神と信仰
基本、野郎どもが駄弁るだけです。ほんと、それだけ
安土「ところでお前ら、神って信じてるか?」
紅屋「俺」
安土「そういうのいいから」
千歳「我が家は巨乳派なので」
安土「神だっつってんだろ。『気のない男にクリスマスデート誘われた女が、ウチ仏教なんで~』的な断り文句と同じ使い方をすんな。ていうか性癖を宗派だと言い出す狂人ムーブやめろ。なんだ? 巨乳は神か?」
紅屋「巨乳は神だろ。お前が何言ってんだ」
安土「オーケー、今のは俺が悪かった。巨乳は神だ」
道見「で、突然どうした。何かに目覚めたのか?」
安土「あー、最近は耳の裏のへこみとかいいなって」
道見「性癖の話じゃねーわボケ」
安土「いやなに、ちらっと神への信仰と神秘的な感覚についての話を見てな。てめーらはどうなのかと思ってな」
紅屋「そういうのってまずは言い出しっぺが述べるもんだろ」
千歳「急にまともなこと言いますね」
安土「んー、俺はそこら辺の感覚としては無神論に近いのがあってなー」
道見「ここで言う無神論は『信仰する特定の神がいない』のではなく『神などいない』な。神に興味ない人が間違えて覚えてたりするから、一応」
安土「まーわりと、神様っていう概念は好きでな。それに付随する宗教や信仰、その派生の思想や美意識、倫理観や人生観なんかは楽しませて貰っているんだけれど、結局のところソレは神ありきではないわけじゃん?」
紅屋「神による人を導くための宗教ではなく、人による宗教のための神だわな」
安土「統率するための発明としては、神と宗教は人類の最大級の発明なわけだけど、じゃあこの神は結局のところ全能でも万能でもないわけだ」
千歳「まぁ、使われ方としては自制や自戒を促すためのものですからね」
安土「そーそー、いわゆるところの『お天道様が見てる』ってやつだ。んで、まー俺は神に対してそういうのは期待してないわけだ。寄り添うものではなく、超然としてるものであって欲しい? 的な?」
道見「曖昧だな」
紅屋「まぁそもそもが曖昧なものだしな」
安土「つーかまぁ、神の実在性というか、心からの信仰というか、そこら辺ができない理由としては、不完全性にあるわけだよ。世界が不完全過ぎて、それを創る/統べる/見るはずの神が不完全でしかないと思えてしまうわけだ。今の世界をどうこうした/しているなんて言われてもさぁ、よくて万能じゃん? 俺は神様には全能であって欲しいんだよ」
千歳「神に対して要求値が高いというか、完璧を求めているんですね」
安土「まー、そういう部分だな。世界を創るのに七日もかけて欲しくないわけ。こっちからしたら『なんで七日も掛かるの? 大変なの?』ってなるんだわな。で、出されたのがこんな不完全な世界よ。お前こんなのリコール対象だろ」
紅屋「リコール品の部品がなんか言ってんな」
安土「神が完璧ならそれが創る世界だって完璧じゃなきゃおかしいでしょーに。ってことで、まぁ、つまり完璧ではないのだから神なんていないよねって、そういう結論になるんだ」
千歳「唯一神系の考えですよね、それ」
安土「SEYANA」
千歳「自分的には、わりとこの国の価値観でもある八百万の思想d」
紅屋「飽きたから寝るわ」
千歳「おいこら」