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新たな遺品の発見3

「そう言うことか……」

 美紀は夕紀の説明に、なんかホッとしたように間延びした。それを諫めるみたいに間髪を入れずに、夕紀は桜木に預けた大菩薩峠を取りに行く気があるのか美紀に訊ねた。

 駐車場に繋がる脇道から国道沿いを少し歩くと、もう中央線のない道に入ってしまう。

「あるけど、それより今は山下さんの身元調査で手が一杯でしょう」

 と見事に躱される。路は既に何処を歩いているの解らないほどの入り組んだ田舎道になる。

「でもあの家の調査は毎日来られなくて、みんなが揃うのにかなり間隔を開けているから、あの本を本当に読むつもりなら取りに行ける時間はあるでしょう」

 夕紀は本気度を確かめる。先頭を行く肝心の桜木は最後部を追随する二人の会話には無頓着に歩いている。まあ聞こえていなければ致し方がないだろう。と思う間に山下道子さんの家に着いた。家の前で待つ桜木が早く鍵を持ってくるように急かしに掛かる。仕方なく残り十メートルを二人は早足で玄関に着いた。

 家の中は前回の手付かずのままで、これでスッカリ整理は任されていると確信出来た。今回は視点を変えて一階と二階のタンスや物置や引き出し類を調べるメンバーを入れ替えた。前回は二階を見た夕紀達は一階を見て、桜木と米田は二階へ上がった。

 一階は食器棚に付いている引き出し類とか物入れを調べる。とにかく引き出し類と物入れを一つ一つ丁寧に見ていく。ちょっとしたメモ書きでも有れば伝言以外はしっかりと意味を調べていく。この調子で始めると、直ぐに石田から場所が分からんと電話があって米田が迎えに行った。五分もしないうちに軽トラが玄関に横付けされた。


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