第16話 たまにはスポットを変えてみるのも大切
取り敢えず一言。
注)この小説は学園コメディーです(特に今回の後半)
午前7時。
小鳥達が囀ずりを奏で、柔らかい陽射しが窓から射し込むような朝。
月ノ宮家のキッチンでは、ぐつぐつと鍋に火がかかる音やジーッと網焼きの調理音がしていた。
そんなキッチンに学園の制服の上から青いエプロンをかけた静の姿。
彼女は今、朝御飯の準備をしているのだ。
「うん、大丈夫ですね」
小さなスプーンで鍋の中に作られたスープを掬って口に運ぶ。
そしてニッコリと微笑んでみせた。
どうやら納得のいく味になっていたようだ。
「それと……」
続けて静はコンロの隣にある二つのお弁当箱に目を向ける。
彼女は朝御飯の準備も完璧にこなしつつ、更にお弁当の用意もしていたのだ。自分の分と兄である駿の分の二つの青いお弁当箱が仲良く並んでいる。
毎日お弁当を作っている訳では無いが、余裕があって尚且つ駿の同意も取っている時は作る事にしているのだ。
という事で今日のお昼は彼と昼食という事になる。
「ふふ……」
おかずをお弁当箱に並べながらそう考えて、静はクスリと可愛らしく笑みを溢した。
そうこうするウチには彩り豊かで美味しそうなお弁当箱が二つ出来上がる。
そのお弁当を見れば、いかに彼女の心が込めて作っているかがよく分かる。
「ふわぁ……」
ちょうど、後ろの方でリビングの扉の開く音がした。続けて眠たそうなあくびの音も入ってくる。
「あ、おはようございます。兄さん」
「おはよ〜」
静はリビングに出ると、起きてシャワーを浴びた後だろう制服姿の駿が目を擦りながらテーブルに着いていた。
彼女が挨拶をすると、まだ少し眠そうな返事が返ってくる。
「今、朝御飯用意しますね」
そんな様子を見て小さく笑うと再びキッチン戻ろうとする静。
「ありがと。
って、そういや静……」
「はい?」
そんな彼女に駿は気付いたように呼び止める。
「友達に……東雲って女の子いなかったか?」
「あ、藍ちゃんの事ですね。最初に友達になってくれたんです」
「そうか」
「彼女がどうかしたんですか?」
何の脈絡も無く話題に出てきた事に首を傾げる静。
確か転校初日の放課後には楽しそうに話していたなと駿は思い出しつつ続ける。
「昨日『静ちゃんが生徒会に遅れる』ってその娘が伝えてくれたんだけど……
何だか避けられてるような、怯えているような感じだったから。ちょっと気になって」
「あ……そういえば」
「静?」
昨日の出来事を話すと、静は小さく声をあげた。
思い当たる節がある反応
「すみません、私の方も忘れていました。
藍ちゃんが多分昨日の事で兄さんに謝って欲しいって頼まれていたんでした」
「俺に?」
「はい。話も聞かずに逃げてしまってすみませんって」
彼女にしては珍しく忘れていた事があった。
藍から言伝ての謝罪があったようなのだ。
「話を聞いた時、最初は兄さんが藍ちゃんに変な事をしたのかと思いましたけど……」
「いや、してないよ!?」
「最初は、ですよ。
というか兄さん、その否定の仕方は色々と誤解を招き易いと思います」
「う……」
慌てて否定する彼に彼女は分かっていると軽くため息をつく。藍から話を聞いてその誤解も解けているのは当然だ。
「実は藍ちゃん、男性の方が苦手らしいんです」
「え、男性が?」
「はい」
話を戻して。
彼女の意外な言葉に思わず聞き返してしまう駿。
「小中と女子だけの学校に通っていたそうなんです。
