い顔のまま返す静。
本日もシスコン絶好調のようだ。
「ね?ゆっ君。
大丈夫そうでしょ?」
「みたいですね」
「「?」」
顔を見合せる二人に何の事かと首を傾ける月ノ宮兄妹。
「えっとね、しずちゃんに付きまとう男子を諦めさせる画期的な方法を思い付いたんだよ」
「どんな方法なんだ?」
そこで、晴香はつい先程思い付いた案を話す事にした。
駿がすぐに反応して尋ねると、彼女はビシッと兄妹を指差して……
「名付けて、ミヤミヤとしずちゃんの擬似デート大作戦〜!!」
「「………え?」」
いきなりそんな事を言い始めた。二人はただキョトンとして晴香を見つめる。
まぁ、説明では無くいきなりタイトルを言われても理解が追い付かないのは至極当然なのだが。
晴香はそんな二人を交互に見て口を開く。
「簡単簡単。ミヤミヤとしずちゃんが恋人みたいにラブラブにデートするの。今はお昼だから一緒にご飯から定番のスポットで夕方くらいまでデートするだけ!それがデート作戦だよ!」
「ええ!?」
説明にいち早く反応したのは静の声。
見ると先程より更に頬が朱色に染まっている。
「そ、その……一体何故私と兄さんが?」
「静とデートは大歓迎だけど、それで何か効果があるのか?」
「兄さん!!」
静に続いて駿も相変わらずの妹馬鹿発言で聞く。
自分の気持ちを包み隠さず口に出す彼の姿勢は色んな意味で男らしい。
「つまりね、その相手の男子の先輩はしずちゃんが今は付き合う事は考えられないって言ったからしつこく言い寄ってるんだよね。
だったら、しずちゃんに恋人がいてラブラブだったら流石に諦めると思うの」
「ですから、駿と静さんで偽の恋人同士を演じて頂いて事態を収拾しようという事です」
晴香と悠一は今回の作戦の詳細について説明した。
これが相手に自分から諦めさせる作戦なのだ。
「ってちょっと待った。俺達は兄妹だろ。
俺達はデートのつもりでも向こうからして見ればただの仲の良い兄妹にしか見えないんじゃねーか?」
「あ、そっか……そうだよね」
しかし駿が問題点をすぐに浮上させた。
晴香もそれは失念していたようで、再び考え込もうとする。
「大丈夫ですよ。
相手の方は恐らく静さんの事しか知らないかと思います。若しくは兄妹と知っていても、兄と駿の顔の一致がする事はまず無いかと。
駿達はまだ転校してきてそんなに月日も経っていませんし、相手は学年も違いますから」
「「ああ、そっか」」
一方、悠一はそれも頭に入れていたようでその問題点も大丈夫だと言ってみせた。駿と晴香も顔を見合せて納得する。
「ですが、その……それは兄さんにご迷惑が。
それに晴香先輩や相良先輩にも」
「俺は寧ろ今は感謝してるくらいだぞ。静とデート出来るきっかけを作ってくれたその先輩にさ。まぁ静に手を出そうとした件は万死に値するけど」
「に、兄さん……」
静はそんな事をしていらぬ噂がたったら迷惑がかかると心配するも、駿は寧ろ大歓迎だと言わんばかり。
「私達の事は気にしなくて大丈夫。しずちゃんが危ない目に遭うかも知れないのに見過ごす事なんて出来ないもの」
「困った時はお互い様ですからね」
「晴香先輩……相良先輩……」
晴香と悠一も全く気にする様子無く答えてくれる。
「わ、分かりました……
上手く出来るかは自信ありませんけど、やってみます!」
自分の為にここまで親身になってくれる三人(一名はただのシスコンだが)の想いに応えよう。そう思った静は顔を赤らめたままだが、そう返事をしてみせた。
「じゃあ、私達は離れた場所でその先輩の様子を窺ってるからね。
メールで作戦の指示と相手の様子を伝えるから。」
「ああ」
「はい」
兄妹二人は晴香と悠一で考えた作戦の指示によって動けば良いらしい。
更に相手の様子まで連絡してくれるという。
「悪いな二人とも。ホントに助かるよ」
「気にしない気にしない!ゆっ君も言ってたけど、お互い様だから。それにお礼は作戦が成功してからにして欲しいな」
「ああ、そうだな」
改めてお礼を言う駿だが、晴香は手を振って明るく返して隣の悠一も同意するかのように頷いている。
良い友達に恵まれたなと、彼は心の底から思うのだった。
「それじゃ、『擬似デート大作戦』開始!!」
三人の顔を見て、晴香は高らかに宣言するのだった。
因みに途中の掃除は明日朝学校に来た人に無理矢理バトンタッチ。
*
「ついて来てるな」
「そうですね……」
正門から出て並木道を歩く駿と静。
その後ろからは制服を着た痩せっぽちで青白い肌の黒髪の男子生徒がこそこそとついて来ている。
彼が静にしつこく言い寄ったという二年生の先輩である。見た目で人を判断するのは良くないが、確かに陰湿そうな感じはする。
「あまり気にするな。
今は作戦の事を考えよう」
「は、はい……
ですが……」
「うん?」
駿は不安に思っているかもしれない静を落ち着かせようと声をかけるも、彼女は落ち着かない様子で彼に目を向ける。
「こ、恋人同士みたいにって……その、どうすれば良いのでしょうか?」
「ああ……そうだな」
どうやら不安なのは作戦の方のようだ。
なるほど、いきなり恋人のようにしろと言われても困惑するのが普通だ。
尤も、静の場合は困惑よりも別の感情が働いているようだが。
「それはあの二人の指示に……っと、噂をすればだな」
彼は携帯を取り出して開いたその時、着信の合図で携帯が震える。
メールに晴香達からの指示が来たようだ。
隣を歩く静にも見えるように画面を持ってきてメールを開いた。
『ステップ1:まずは恋人らしく腕を絡めて下校すべし』
「!!」
見た瞬間、彼女は遠目でも分かるくらいに真っ赤になって一歩退く。
いきなりのハイレベルな指示に大慌てになっているのだろう。
「よし!
