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祖母の見立て3

「ご主人の車で一緒に買い物されるから、近くの畑へ行って直接買い出しするのは知らなかったかもしれないね」

 美紀もこのお茶は気に入ったのか美味しそうに飲みながら、夕紀の話に同調すると、ばあちゃんは山下さんとの成り行きを想い出したようだ。

「そうそう、それで多分、山下さんはあたしより前からあのお店には行ってたらしくて、あたしはたまに生協で忘れた物を夕食前にちょっと寄っただけで、初めて朝に行ってみればたまたま気が合う人に出会って、思わず挨拶すると向こうも気さく返されて、それから良く顔を合わせるたびに食材の調理の仕方を色々と聞き合っているうちに親しくなったのよ」

 とおばあちゃんは美紀が気に入ったお茶を二人に注いでくれる。

「それもお父さんが喫茶店を始めて、おばあちゃんが興味津々と食材を求めた結果なんだ」

 どうも今までは生協から届くあり合わせの物で食事を作っていたようだ。

「そうか、そう言う巡り合わせだったのか山下道子さんとは、じゃあ最初は興味半分で見ていたんだ」

 それは最初の方だけで直ぐに気が合って、後はそうでもないらしい。やはりご主人を亡くしてから心細いけれど気さくに喋れるえる相手が見つからなかったらしい。そこでやっと気が合うばあちゃんを見つけたようだ。それから付き合いは短いが話し相手が出来てからは、あの店に料理の食材でけっこう行き交い、お互いに夫を亡くした共通の立場から話も増えて、昔の思い出に花を咲かせていたようだ。

 そこで夕紀は、山下さんが地元の関西の人かどうか尋ねると、言葉の端々のイントネーションにちょっと違和感があると聴かされて二人は俄然張り切りだした。


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