でも中学ニ年生からご両親の都合でこちらに越してきたらしくて、急遽秋にこの学校に転校してきたと」
「それで共学にまだ慣れていない、か」
「はい」
話を聞くうちにおおよその察しがついたのか彼はそう口にすると、静は頷いてみせる。
藍は幼い頃から長い間ずっと女子生徒しか周りにいなかったので、いきなり共学になった事態に慣れず男子生徒と上手くコミュニケーションがとれないそうなのだ。
昨年の秋に転校してきたとすればまだそんなに時間が経っている訳でもないから無理もない話といえるだろう。
「でもそっか、女学校にか。道理であのスタイルなら納得だな」
「スタイル、ですか?」
理由を知った駿はやや間をおいたかと思うと、何故か意味不明な言葉で納得をし始める。
勿論彼女は不思議そうに首を傾げるが……
「ああ。ズバリ、彼女のあの大きな胸だよ」
「………はい?」
彼のその一言で静の表情は僅かにひきつった。
そんな様子に気付くことなく彼は続ける。
「女子学校といえばほら、例のごとく女の子同士のスキンシップとかが盛んだろう……ちょっと過激なさ」
「………」
そういう類いの漫画やアニメではよく見るシーンだ。
静の駿に向けられる視線は既に冷えきっているが、女子校ではそういったケースは今もあるとよく聞く。
「そういったスキンシップや女の子同士の悪戯を経て、あそこまで成長したんだと考えて。
だから彼女が女子校にいたって聞いた時に納得したんだよ」
あまりにも下らない話をまるで学者張りに説明する駿
どんなスキンシップかは聞くまでもない。
「実際、パッと見た感じ中学生にしては結構な大きさだったしな。
84、いや85はあったかもしれない……」
「………」
確かに制服の上からでも分かるくらいには藍の胸はあった。
因みに、静は自分の胸に視線を落としている。
「まぁつまる所、女子校の女の子は共学の女の子よりも平均的に胸が大きいと仮定出来ると思うんだ」
そんな事は無いと思うが。
一体コイツはどこの変態学を学んでいるのか。
「少なくとも、男子校よりは大きい筈だな」
当たり前だ。
「ま、そんな訳。
朝御飯一緒に食べよう。今日は生徒会だから早く出ないとな」
「………取り敢えず」
さて、話を終えてそう言った駿だが彼女はゆっくりと立ち上がり……
「兄さんは朝御飯抜きです」
「ええ!?」
笑顔でそう言い切った。
否、頬に怒りマークがしっかりと付いている。
「お弁当も無しです。お昼はお一人でどうぞ」
「え、ちょっ、静さん?
一体どうされ……」
プイッと顔を背けてキッチンに姿を消してしまう静。勿論駿は慌てて追いかけるが……
「“兄さんの好きな”胸の大きな女の人にでもお昼ご飯を作って貰ったら良いんじゃないですか?」
「え、あ……」
言われて今思い出す兄。
妹に発育、殊胸の事については触れてはいけないワードなのだ。
「あの、ごめんなさいホント。決してそんなつもりで言ったんじゃ無くて……俺はただ納得した理由を……」
「知りません。兄さんのばか」
こうして、兄が妹にひたすら謝り続けるという何とも情けない月ノ宮家の朝だった。
第16話 たまにはスポットを変えてみるのも大切
「おはようございます。
静さん、駿」
生徒会室。
扉を開けると悠一がにこやかに挨拶をしてくれた。
「あ、おはようございます。相良先輩」
「……おはよう」
静も笑顔で挨拶を返すが、隣の駿はぐったりとした表情だ。
「おや、大丈夫ですか駿?