早速腕を絡めよう」
「何で兄さんはそんなに乗り気なんですか!」
一方兄はノリノリだった。
爽やかな笑顔で左腕を差し出す彼に静は赤くなってツッコむ。
「当然、静と腕を絡めて歩く機会なんてまたと無いからな。
是非実行すべきだろうと結論付けたんだ」
「少しは羞恥心とかを持って下さい!
それに、学校の方に見られたら兄さんにもご迷惑が……」
「いやそんなん気にしないし」
潔い男である。
自分の身など顧みないそのシスコン振りはある意味感服させられるものがあるかもしれない。
「つっても、確かに静の方にも変な噂がたって迷惑になるかも知れないからな……」
「え……?」
かと思ったら、直ぐ様今の言葉を否定するかのように暫し考えて……
「嫌だったら無理しなくて良いよ。取り分け下校の時の通学路は生徒が多いからな」
珍しくシスコン思考を引っ込めてそう言い直した。
こういう時に限って真面目になる駿、いやこんな時だからこそなのか。
「あ、いえ……その……嫌という訳では……」
「静?」
しかし、今度は静の方が少し慌てた様子。
やや顔を俯かせてもじもじとする。
「そ、その……今日は偽物ですけど……恋人同士ですから。
で、でも、今日だけですからね!」
「え?ツンデレ?」
「違います!!」
静は新たにツンデレ属性Lv.1を手に入れた。
と、冗談はさておき静は真っ赤になりながらもそっと駿の腕に寄る。
「って、ホントに良いのか?」
「さ、作戦ですから……」
そして、彼女の細い腕は駿の左腕腕にゆっくりと優しく絡められた。
更に静の体は彼に寄り添い密着していく。
(こ、この状態は……)
ふわりと鼻先をくすぐる彼女の甘い香りと綺麗な髪からのシャンプーの香り、柔らかい体の感触、温もり。
それら全てを直に感じたこの瞬間、駿は静に“妹”では無く“異性”としての女の子を感じざるを得なかった。
(待て待て待て!!
落ち着け、落ち着くんだ俺!!静は妹だぞ。大切な存在だけど、家族であって……)
先程のシスコン全開振りは何処へやら。自然と彼は顔が熱くなるのを感じ、心臓の鼓動も急に早くなっていく。
しかも同時に、腕の真ん中辺りにムニュとした違った柔らかい感触。
(こ、これはまさか……)
そう。言うまでもなく彼女の胸の感触であった。
決して大きくは無い。
だが、確かにあるその柔らかさはもう……
(ヤバいってオイ……!!)
心臓は更に加速。
その音が静に聞こえてしまうのではないかと気が気ではない。
「に、兄さん……」
「……」
静の方も真っ赤で、上目遣いで彼の事を見つめてくる。密着している為に、自然と顔の距離も近い。
「………」
「………」
腕を絡め密着した状態で暫く見つめ合う二人。
気のせいか周りはピンク色に包まれているような。
「と、取り敢えず歩くか……」
「は、はい……!!」
慣れないシチュエーションできこちなく並木道を歩き始める駿と静。
擬似デート大作戦は早速効果抜群なのかそうでないのかよく分からない形で、幕を開けたのであった。
リンクスさんからのリクエストで、
『駿と静のデート。砂糖を吐くくらい甘々』
の話を始めてみました。
今回は前編なので微糖くらいだったかと思います。
次回の後編は今回より甘々にしたいと思います!
ですが、相変わらず駿が鈍感野郎なのでどうなるか……
あ、でも最後に少しだけ静を異性として意識してました。抱きつかれたり密着してたりするとそうなるっぽいです。
しかしいやはや、駿がホントに羨まし過ぎて……
取り敢えず駿には爆発してもらいたい。というか爆発しろ(笑)
ではでは、次回の後編もよろしくお願いします!