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往生極楽院4

「そうかなあ」

 二人とも言われても普段から気にしてなくてピンとこない。

「だって夕紀さんは関西弁だけど美紀さんはちょっと微妙に喋り方のニュアンスが違うでしょう」

「そうだ、美紀は田舎から来てたんだ」

「田舎とは何よ! あそこはあれでも立派な都会じゃもんね」

「美紀さんと話して山下道子さんもここじゃないと思うの、だってあの人は良く聴くと関西弁とアクセントが微妙に違って、それがどう違うのかはあたしには判らないけど」

「それは良いヒントになるわね」

「お役に立ちましたかしら」

「なんせサッパリ判らなかったのが、まあ僅かだけど少しは一筋の光明がやっと漏れてきたって感じなのかなあ」

「一体彼女はいつ生まれていつこの街に来たのかしら、でも亡くなった旦那さんと四十年ここで連れ添ったのは解ったけれど……」

 と夕紀は美紀を観て「あんたの生まれ故郷の方言と似ているのが錯覚じゃ無ければいいんだけど、もう一人、山下道子さんと会った人がいるのよ」

「誰その人?」

うちのおばあちゃんの芳恵さんは、我が家の生き字引だから美紀ちゃんを紹介するよ、まあ同じおばあちゃん子だからそこは直ぐに馴染めるんじゃないの」

「まあ、お二人ともおばあちゃん子なの。じゃあご両親が忙しくて面倒を見てもらえなかったのか、なんか淋しい境遇なのね」

 そうでもないと二人が同時に言って、二人は思わず顔を見合わせて笑ってしまった。なんか気が合う二人ね、と、宇田川由香さんまでが釣られて笑った。


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