顔色が優れませんよ?」
「……うん、大丈夫」
それに気付いた悠一は声をかけるが、彼は力なく首を振ってみせた。
あの後、平謝りを続けた結果何とか静の機嫌も元に戻り事態を収めた駿だったが結構な気力を使ってしまい疲れてしまったのだ。
さて、二人は朝の生徒会をする為に室内に入ってゆく。
「ふにゃ〜」
「「?」」
と、寝言とような寝息のような声が聞こえてくる。
見ると長テーブルの席の一つで眠っている女の子が一人。
テーブルの上に猫の顔の形をした枕が置いてあり、その上ですやすやと眠っている女子生徒。
「「もみじ先輩……」」
生徒会長の香坂もみじだった。
会長なのに朝の仕事がある生徒会室で睡眠中というまさかの光景である。
「ふにゃ……ショートケーキ……」
どんな夢を見ているのか、可愛らしく寝言を呟きながら眠っている小さな会長。
「か、可愛過ぎる……!!」
「はい……抱きしめたいくらい可愛いです、先輩」
兄妹はそのあまりの可愛らしさに衝撃を受ける。
例えるなら小動物のような愛らしさというか、小さな天使のようないとおしさというか。
静は少し頬を染めてもみじを見つめている。
彼女は特に可愛いものが大好きなようだ。
「何だか起こすのは凄く可哀想です、兄さん……」
「ああ、全くだ」
ここまで気持ち良さそうに眠っている彼女を今から
起こすのは非常に躊躇われる。
「きっとまた遅くまでテレビを見ていて夜更かししていたんでしょうね」
そう言って可笑しそうに肩を竦める悠一。
「そういえば、今朝は八雲先輩はいらっしゃらないんですか?」
「今日は朝は来ないみたいですね。
朝の生徒会にはいない事もありますから」
「そ、そうなんですか」
「ええ」
ふわふわとしている八雲といえば八雲らしいが。
しかし……
「仕事は大丈夫なのか?
会長は寝てて、副会長もいないのに……」
「まぁ、今日の特に仕事が多い訳でもありませんから放課後に回せば大丈夫ですよ。
取り分け朝は暇な事も多いですから」
駿の疑問は最もだが、別段仕事量がある訳でも無いらしくあまり支障は無いようだ。
という訳で、初めての朝の生徒会はもみじがすやすやと眠る隣で三人が世間話等をして過ごしたのだった。
*
「じゃあ、またお昼にな」
「それでは、静さん」
「またねー、静ちゃん」
「はい、兄さん、相良先輩、もみじ先輩」
朝の生徒会も終わって。
西側校舎を出て中庭を暫く歩いていた四人は高等部と中等部で別れる事に。
まだもみじは若干千鳥足だったが。
駿、悠一、もみじは北側校舎へ向かっていき、静は南側校舎である中等部校舎に向かっていく。
入口から入って下駄箱で上履きに。
「あ、静ちゃん。
おはよう」
「藍ちゃん、おはようございます」
と、同じくクラスの下駄箱の前で今朝も話に出た東雲藍が声をかけてきた。
優しい笑顔で挨拶してくる彼女に静も思わず表情を緩ませてた。
藍は同じ三年C組のクラスメートでこの学園で初めての友達である。
初日に職員室からクラスに案内された時に話して仲良くなったのだ。
普段は丁寧な物腰だが明るく親しみ易い性格の彼女。
ただ今朝も話題に出ていたが男性の前では一転して、引っ込み思案になってしまう。そんな様子が可愛いと男女から共に人気だったりするのだが。
「今日の数学って確か提出課題があったよね」
「あ、はい。それは……」
そんな会話を交わしながらC組に向かう為に三階へ階段を登り、肩を並べて廊下を歩いて行く二人。
時々可笑しそうにクスクスと微笑みながら。
そんな彼女達とすれ違った三年の男子生徒達は……
『ああ……月ノ宮さんって可憐だなぁ』
『東雲さんも可愛いよな〜、話しかけたい……』
『マジでな、ホント』
『月ノ宮さん……
おしとやかさで素敵だ……好きな人とかいるのかな』
等と会話を交わしながら熱い視線を送っていた。
藍は元々人気があったようだし、静も転校してきて早々に男子間では話題騒然となっているのだ。
そんな事は露知らず、二人はC組の教室に入っていった。
「あ、月ノ宮さん、東雲さん。おはよー」
「藍ちゃん、静ちゃん、おはよう」
「おはよう」
「おはようございます」
クラスの女の子から挨拶をされて、二人は笑顔で挨拶を返しつつ席に向かっていく。
静の席は窓際の列の後ろから二番目。
藍は彼女の席の前だ。
「そういえば静ちゃん、その、お兄さんには……」
席に着いた所で藍は思い出したように振り返った。
「あ、はい。今朝ちゃんと兄さんに伝えておきました。
心配無いですよ、そういう事は気にしない人ですか」
「そっか……ありがとう」
静の言葉に彼女は安堵したように息をつく。
やはり男性が苦手なだけに気にしていたようだ。
キーンコーンと、ここでHR開始のチャイムが鳴り響いた。
同時に……
「ふぅ……ギリギリセーフ、かな」
静の隣の席に女子生徒が走ってやって来た。
ライトブルーの髪を靡かせ、制服は少し着崩した格好になっている。
「あ、おはようございます。柊奈ちゃん」
「おはよ、柊奈ちゃん」
それは同じく彼女のクラスメート、九条柊奈だ。
部活終わりで走ってきたのだろう、頬も上気から僅かに赤くなっていて
「あ、おはよう。
静ちゃん、藍ちゃん」
挨拶をしながら席につく柊奈。
剣道の道具を机の脇に置いて、鞄を机の上に。
直後、教室の扉から担任の先生が入ってきた。
初老の男性で眼鏡をかけた人の良さそうな先生だ。
「ギリギリでしたね」
「紫先輩と次の試合の事で話してたら、ちょっと時間を忘れちゃって」
静がクスリと微笑んでそう言うと、柊奈は少し困ったように笑ってみせたのだった。
・・・・・・・
「はい、それじゃあ復習を忘れないように」
授業時間は流れ、三時間目の授業がようやく終わりを迎えた。
学生が待ちに待つお昼ご飯の時間だ。
勿論三年C組の教室にも例外なくお昼休みがやってくる。
静は今日は兄と中庭でお弁当の日なので、藍や柊奈とは一旦教室で別れる事に。
「それでは、また」
「うん、また後でね」
静は二人にそう言うと机から離れる。
そうして教室の後ろの出口から出ていこうと……
「あ、あの……!!
つ、月ノ宮さん……」
「?」
したが、高い声に呼び止められた。
振り返ると、そこには柔らかい栗色髪を首の下くらいまで伸ばした女の子、いや男の子がいた。
「あ、志麻君。
こんにちは」
「あ、こ、こんにちは……」
静はニコっと微笑んで挨拶をすると、その男子生徒は顔を赤くしてモゴモゴと挨拶を返した。
彼はクラスメートの一人、志麻広海という男子生徒だ。
顔立ちは男の子より遥かに女の子っぽく整っており、髪を伸ばせば間違いなく女の子と勘違いするであろう程だ。
背は静よりほんの少し高いくらいで、中三の男子にしては低い。
全体的に可愛らしい印象を受ける男の子だ。
「えっと……あの……」
「?」
彼は自分から呼び止めておいてもじもじと視線を泳がせている。
何か用があるのだが恥ずかしくて上手く言えない、とでも言うように。
「や、やっぱり何でもないです……!!」
「え?」
かと思ったら、そう言っていきなり教室を飛び出していってしまった。
静が声をかける間もなく、彼の後ろ姿はみるみると消えていく。
かなりの速度だ。
「………?」
一体何だったのか。
暫くきょとんと彼が去っていった後を見つめる静だった。
・・・・
お昼の中庭は今日も様々な生徒達で賑わいをみせている。友達同士、先輩と後輩、カップルなど。
日当たりの良い本日も絶好のお弁当日和である。
「………」
静はそんな中庭の奥の方、木漏れ日が心地良さを生む木を囲む円状のベンチに腰をおろした。
この場所が、兄である駿との待ち合わせ場所だ。
膝の上には彼女が今朝作ったお弁当箱。
もう一つのお弁当箱は朝、生徒会に向かう前に兄に渡してある。
(………)
時折吹く春風が彼女の綺麗な紺色の髪をさらう。
木々の間から零れ落ちる陽射しは風で葉が揺れる度にキラキラと光輝く。
と、そんな時……
中庭から見える高等部校舎の廊下に五人の男女が歩いているのが目に入ってきた。
(兄さん?)
『離れろー』とジェスチャーしている駿に『疲れたー』と無理矢理抱きつくようにして運ばれている晴香。
更に手を頭の後ろで組んで口を開いてる相也。『良いよなー、静ちゃんとお昼なんて』と。
そんな三人の後に呆れたようにため息をつく紫とクスリと笑う悠一が続いている。
恐らく、学食までは一緒に行く事にしたのだろう。
(クスッ……)
そんな微笑ましくも賑やかな光景を見て思わず笑みを溢す静。
何だかんだいって兄が学校を楽しんでいるように見えて、安心した気持ちの表れだ。
しかしそんな気持ちと同時に、密かに心の底にあるもう一つの思い。
(もし、もし私がもう一年早く生まれていたら………今も兄さんの隣に……)
寂しく伏せられる瞳。
それも一瞬の事で、すぐにふるふると首を振ってみせた。
(って、家でも一緒にいるのに……私、何を言っているんでしょう。
これ以上一緒にいたいなんて考えるのは変ですよね……)
毎日毎日、朝も夜も一緒なのだ。
学校の誰よりも彼と一緒にいる時間は長い。
(でも、私達は“兄妹”ですから………いつかは)
兄妹。
たった二文字なのに、とてつもなく重い意味を持つ言葉。
決して変える事の出来ない関係をその言葉は……
(もう。
せっかくの気持ちが良い天気なのに、こんな事ではいけませんね)
再びふるふると思考を止めて気持ちを切り替えようとする。
「静!」
「!!」
と、少し遠くから聞きなれた“兄”の声。
振り向くと、少し申し訳なさそうな表情の彼がいた。
「悪い、待ったか?」
「………凄く待ちました」
勿論嘘。
彼女は少しだけ拗ねたように顔を背けてみせる。
今は少しだけ彼を困らせたい。そんな彼女の気持ちのちょっとした悪戯心。
「ご、ごめん。
ちょっと学食の方から来たから、普通より……」
「ふふ、冗談です」
「ええ?」
でも、慌てて理由を説明しようとする彼が可笑しくてすぐにばらしてしまう。
「さ、食べましょう?
昼休みが終わってしまいますよ兄さん」
「あ、ああ……」
静の隣に座る駿。
“今は隣に自分がいる”
それはきっと大切な時間なのだと、密かに思う静であった。
「ところで、静……」
「はい?」
「今朝の話だけど、俺は別に胸が大きな女性が好きって訳じゃ無いぞ?
いや、全く無い方が好きって訳でも無くてだな、人間の成長は年相応なのが一番良いと……」
「………」
そして駿のデリカシー無さは一級品だった。
伽藍
「今回登場した貴重な男性キャラクター、志麻君です。個人的にお気に入りキャラクターの一人です」
志麻
「あ、あの……よろしくお願いします」
伽藍
「彼もこれから物語にちょくちょく出てくる事になります。
まぁ見て貰って分かる通り彼には好きな人が……」
志麻
「わー!!わー!!
そ、それより次回の予告にいきましょう!!」
伽藍
「次回は静ちゃんの茶道部のお話です。
茶道部は中々愉快な部活にしたいなと思っています」
志麻
「さ、茶道姿……」
伽藍
「さらに、そのまた次回から投稿されたオリキャラが登場します。
二名の方から投稿して頂いたので、まずは設定的に出しやすい方から登場させる事にしました。順番はちょっと入れ替わりますが、もう片方のオリキャラもちゃんと登場させますのでご了承の程よろしくお願いします!!」
志麻
「で、では、次回もよろしくお願いします!!」